劇場版 ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦 戦闘力

DRAGON BALL THE MOVIES #03 ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦 [DVD]



 -概要-

 劇場版 ドラゴンボールZ 第3作(劇場版DBシリーズ第6作)。1990年7月7日公開。

 もしも悟空が、うんと小さい頃あやまって谷に落ち頭を強打しなかったら? もしも悟空が記憶を失わず、サイヤ人としての使命を全うしていたら? そんな「もしも」が「もう一人の悟空(カカロット)」となって姿を現した。宇宙の壊し屋(クラッシャー)ターレス軍団の登場だ。ターレスはサイヤ人の下級戦士ながら、バーダックや悟空以上のパワーアップを果たしていた。その秘密は、本来神しか口にすることを許されない神精樹の実にあった。地球の平和と神精樹を巡り、ターレス軍団とZ戦士の戦いが始まる。

 本編ストーリーの時期的には、悟空がナメック星に到着する前後のこと。しかし、Z戦士は全員健在であり、ナメック星には行っていない様子(フリーザと戦っていない)。戦闘力も本編「どの時期」と当てはめるのは難しいが、微妙に本編ともリンクしていたりする。今作から登場のハイヤードラゴンが、アニメ本編オリジナル「魔凶星(ガーリックJr.)編」にも出てくるのだ。




-VS 宇宙の壊し屋(クラッシャー)ターレス軍団- 赤数字:公式数値 青数字:推定数値

アモンド 0(気を消す)9100(最大 カードダス/映画パンフレット)8900(対クリリン戦後 カードダス)

 宇宙一の「壊し屋」(クラッシャー)を名乗るターレス軍団の一員。インディアン部族のように長髪を三つ編みに束ねた巨漢で、語尾に「~でっせい」と付けるのが口癖。もとはナッツ星に収監されていた宇宙の凶悪犯罪者。ターレスがナッツ星を侵略した騒ぎに乗じて脱獄、ターレスの仲間となる。

 カードダスの数値を参考にしたという映画パンフレットによれば戦闘力は9100。実際のカードダスでの数値はBP 9100(-200)。スカウター欄の隠し数値が下がっているのは、Z戦士との対戦後を表しているのだろう。また、ターレス軍団全員が戦闘力(気)をコントロールできる可能性がある。地球に侵入した際わずかに邪悪な気を感じさせただけで、後は存在を悟られなかった。悟空たちの戦闘力が変化することにも特に驚く様子を見せない。(スカウターが壊れる時以外)

 アモンドは神精樹の種を地球に植えるために、爆発波で大地に亀裂を生じさせた。その爆発にヤムチャを巻き込み、ヤムチャが15年ローンを組んで買ったばかりの新車を破壊する(偶然)。Z戦士対ターレス軍団戦では、アモンドはクリリンと対決。体を高速回転させて気円斬と同質の技を放つが、互いに跳ね返り相打ちとなる。だが、戦闘力ではクリリンを圧倒していた。アモンドはクリリンを倒すと、ターレスと悟空が向かい合う場所に現れる。ターレス軍団総出で悟空に挑みかかるが、悟空の界王拳でスカウターが吹っ飛び、五人まとめて一掃された。

 ドラゴンボールヒーローズにはGM4弾から登場し、「プラネットボム」という必殺技を使う。


ダイーズ 0(気を消す)1万3000(対悟空初戦 カードダス)1万4000(最大 カードダス)

 宇宙一の「壊し屋」(クラッシャー)を名乗るターレス軍団の一員。トップはザンバラに、サイドを刈り上げつつも、束ねた長髪をバックに流し、ネックレスとイヤリングで着飾る優男。もとはカボーチャ星プキンパ王朝の王子で高貴の出。ターレスの侵攻を受けるや怯まず軍を率い抵抗、その勇敢さをターレスに見込まれ軍団入りを果たす。カードダスの数値を参考にしたという映画パンフレットによれば戦闘力は8400だが、実際のカードダスでの数値はBP 13000(+1000)。何か手違いがあったのか、カカオの数値と入れ替わってしまったようだ。

 ターレス軍団(ターレス除く)の中で唯一1万を超える戦闘力の持ち主で、他の仲間より頭一つ抜けている。Z戦士対ターレス軍団戦では、早々と最強の悟空に標的を定め、果敢に挑みかかった。悟空の気功波の直撃を受け地面に激突するが、何とかしのぎきった様子。「さっきは危なかったぜ」と言いつつ、より戦闘力を高めて再び悟空のもとに現れる。だが、本気を出した悟空の敵ではなかった。ターレス軍団総出で悟空に挑みかかるが、悟空の界王拳でスカウターが吹っ飛び、五人まとめて一掃された。

 ドラゴンボールヒーローズにはGM4弾から登場し、「メテオボール」という必殺技を使う。


カカオ 0(気を消す)8400(最大 カードダス)8200(対ヤムチャ・悟空戦後 カードダス)

 宇宙一の「壊し屋」(クラッシャー)を名乗るターレス軍団の一員。全身を機械で強化したサイボーグで、生身の部分はドロドロと溶けたチョコレートのような襞を刻む。イコンダ星の星間大戦時に製造され、後に宇宙を股にかける賞金稼ぎになった。ターレスと出会い、「ンダ」の一言で自ら手下となる(「ンダ」としか言葉を発せない)。カードダスの数値を参考にしたという映画パンフレットによれば戦闘力は13000だが、実際のカードダスでの数値はBP 8400(-200)。何か手違いがあったのか、ダイーズの数値と入れ替わってしまったようだ。

 Z戦士対ターレス軍団戦ではヤムチャと対決。繰気弾の直撃を物ともせず、体の各部に備えたバーニア噴射で空中を自在に減速加速。ヤムチャを沈めた後、ダイーズとともに悟空に襲いかかる。悟空の気功波で消滅したように見えたが、生きて再び悟空のもとへ向かう。しかし、サイボーグとしての高耐久力も本気を出した悟空の前には役に立たなかった。ターレス軍団総出で悟空に挑みかかるが、悟空の界王拳でスカウターが吹っ飛び、五人まとめて一掃される。バチバチとショートを起こし、地面に横たわった。

 ドラゴンボールヒーローズにはGM4弾から登場し、「コズミックアタック」という必殺技を使う。


レズン 0(気を消す)8000(最大 カードダス/映画パンフレット)6000(対天津飯戦後 カードダス)

 宇宙一の「壊し屋」(クラッシャー)を名乗るターレス軍団の一員。ラカセイと双子の兄弟。ターレスが辺境惑星の化石から発見した古代人種ビーンズ人で、神精樹の実のエキスを与えられて復活した。ビーンズ人は未知の力と技術を持っており、ターレス軍団の不思議な丸い宇宙船はレズン&ラカセイ製だ。レズンとラカセイは合体して一体として行動することもできれば、分離して複数敵と戦うこともできる。「あのフリーザだってチョロいもんよ。ターレス様が大宇宙の帝王ということだ」とコメントした。

 カードダスの数値を参考にしたという映画パンフレットによれば戦闘力は8000。実際のカードダスでのレズンの数値はBP 8000(-2000)。Z戦士対ターレス軍団戦では、天津飯&餃子と対決。天津飯&餃子の気功波を受けるとレズンとラカセイに分離し、レズンは天津飯と戦った。Z戦士の中でも悟空・ピッコロ・悟飯に次ぐ実力を持つ天津飯だが、レズンのほうが戦闘力は高い。レズンは天津飯を倒すと、ターレスと悟空が向かい合う場所に現れる。ターレス軍団総出で悟空に挑みかかるが、悟空の界王拳でスカウターが吹っ飛び、五人まとめて一掃された。

 ドラゴンボールヒーローズにはGM4弾から登場し、「ジェミニショット」という必殺技を使う。


ラカセイ 0(気を消す)7600(最大 カードダス/映画パンフレット)6900(対餃子・悟飯・天津飯戦後 カードダス)

 宇宙一の「壊し屋」(クラッシャー)を名乗るターレス軍団の一員。レズンと双子の兄弟。レズンとラカセイの外見は見分けがつかないが、声の違いで聞き分けることができる。弟・ラカセイの声もベテランだが(佐藤正治)、兄・レズンの声のほうが年季を感じさせる(内海賢二)。

   カードダスの数値を参考にしたという映画パンフレットによれば戦闘力は8000。実際のカードダスでのラカセイの数値はBP 7600(-700)。Z戦士対ターレス軍団戦ではレズンとともに天津飯&餃子と対決。レズンとの分離後は餃子を追い、連続エネルギー波で気絶させる。続いて悟飯との対戦となり、「またガキか」と侮る。魔閃光の直撃に耐え、悟飯の頭突き突進を受けてもスカウターが壊れる程度のダメージだった。ラカセイは地上に落下するがレズンと合流し天津飯を倒すと、ターレスと悟空が向かい合う場所に現れる。ターレス軍団総出で悟空に挑みかかるが、悟空の界王拳で五人まとめて一掃された。

 ドラゴンボールヒーローズにはGM4弾から登場し、「ジェミニショット」という必殺技を使う。



-Z戦士と仲間たち- 赤数字:公式数値 青数字:推定数値

ハイヤードラゴン 8(推定)

 ハイヤードラゴンという種類のドラゴンの子供。西洋型の竜を小さくしてずんぐりむっくりにした感じで、愛嬌にあふれている。ターレス軍団が放った探査機が地上に激突したショックで、棲んでいた森が火事になる。倒れた木に尻尾が挟まっていたのを助けてもらったのが悟飯との出会いだった。悟飯になつき、孫家のペットとして飼われることになる(チチは嫌がったが父が許してくれた)。普段は孫家から離れた山のほら穴を住処とし、悟飯の自由時間(勉強時間外)に遊びに下りてくる。続く劇場版「超サイヤ人だ孫悟空」「とびっきりの最強対最強」に連続登場。アニメ本編オリジナルの「魔凶星(ガーリックJr.)編」でも悟飯と仲のいい姿を見せた。

 戦闘力は、スカウターで計測しようとしても他の動物たちに紛れてしまうレベル(とびっきりの最強対最強)。初登場時の悟空(戦闘力 10)にも敵わないだろうが、ドラゴンだけあって耐久力は高く、根性もある。今作「地球まるごと超決戦」では、同じドラゴン族として張り合うように神龍に挑みかかった(ウーロンは、神龍が怖い顔をしているからハイヤードラゴンが怯えたとコメント。ハイヤードラゴンは、神龍が焼けた森を元通りにしてくれたことを理解し、警戒心を解いた)。大猿になった悟飯にも臆さず訴えかけ、ターレスのエネルギー波を受けても頑丈で生きていた。

 DS用ゲーム「ドラゴンボール改 サイヤ人来襲」では、悟飯の技として登場している。Dr.スランプにはタクシードラゴンという竜(悪魔っ子チビルくんのお供)が登場するが、近縁種?


クリリン 5000(映画パンフレット)

 カードダスを参考にしたという映画パンフレットによれば戦闘力5000(カードダス第5弾「出撃! ギニュー特戦隊」での数値)。アモンド(9100)との戦いからも、そのくらいはあるものと考えられる。ナメック星到着時(推定 1900)から、最長老による潜在開放直後(1万3000)の間に収まる数値となる。このクリリン5000を基準として、ナッパ戦時の各Z戦士と同率に戦闘力を割り振ってみる。それが今作でのヤムチャ・天津飯・餃子の最適数値となるはずだ(十の位で四捨五入)。

 クリリンはアモンド(9100)に大敗したが、アモンドの戦闘力を200削り8900に落とした。最後には満身創痍ながらピッコロ・ヤムチャ・天津飯・餃子とともにターレスと戦う。悟空が元気玉を作る隙を与えることにも貢献した。劇場版クリリン定番の「何でオレだけ」は今回なし。


ヤムチャ 4200(推定)

 ナッパ戦時 クリリン 1770:ヤムチャ 1480

 そのままの比率で行けば

 対ターレス軍団 クリリン 5000:ヤムチャ 約4200

 本編に当てはめるならば、この強さは界王星での修行初期段階といったところか(天津飯・餃子も)。なお、カードダスを参考にしたという映画パンフレットによればヤムチャの戦闘力が1900と紹介されているがが、本作に当てはめるには低すぎるだろうし、何より該当するカードが存在しない。

 ヤムチャはカカオ(8400)に対し繰気弾を繰り出して懸命に戦うが、大したダメージを与えられなかった。カカオの戦闘力を200削り8200に下げたのは悟空の攻撃によるところが大きい。アモンドに破壊された15年ローンの新車の借りを返すことはままならなかった。が、最後には満身創痍ながらピッコロ・クリリン・天津飯・餃子とともにターレスと戦う。悟空が元気玉を作る隙を与えることに貢献した。


天津飯 5200(推定)

 カードダスを参考にしたという映画パンフレットによれば天津飯の戦闘力は1830と紹介されている(カードダス第3弾「激闘! サイヤ人」での数値)。ナッパ・ベジータ襲来時における天津飯の戦闘力とも一致するが、本作に当てはめるには低すぎるだろう。

 ナッパ戦時 クリリン 1770:天津飯 1830
  ↓そのままの比率を保持して
 対ターレス軍団 クリリン 5000:天津飯 約5200

 天津飯はレズン(8000)に敗れるが、レズンの戦闘力を2000も削り6000に落とすことに成功した(レズンにラカセイが合流したことも考えると、かなりの善戦といえる)。最後には満身創痍ながらピッコロ・クリリン・ヤムチャ・餃子とともにターレスと戦う。悟空が元気玉を作る隙を与えることに貢献した。冒頭では餃子とともにドラゴンボール探しを手伝っている。

 ヤムチャ・天津飯・餃子が劇場版DBZに参戦する機会は少ない。次の登場は、人造人間編終了後の「銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」まで待たなければならない。


餃子 1700(推定)

 カードダスを参考にしたという映画パンフレットによれば餃子の戦闘力は130と紹介されている(カードダス第2弾「天下一武道会」での数値)が、本作に当てはめるには低すぎるだろう。

 ナッパ戦時 クリリン 1770:餃子 610
  ↓そのままの比率を保持して
 対ターレス軍団 クリリン 5000:餃子 約1700

 他のZ戦士に比べると、圧倒的に戦闘力が低いのは否めない。得意の超能力を活かした戦い方ができればいいのだが、戦闘力の高い相手にはほとんど通用しない。ターレス軍団最弱のラカセイ(7600)にも後れを取り、逃げ回ることしかできなかった。ラカセイの戦闘力を700削り6900に落としたのは悟飯の功績。だが、餃子も最後には満身創痍ながらピッコロ・クリリン・ヤムチャ天津飯とともにターレスと戦う。悟空が元気玉を作る隙を与えることに貢献した。


悟飯 1万(ターレス計測)1万4000(基本最大 推定)14万(大猿化 推定)

 カードダスを参考にしたという映画パンフレットによれば悟飯の戦闘力は6000と紹介されている(カードダス第4弾「大激闘!! ナメック星」での数値)が、本作に当てはめるには低すぎるだろう。

 劇場版前作に続き、悟飯の戦闘力は最長老の潜在開放を採用できるレベルにはある。前作では最大瞬間戦闘力だが、今作では基本最大値にランクアップだ。ラカセイ(7600)はもちろん、ターレス軍団(ターレス除く)最強のダイーズ(1万3000)にも勝てるに違いない。大猿化すれば戦闘力はさらに10倍(映画パンフレットでは大猿化は戦闘力3倍とのことだが、それはカードダス設定)。ギニュー(12万)を上回り、ナメック星に生き返ったピッコロ(14万 ネイルと同化前)に並ぶ。(本編では大猿でも怒りによる戦闘力倍加が働いたと思われるが、今作ではない)

 ターレスに踏みつけられてる時、突然悟飯に尻尾が生えてきた。悟飯はターレスがパワーボールでつくりだした月を見て大猿化、悟空に襲いかかる。さしもの悟空(基本最大 3万)も界王拳を使わなければ対処できなかった。ターレスは大猿悟飯に悟空を殺させ、生き残った悟飯を仲間(養子?)に迎え入れようと考える。しかし、悟飯に流れる半分の地球人の血がサイヤ人の本能を抑えた。悟飯はハイヤードラゴンをやられたことで一時大暴れするが、その張本人であるターレスに牙を剝く。尻尾が切れ元に戻った悟飯は、「お父さん地球を守って」と言い残し気絶。悟空は地球はともかく、悟飯だけは絶対に守り抜くと誓い、ターレスに挑むのだった。


ピッコロ 1万8000(重り ターレス計測)2万3000(重りを外す 推定概算)

 カードダスを参考にしたという映画パンフレットによればピッコロ(マジュニア)の戦闘力は8200と紹介されている(カードダス第5弾「出撃! ギニュー特戦隊」での数値)が、本作に当てはめるには低すぎるだろう。何より作中にスカウターでの計測シーンがある。

 重りをつけた状態で、地球襲来時のベジータに並ぶ戦闘力を身に着けた。重りを外せばザーボン(変身前)と同等、ナメック星到着時のベジータ(24000)に迫る勢いだ。劇場版前作での強さ(推定 6500)が界王星修行初期だとすれば、今作は中盤といったところか。(爆発的に伸びて10万を超えるのは修行後半のことだろう。天津飯流にいえば「コツを掴んだ」)

 ピッコロはZ戦士の中で誰よりも早くターレスたちの邪悪な気を感じ取っていた。しかし、戦いの場に現れたのは悟飯がピンチになってから。悟飯をかばってターレスのエネルギー波を背後からまともに浴びてしまう。重い装備を破壊され、再び全力でターレスに挑みかかるも、戦闘力差は明らかだった。至近距離から魔貫光殺砲を片手で防がれ、逆に狙い撃ちにされる。だが最後には、満身創痍ながらクリリン・ヤムチャ・天津飯・餃子とともにターレスと戦う。悟空が元気玉を作る隙を与えることに貢献した。


界王(北銀河の界王) 3500(ジャンプ付録など)

 劇場版初登場。遥か遠い界王星から全てを見通す神の中の神。悟空たちに神精樹のことを教え、地球が危機にあることを伝えた。直接戦うことはないが、貴重な情報源として度々活躍する。ジャンプ付録や、カードダスを参考にしたという映画パンフレットによれば戦闘力は3500(カードダス第3弾「激闘! サイヤ人」での数値)。



-VS ターレス- 赤数字:公式数値 青数字:推定数値

ターレス 0(気を消す)3万8000(気を抑える 最大値の1/5 推定)19万(最大 推定)
38万(神精樹の実1回目 最大値2倍増 推定)57万(神精樹の実2回目 最大値3倍増 推定)

 サイヤ人の下級戦士は使い捨てのためタイプが少なく、血縁でなくとも他人と似通うことがあるという。ターレスも悟空と同じサイヤ人の下級戦士だが、惑星ベジータの消滅をどのように生き延びたかは不明。年齢も不詳であり、若い期間の長いサイヤ人からすると30代、40代以上であるとも考えられる。もう一人の悟空というよりは、もう一人のバーダック、幻の親子対決の図式も隠れているかもしれない。フリーザに一応の忠誠は誓っているものの、独自に行動するいわば「はぐれサイヤ人」だ。どこかの惑星の神から奪いでもしたのか神精樹の種を入手し、いくつもの惑星で神精樹を育てた。神精樹は根付いた惑星の滋養を全て吸い尽くし、実に栄養を凝縮させる。その禁断の果実を口にした者は、力がみなぎり大幅に戦闘力が向上する。

 神精樹の実でパワーアップを繰り返してきたターレスの戦闘力は、地球到達時の最大値で19万推定。対ギニュー戦の2倍界王拳悟空(18万)を上回り、今作の大猿悟飯(推定 14万)を軽く葬る力を持つ。19万という数値は、映画パンフレットカードダスでの基本BP 19000を10倍したものを採用した(スカウター欄も含めれば、×3=57000)。普段は1/5程度に気を抑えていると見られ、ピッコロ(推定 23000)と戦った時は38000程度だろう(それでも劇場版前作・Dr.ウィローの3万9000に軽く手が届く範囲)。ターレスの有り余るパワーは、エリートサイヤ人や王族でも不可能なことを可能にする。ごく一部のサイヤ人しか使えないとされるパワーボールを使用でき、しかも戦闘力が激減しないのだ。また、スカウターに頼らなくとも気を感じることができるようだ。(元気玉の気を感知)

 対悟空戦では3万以上に跳ね上がっていく悟空の戦闘力数値に驚きをあらわにしていた。ターレス自身の最大戦闘力は遥か上の19万だが、悟空の底知れぬパワーを感じ取っていたのだろう。神精樹の実をかじり、最大値を38万(倍加 推定)に引き上げる。その読みは正しく、直後に悟空は10倍界王拳によって30万推定に高めるがターレスは軽くあしらった。ターレスは悟空とZ戦士を倒し、余裕で2つめの神精樹の実を口にし、さらにパワーアップ。戦闘力の増加はもと(19万)の数値を足し、地球到達時の3倍とするのが適当だろう。ターレスの戦闘力は57万(カードダス最大値の10倍)となり、フリーザ第一形態(53万)を超える域に到達した。そのまま無数に生った神精樹の実を食べ続ければ、どこまで上限を伸ばしたか想像もつかない。

 対戦ゲームでは「Sparking!NEO」「同 METEOR」「レイジングブラスト2」「ゼノバース2」に登場し、映画とはまた違ったパラレル世界、IFストーリーが体験できる。ドラゴンボールヒーローズにはGM4弾から参戦。必殺技名の「キルドライバー」はサイヤ人絶滅計画から引き継がれたものだ。


〔ターレス(大猿) 190万/380万/570万(推定)

 大猿ターレス。映画では見られなかったターレスの大猿形態が「Sparking!NEO」「同 METEOR」で実現。ゲームのキャラクター解説によれば、自身が作り出したパワーボールではなく、自然の満月の光を浴びて変身した姿。加えて、もともとが下級戦士のためか、大猿化すると理性を失う設定になっている(映画では限られたサイヤ人にしか扱えないパワーボールを使いこなしたのだが)。戦闘力は地球に来て神精樹の実を食べる前、食べた後(1回目、2回目)をそれぞれ10倍した数値を記載した。大猿ターレスは「放縦なサイヤ人」の肩書でアプリゲーム「ドッカンバトル」にも登場。


〔破壊王ターレス 28万5000/57万/85万5000(推定)

 ドラゴンボールヒーローズJM5弾から登場した、ターレスがバビディに洗脳された姿。額に「M」の字を浮かべ、白目を剥き出しにしている。成功すると敵1人を洗脳できる「マインドブレイク」という能力も持つ。戦闘力は、ターレスが地球に来て神精樹の実を食べる前、食べた後(1回目、2回目)を、それぞれバビディが潜在能力開放(1.5倍の強化を想定)した数値を記載した。ただし、破壊王ターレスにはバビディによる潜在能力開放の証である「浮き出た血管」がないため、単に洗脳されただけの可能性もある。スーパードラゴンボールヒーローズ4弾からはターレス:ゼノという強化形態も登場しているが、ゼノ関連は別項で取り上げる予定。

ドラゴンボールヒーローズ JM5弾 CP 破壊王ターレス (HJ5-CP8)


悟空 3万(基本最大 ターレス計測)
4万5000(界王拳 推定)→→→30万(10倍界王拳 推定)

 本作での悟空の戦闘力は、本編での20倍重力修了~50倍重力修行前半あたりだろう。基本最大値は30000と、ナメック星到着時 最大 90000の1/3。3~4倍の界王拳には普通に耐え、5倍以上で負担増、10倍までは無理して引き上げられるレベルか。

 今作で悟空が界王拳の倍数を口にしたのは最後の10倍のみ。それ以外は1.5~4倍の範囲でコントロールしていたものと思われる。ターレス軍団をひとまとめに倒した時スカウターを破壊しているが、一体何倍界王拳だったのだろうか。旧型スカウターであれば22000前後が測定限界だが、それでは界王拳を使うまでもなく壊れる。では新型スカウターかというと、測定限界 推定22万前後を破壊するには最低でも8倍は必要。ターレス軍団(平均1万以下)を相手に8倍界王拳を使う必然性は全くないので、それはありえない。問題を解決するには、ターレス軍団のスカウターがフリーザ軍の旧型新型どちらでもないとするしかない。ターレス軍団を倒した時の悟空は最大でも2倍、6万あればじゅうぶんすぎるほど。よって、ターレス軍団のスカウターの測定限界は5万前後と考えるべきだろう。


元気玉 3万5000(1回目 地球の元気 推定)100万(2回目 神精樹の元気 推定)

 10倍界王拳も通用しない今、ターレスを倒すには元気玉しか残されていない。しかし、神精樹によって死の星となりかけている地球の元気では、悟空の気を加えても35000。ベジータ戦時の、半分気が逃げてしまった元気玉と同等のエネルギーがせいぜいだろう。たとえ完全な元気玉ができあがったとしても、最大で10万に届くかどうか。(分けてもらう元気の量を増やせば話は変わってくるが)

 1回目の元気玉はターレス(推定 38万)のエネルギー波にやすやすとかき消されてしまった。しかし、神精樹の実から悟空に流れ込んできた気が、2回目の元気玉を生み出すことを可能にする。神精樹によって凝縮・濃縮された元気は、地球版元気玉の比ではなかった。悟空の右手に元気玉が生じた途端、ターレスのスカウターが弾け飛ぶ。ターレスのスカウターの測定限界は、軍団員のおよそ10倍はあるだろう(50万程度まで測定可能)。それを軽く突破する神精樹版元気玉の戦闘力は、フリーザ第二形態の100万には相当するだろうか。神精樹版元気玉はターレスとともに神精樹を切り裂き、神精樹全体にエネルギーを逆流させる。地球に根付いた神精樹は光となり、元気を地球に還元するのだった。