ドラゴンボール改 超バトルステージ 戦闘力



 -概要-

 カカロットー、カカロットー、カカロットー! キャラクタショー、キャラクタショー、キャラクタショー!! ドラゴンボール改 超(スーパー)バトルステージ!!! イ゛ェアアアア!!!?

 2010年春、熊本県荒尾市の遊園地「グリーンランド」で開催された『3大ヒーロー超バトルステージ』のひとつ。3/13~3/28「侍戦隊シンケンジャー」4/24~6/20「仮面ライダーW」の間、3/27~4/23にDB改ショーが開演。(テレビのドラゴンボール改本編では、フリーザ編のクライマックスが放映されていた時期)

 ストーリーは劇場版ドラゴンボールZ「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」をベースにアレンジが加えられている。ブロリー襲来時期はセルゲーム直前ではなく、人造人間出現以前で、劇場版より1年以上早まっている。悟飯は人造人間編初期の姿だが、ベジータは超サイヤ人になれ(ら)ず、ブルマはフリーザ編の宇宙服。必然的にブロリーの戦闘力は下がり、パラガスに至ってはブルマを追いかけるだけで息切れする謎の弱体化。そして最大の謎は、ベジータがブルマに握られているという「王子の人には言えないとても恥ずかしい秘密」!?

 アニメと同じ声優のボイスに合わせて着ぐるみが舞台を動き回り、所々コミカルな演出が為されている。約30分という短い上演時間だが、悟空たちへ直に声援を送ることのできる一体感溢れるステージだ?




-社会科見学カプセルツアー- 紫数字:完全推定数値


悟空 1200万(基本最大)6億(超1-1)

 チチにたまには父親らしいことをしろと怒鳴られ、悟飯に付き添って社会科見学に行くことに(DBZ第125話のエアカー教習のように、対人造人間の修行を中断しての一幕と見ることもできる)。悟空の行く先、必ず事件あり? 見学先のカプセルコーポレーションに、何とブロリーが出現した! ブロリーに手も足も出ず、パラガスの制御装置を施されて危うく手下にされそうになる悟空。しかし、悟飯や観客のみんなを守るため制御を脱し、いよいよ超サイヤ人に変身して戦うのだった。

 おなじみオレンジ色の道着は表に亀、裏に界王マークが付いている(ベジータ戦で着ていたもの)。超サイヤ人状態でも自分のこと「オラ」と呼んでいるが、本編に即すならば「オレ」でなければおかしい(超サイヤ人悟空の一人称が「オラ」になるのは、超1フルパワー〔第四段階〕に達したセルゲーム以降)。戦闘力は人造人間編初期(1500万〔基本最大〕→7億5000万(超1-1))よりもやや低いレベルだろう。セルゲーム時や「燃えつきろ~」(12億〔基本最大〕→600億〔超1-4〕)の1/100とするのがちょうどよいスケールだ。


悟飯 600万(基本最大)1200万(怒り)

 カプセルコーポレーション見学に来てみれば、ブロリーと戦うことになるという大ハプニング。人造人間編初期の長髪、魔族の道着姿。当然、まだ超サイヤ人には目覚めていない。怒りパワーを発揮すれば、この時点でのベジータを超えるだろうが、ブロリーには遠く及ばない。しかし、最後にはセルゲームを先取りする親子かめはめ波を炸裂させ、ブロリーに一矢報いた。(さすがにブロリーを完全に倒す威力はなく、一時撤退させるのが精一杯だった)


ベジータ 1000万(最大)

 元サイヤ人の王子で、現カプセルコーポレーションの居候。カプセルコーポレーションを我が家であるかように振る舞い、悟空と悟飯を追い払おうとした(下級戦士ごときに、超エリートが住まう王城に踏み込む資格はないとでも言わんばかりに?)。しかし、ベジータ自身もブルマから「特別に」居住及び重力室での特訓を許可されている身。ブルマにはどうにも逆らえず、まだくっついた様子はないが、すでに尻に敷かれている。

 パラガスに「カカロットより弱い王子」と明言されており、まだ悟空を巻き返す戦闘力ではない。また、戦闘服は人造人間編のものを着用しているが、超サイヤ人に変身することはできない。単身ブロリーに挑むも一蹴され、ブロリーを倒すには悟空・悟飯と協力して戦うしかなかった。サイヤ人の王子としてのプライドがそれを許さなかったが、もうひとつのプライドを優先することに。ブルマに目撃されたという「恥ずかしい秘密」をバラされたくない一心で、ブロリーにギャリック砲を見舞う。


ブルマ 4

 カプセルコーポレーション令嬢。フリーザ編の簡易宇宙服姿での登場。悟飯のために社会科見学カプセルツアーを企画し、案内役を買って出た(要するに豪邸自慢?)。パラガス・ブロリー親子が出現してからは逃げ隠れしてばかりだが、意外にも勝利の女神となった。(ネズミ・ネコ・イヌの鳴きマネで注意をそらし、正体に気付かれてもパラガスを振り切るほど逃げ足が速い)

 パラガスが投げ捨てた壊れたリモコン(ブロリー制御用)を拾い、ちょちょいのちょいと修理。ベジータを「恥ずかしい秘密」で脅迫し従わせると、悟飯とともに悟空の援護をさせる。悟空たちの攻撃がブロリーに隙を生じさせるや、リモコンを起動してブロリーをおとなしくさせた。実質的にブロリーを倒したのは彼女であり、悟飯にも「宇宙一強いのはブルマさん」と言わしめたほど。激戦で崩壊したカプセルコーポレーションを立て直すべく、悟空とベジータの耳を引っ張って強制労働へ。


ブリーフ博士 3.5

 声だけの登場(ナレーターと同じ八奈見乗児)。ブルマに「父さん」と言われなければ、界王様とも区別がつかない。ホイポイカプセルの発明者にして、カプセルコーポレーションの会長(原作では社長。GTではトランクスが若社長となり、ブルマが会長を務めている)。カプセルコーポレーションに謎の物体(パラガス・ブロリーの宇宙船?)が落ちてきたと知らせた。



-伝説の超サイヤ人改- 赤数字:公式数値 紫数字:完全推定数値


ブロリー 〔約1240万(基本最大)→〕6億2000万(超1-1)
14億(伝説の超サイヤ人 Vジャンプ)

 「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」(セルゲーム直前の時期)より1年以上も早く出現。地球襲来は「危険なふたり!超戦士はねむれない」(魔人ブウ編の時期)より8年以上も早い。青みがかった金髪の超サイヤ人(1 第一段階)の姿で出現し、黒髪の通常形態は登場しない。額飾りではなく、首飾りの制御装置でパラガスのコントロール下に置かれている。

 パラガスの命令で超1-1ブロリーが暴れまわるが、因縁のカカロットとの遭遇が暴走を呼び起こす。一度は制御リモコンでおとなしくなったものの、リモコンが壊れたことで再度暴走、伝説の超サイヤ人に変身。「我こそが最強の存在」とカカロット(悟空)を目の敵にし、破壊の限りを尽くさんと動き始めた(パラガスの見解では、悟空〔カカロット〕の力に感化されて伝説の超サイヤ人の血が暴走しているとのこと)。悟空と悟飯の親子かめはめ波を受け怯んだ隙に、ブルマが修理再起動したリモコンでどうにか沈静化する。

 この伝説の超サイヤ人ブロリーの戦闘力は、Vジャンプの推定戦闘力がそのまま採用できるレベル(劇場版ドラゴンボールZでは、通常ブロリーの戦闘力を14億とするのが相応しいスケール)。伝説の超サイヤ人状態を超1-3化(超1-1×2.25)として戦闘力を逆算すると―。超1-1ブロリーで6.222…億、通常時で1244万4444…。概算で通常時:1240万、超1-1:6億2000万。宿敵カカロット(悟空)の通常時(1200万)及び超1-1(6億)よりもやや強くなるという計算だ。それでもこの時点の悟空たちにとって、伝説ブロリーの戦闘力14億は脅威であり、まともな勝ちは見込めない。


パラガス 9000(最大)

 劇場版よりも大胆不敵で、殊の外としぶとく、尚且つコミカルになったブロリーの親父。「燃えつきろ~」では新惑星ベジータという舞台を用意し悟空たちをおびき寄せた。だが、この超バトルステージではいきなり地球侵攻に打って出る。ベジータ王子に形だけ跪くと、早速、宇宙支配の野望を明らかにした。ブロリーと同じ制御装置によって、悟空を手下にして調教しようとしたほどだ。(悟空の強さは調査済みで、悟空より弱いベジータは用無しと切り捨てる)

 ブロリー暴走の原因が悟空にあると分かってなお、悟空を手下にしようとする。それだけ制御装置に自信があったということだろう(結構壊れやすいようだが)。リモコンは劇場版(左手の飾りから気でコントロール)とは異なり、ボックス型。信号を切り替えることで、ブロリーと悟空の制御装置を別々に操作することもできる。実際、このリモコンをブルマが修理して再利用しなければ、ブロリーを止めることは不可能だった。

 パラガス自身の戦闘力はというと、まあ劇場版と同等として構わないだろう(エリート戦士上級)。ブルマを追いかけて息切れしたのは、その前にベジータにボコボコにされたせいだと思われる。伝説の超サイヤ人と化したブロリーに吹っ飛ばされても生きており、戦闘力以上のタフさ。最後にはブロリーを肩で支えながら、「次はタダでは済まさんぞ」と悪態ついて去っていった。(ブロリーには嫌そうに肩を払われるが、パラガスは劇場版よりもずっと息子のことを気にかけている)



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