ドラゴンボール 孫悟飯じいちゃん/旅立ち~第21回天下一武道会 戦闘力

DRAGON BALL #1 [DVD]



-たったひとりの最終決戦~孫悟空の旅立ち- 赤数字:公式数値 青数字:推定数値 紫数字:完全推定数値

〔参考戦闘力:地球人一般男性 5  女性 4  子供(10歳) 2  ミスター・サタン 6.66


カカロット(孫悟空) 2(バーダック計測)3(回復パワーアップ 推定)

 サイヤ人の宇宙ポッドで地球に到着した赤ん坊の悟空。孫悟飯じいちゃんに拾われた時、見上げた「空」から名付けられた。サイヤ人の赤ん坊としてはクズ(バーダック言)の戦闘力だが、地球人の子供(10歳)くらいの強さはある。並の大人では近寄るだけでも危険だろうし、悟飯じいちゃんでも手のつけられないほどの暴れん坊だった。

 誤って谷に落ち頭を強打するが、信じられない生命力で一命を取り留める。サイヤ人特有の瀕死からの回復によるパワーアップが働いて、より強くなったに違いない。しかし、邪悪な粗暴さが消え、純粋で元気のよい男の子になった。



孫悟飯じいちゃん 90(推定)

 悟空(カカロット)の育ての親。エイジ658生まれ。悟空を拾った時点(エイジ737)で79歳。血のつながりはないが、悟空からは「じいちゃん」(じっちゃん)と呼ばれ親しまれていた。亀仙人の一番弟子であり、亀仙人(戦闘力 120 推定)に迫る実力を持っていた(悟空が現れるまでは、亀仙人に「萬國驚天掌」を使わせた唯一の男)。しかし、大猿になった悟空(戦闘力 100)に踏みつぶされて亡くなってしまう。(悟空の大猿化は体験済みで、悟空には満月を見ないように伝えていたのだが)

 悟飯じいちゃんの拾ったものには、もうひとつ重要なものがある。ドラゴンボールの四星球(スーシンチュウ)であり、悟空がじいちゃんの形見として大事にしていたものだ。悟空とドラゴンボール、このふたつを結びつけ、「ドラゴンボール」世界の始まる大元のきっかけとなった。その縁が悟空を強くたくましく成長させ、死んだ悟飯じいちゃんとも再会できるほど世界を広げることになる。


悟空 10(大全集など)100(大猿化 10倍 大全集など)

 旅立ち直前、本編初登場時、14歳12歳の悟空の戦闘力は10で、常人(5)の倍。10とは一見少ないように思える。20でも30でも、いっそ50でもいいのではないか? いや、ほとんどの地球人類が5前後に収まってしまうだろうことを考えると、10でじゅうぶん(戦闘力4000のナッパと、戦闘力8000の悟空と同じような開きがあると考えれば分かりやすいか)。常人の倍の戦闘力があれば、地球人レベルではすでに限界を超えた超人の域だろう。ただ、その限界を超えた先が、さらに途方もなく広く深く高かったというだけの話だ。

 ラディッツが言うには、悟空は命令さえ覚えていれば数ヶ月もあれば地球人を全滅できたのこと。大猿変身10倍化を考慮しても、初登場時の悟空の戦闘力では地球人全滅は到底不可能だ。悟空は頭を強打したことで記憶とともにサイヤ人としての戦闘力も封印してしまったということだろう。



-ドラゴンボール探し- 赤数字:公式数値 青数字:推定数値 紫数字:完全推定数値

〔参考戦闘力:地球人一般男性 5  女性 4  子供(10歳) 2  ミスター・サタン 6.66


ブルマ 4(推定)

 カプセルコーポレーションの社長令嬢、16歳。戦闘力は地球人一般女性の平均並だが、知力・財力は地球人トップクラスといっていいだろう。体のほうも成長期であり、後輩(?)には負けず劣らず今後もっと豊かに実ることになる。

 家の蔵(倉庫)にあった二(アル/リャン)星球を見つけ、大昔の文献からドラゴンボールのことを知る。独自にドラゴンレーダーを開発し、ドラゴンボール探しの旅に出、悟空と出会う。叶えたい願い1位は「ステキな恋人!!」で、2位は「食べきれないほどのイチゴ」。ヤムチャと知り合い、願いを叶える必要がなくなる。


プテラノドン/山賊 6(推定)

 悟空が最初と次に戦った敵らしい敵(獲物の魚やブルマなどは含めずに)。体が大きく強そうに見えるが、戦闘力にすると常人+1=6程度のものだろう(戦闘力5000と6000では、普通に戦えば圧倒的に6000が有利となる)。プテラノドンは常人が武器を持てば何とか勝てなくはないレベル。山賊(熊)は刀を振り回してくるので戦闘力以上の強さ、危険度となるが悟空にはどうということはない。ミスター・サタンならばこの2人(2匹?)に勝てるだろうか? 尻尾を巻いて逃げそうな気もするが、世界チャンピオンの実力は伊達ではないはず。サタン(6.66)ならプテラノドン退治も山賊退治もお手の物だ、きっと。

 ファミコン用ソフト「ドラゴンボール3 悟空伝」では、山賊の亜種として『リカント』『ゾンビリカント』が出現する。


ウミガメ 0.001(ドラゴンボールZでブルマが計測)

 亀仙人と一緒に暮らす海亀だが、松茸狩りに来てかれこれ1年近くも陸地をさまよっていた。ブルマと悟空に出会い、2人を亀仙人と引き合わせるきっかけをつくる。初登場時で986歳。ドラゴンボールZ「魔凶星(ガーリックJr.)編」で1000歳の誕生日を迎える。原作・アニメともにレッドリボン軍編で(アニメ第47話「KAME HOUSE 発見さる!!」の回)初めて悟空に「ウリゴメ」と呼ばれた。それ以来、ドラゴンボールZからGTまでも、ずっと呼び方が直らない(アニメではチチも)。亀仙人からはただ「カメ」と呼ばれており、決まった名前があるわけではないようだが、息子には名前がある。タローという息子(子ガメ)がおり、悟空がバケツいっぱい獲った魚介類の中で再会した。(同47話)


ウーロン 2(推定)

 スケベな子豚。9歳。八角村出身(アニメ「ウェディング編」。村人全員がウーロンそっくりでスケベ)。南部変身幼稚園で変身術を学んでいたが、女の先生(ポンギツネ先生)のパンツを盗んで追い出された(ファミコン用ゲームソフト「ドラゴンボール 大魔王復活」では、可愛いキツネ耳のポンギツネ先生が登場する)。変身技術が未熟で、変身した対象物の能力や機能を完全にはコピーできない。制限時間は5分、休憩1分必要(ロケット姿でスピードは出せても、スクーター姿に人を乗せると重さに耐え切れずにつぶれてしまう。女性用パンツに化けるのは完璧。また、バニーブルマの姿を完全再現し、亀仙人を誘惑、パフパフした変態)。戦闘力は普通の子供並で、変身も余り役に立たないが、スケベでこの世を救った。ピラフが神龍に願うよりも早く「ギャルのパンティおくれ」と叫び、女神のパンツ(?)を手に入れたのだ。

 ドラゴンボール超では亀仙人にパフパフした過去がトラウマだと語っていた。


パオズばあちゃん 3(推定)
ヘッジ 2(推定)
ホッグ 2(推定)
リー 2(推定)

 ウーロンが支配していた村(「超悟空伝 突激編」では『ヤンヤン村』)に住んでいた女性たち(原作では完全には読み取れないが、アニメでは村の入り口に「ARU VILLAGE」〔ある村〕と掲げられている)。パオズばあちゃんは六星球を持っており、悟空にパンパンされた。ヘッジ・ホッグ・リーはウーロンが連れ去った村娘(10歳前後)だが、我がままし放題でウーロンも手を焼いていた。そのためウーロンは新しくおとなしそうな女の子(悟空にパンパンされた)に目をつけたのだが、悟空に捕まることになる。なお、パオズばあちゃんとパオズ山(悟空がチチと結婚後に住む山。アニメでは悟空の生家も)との関係は不明。


プーアル 1(推定)

 ヤムチャ様愛の子猫(一応男の子)。9歳。南部変身幼稚園でウーロンと同級生であり、よくいじめられたという。幼稚園はちゃんと卒業したので変身技術は完璧で、制限時間なしに対象物の能力・機能を完全模写できる。普段の戦闘力は幼児並(4歳の悟飯 戦闘力1)だろうが、変身後の姿によっては強くなっているかもしれない(ヤムチャの体重を支えて運べる魔法のじゅうたんは元より、大猿悟空の尻尾を切断したハサミはかなり強力。格闘ゲーム「Sparking! NEO」では、ヤムチャに変身して修行相手を務め、狼牙風風拳・かめはめ波を使用した)


ヤムチャ 8.6(推定)

 荒野のロンリーウルフ、16歳。盗賊として悟空一行を襲ったのが出会い。悟空(戦闘力 10)が空腹で弱っていたとはいえ、一度は追い詰めたほどの強さを持つ。常人世界チャンピオン、ミスター・サタン(6.66)のレベルはとっくに超え、我流で超人の域に飛び込んでいた。戦闘力は語呂合わせになってしまうが、8.6(ヤム)とするのが最適だろう。ドラゴンボールを狙い女性恐怖症を克服しようとするが、ブルマと一緒にいる間に問題解決。西の都に移り、カプセルコーポレーションで同棲(?)を始め、学校(高校)にも通いだした。(ウーロンとプーアルもカプセルコーポレーションに移り住み、学校(小学校?)に行き始めた)


チチ 7.7(推定)

 牛魔王の一人娘。12歳。ビキニアーマー。いたいけな少女に見えるが、秘めた強さは相当なもの。追い詰められると我を忘れてとんでもない戦いを始めてしまう性格は、悟飯に受け継がれたのかも? アニメ第31話「ゲゲ!ニセ悟空出現!!」では、冗談のつもりではたいた悟空を遠くまで弾き飛ばした。悟空からは「おめえナヨナヨしてるくせに力つええなあ」と驚かれてしまう(この時点では2人とも13歳)。常人世界チャンピオン、ミスター・サタン(6.66)のレベルはとっくに超えているだろう。

 特にウルトラセブンのアイスラッガーのようなトサカブーメランと、エメリウム光線のような額からビームは強力。上記2つの武器は戦闘力以上の凶器となる。獰猛な肉食恐竜の首を一刀両断し、木っ端微塵に粉砕する威力。必殺トサカブーメラン「こっちさこねえでけろ」は、亀仙人も不意打ちだったとはいえ避けきれなかった。(額からビーム「おっかねえよー」は「気」によるものではなく、ヘルメットに備わった機能だろうか)

 しかし、ヤムチャ(8.6)には敵わない。チチ初登場時の戦闘力は7.7(シチシチ)とするの最適だ。(カードダスでのBPは80。スカウター欄搭載のリメイク版では+90の計170。いずれにせよ高すぎる)

 対戦ゲーム「Sparking! METEOR」では、GT悟空のように若返ったという設定で参戦している。「超ドラゴンボールZ」では、青年期のチチが少女時代のビキニアーマー姿で戦う。(隠しコスチューム)


牛魔王 60(推定)

 亀仙人の二番弟子。戦闘力は孫悟飯(推定 90)には及ばなくとも、常人の10倍以上、60はあるだろう。初登場時の悟空(10)では、まともに戦っても勝てなかったに違いない。アニメではレッドリボン軍の戦車砲撃に無傷で耐え、そのまま戦車隊を蹴散らしている。ピッコロの軍門に下った王立軍隊に名のある武道家として狙われた時も、銃弾の嵐を正面から跳ね返した。

 悟空に出会うまではその強さを悪用し、盗賊王とでもいうような暮らしぶりをしていた。ついたあだ名が「悪魔の帝王」。サタンの声の人だからということは関係なく、とにかく悪行三昧。しかし亀仙人に諭され、打って変わって温厚な性格に改心し、地元の村人とも打ち解ける。亀仙流の武術は一通り修めているが、かめはめ波だけは撃つことはできない。娘チチに亀仙流武術を教え、己を超える女武道家となる基礎をつくりあげた。


亀仙人 90(重り40kg 推定)110(重り20kg 推定)120(通常時最大 推定)
144(MAXパワー 通常時の1.2倍 推定)
288(かめはめ波〔通常〕 さらに2倍 通常時の2.4倍 推定)

 またの名を武天老師(むてんろうし)。ラディッツ戦後(ドラゴンボールZ)、ブルマにスカウターで戦闘力を計測された時の数値は139。「ワシはそんなに若くない」と返答した御年は、初登場時で319歳。139という戦闘力は、第22回天下一武道会(天津飯登場)に向けて密かに特訓した成果だ。悟空と出会った頃の戦闘力は、鶴仙人と互角の120(大全集など)とするのがいいだろう。

 亀仙人は普段、20kg~40kgの甲羅を背負って重量負荷の修行を己に課している。ラディッツ戦の悟空は100kgの重りを外して戦闘力が334→416と変化した。100kgの重りで戦闘力が8割に制限されていたわけだが、亀仙人の戦闘力変化には参考にはなるまい。戦闘力によって重量負荷の割合も変わってくるからで、亀仙人が100kgの重りを身に着けたら8割どころか5割以下になるだろう。よって、おおよその推定値として、亀仙人は20kgで戦闘力110、40kgで90(悟飯じいちゃんと互角)とした。(亀仙人の重量負荷による戦闘力変化は以下省略する。引退後は甲羅を背負っていない)

 続いて、亀仙人の技を見てみよう。亀仙人は、体内の潜在エネルギー(気)を凝縮して一気に放つ大技「かめはめ波」を50年かけて編み出した。全身レベルでの「気の開放」はできないが、気の一点集中効果による瞬間的な戦闘力倍加は得られるはずだ(ラディッツ戦時の悟空が416→924と2倍以上に戦闘力アップ。この効果が得られるのは「気の開放」を覚える前)。筋肉を肥大化するムキムキMAXパワー状態(通常時の1.2倍推定)と組み合わせれば、威力はさらに上がる。

 フライパン山を消し飛ばしたかめはめ波は、MAXパワー状態での「通常」かめはめ波だろう。より威力の高まる「かめはめ波最大出力(マックスパワー)」は、月をも粉々に吹き飛ばす。

 格闘ゲームには「Sparking!」「同 NEO」「同 METEOR」に連続参戦を果たしている。ネオとメテオにはMAXパワー状態も収録され、原作・アニメではドラゴンボールZ以降失われた武天老師の雄姿がある。


子ガメラ 3.5(推定)

 亀仙人の海上移動手段をウミガメとすれば、空中移動手段はこの子ガメラということになる。本物のガメラのように、手足を引っ込めた状態でジェット噴射しながら高速回転飛行する。亀仙人をカメハウスからフライパン山まで運んだが、亀仙人は激しく回転してきたために激しくガメラ酔い。以来、飛行手段として用いられることは二度となかった。

 ガメラ(昭和)の大気圏内飛行速度はマッハ3.5。子ガメラにそこまでの速度はないが、戦闘力にはちょうどいい数値かもしれない。ウミガメ(戦闘力 0.001 年齢 1000歳間近)よりは生物的に強い部類になるだろうから。ちなみに、昭和ガメラの年齢は8000歳、平成ガメラは1億5000万歳以上あるという。後者は戦闘力数値に置き換えたら、初めて超サイヤ人に目覚めた時の悟空(1億5000万)と並ぶ。


兎 人参化(と にんじんか) 5.5(推定)
ウサギ団団員 5(推定)

 悟空・ブルマ・ウーロンが立ち寄った街(大全集では『きのこシティ』、「超悟空伝 突激編」では『ファンガースの町』)。そこで幅を利かせていたチンピラ集団、ウサギ団。

 兎 人参化は身のこなしの軽さといい、悟空の如意棒を避けたことといい、多少の武術の心得がありそうだ。しかし、戦闘力的には常人に毛が生えた程度だろう。ウサギ団団員2人は本当に常人。兎 人参化は悟空には勝てないととっさに判断し、ブルマ(人参)を人質にとった(強い相手だと見抜く眼力はある)。その名のとおり、兎 人参化の体に触ると生物はニンジンに変わってしまう。悟空はヤムチャの協力も得て、如意棒でウサギ団を撃退した。ウサギ団は如意棒で月まで運ばれ、モチつきに励むことになる。(その日が満月だったら大猿悟空が大暴れすることになっていたかもしれない?)

 ところで、DB世界の月には空気があるのか? ワンピース世界では「神(ゴッド)・エネル」が月に到達しているが―。伝説のフェアリーヴァースとして知られるOP世界の月は、「尽き」ない大地、つまり「限りない大地」と呼ばれてい。しかし、DB世界の月はいとも簡単に尽きてしまい―。

 8ヶ月後に月は消えてなくなってしまう(by ジャッキー・チュン)が、ウサギ団は宇宙を漂い生き延びているという。ファミコン用ゲーム「ドラゴンボール 大魔王復活」では、魔族の手下となり人々から食料のニンジンをつくっていた(襲われたのはペンギン村。ロボットであるアラレちゃんの協力を得て撃退に成功する)。ニンテンドーDS用ゲーム「ドラゴンボール改 サイヤ人来襲」では、ヤムチャのアジトや盗賊仲間(いたの?)を襲う。月から戻るまでの数年で腕を上げており(団員も)、マジュニア編直前のヤムチャ(戦闘力100以上)を(ちょこっと)苦しめた。(「サイヤ人来襲」での戦闘力は121。カードダスでのBP100のウサギ親分よりもさらに強い)

 大全集によれば、兎人参化はエイジ698生まれ。悟空たちと出会ったエイジ749には51歳。意外と高齢だ。


ピラフ 3(推定)
シュウ(ソバ) 4(推定)
マイ 5(推定)

 ピラフ大王とその側近男女。ピラフ一味。原作での初登場は其之十八だが、アニメでは第1話から登場している。ドラゴンボールで世界の王となることを望むが、私利私欲ではなく世界のためだと言い訳している(アニメ)。ピラフはブルマに勝るとも劣らない(?)知力と財力を有しているが、戦闘力的には常人以下だろう。(レッドリボン軍編の最初にも登場しており、シルバー大佐には「道楽好きの金持ち」と言われた)

 ピラフはウーロンなど普通の子供(2)よりは強いが、女性(4)には負けるレベル。忍犬のような姿のシュウ(ソバ)は、ピラフよりも(心もち)強く身のこなしも(やや)軽い。ピラフ一味最強の戦士はマイで、女性ながらに(並の)男なみのパワーはあると推測できる。ただし、常人なら確実に死ぬほどの高さから突き落とされても生き延びるタフさはある。(ピッコロ大魔王編)

 大全集によれば、ピラフはエイジ715生まれ。悟空たちと出会ったエイジ749には34歳。



-亀仙流入門~第21回天下一武道会- 赤数字:公式数値 青数字:推定数値 紫数字:完全推定数値

〔参考戦闘力:地球人一般男性 5  女性 4  子供(10歳) 2  ミスター・サタン 6.66


悟空 12(推定)11(尻尾なし 推定)

 亀仙流の門戸をたたいた悟空。ドラゴンボール探しの旅を通じて多少パワーアップしたが、尻尾を失いパワーダウンもした。それでも初登場時よりは強くなっているだろう。壊れた靴を履いて100mを11秒ジャストで駆け抜け、万全な状態なら8秒5という記録を息切れなしにたたき出す。


クリリン 5.9(推定)

 亀仙流の門戸をたたいた13歳。強くなって女の子にモテたいという願望がある(後に結婚願望に変化)。東の村、8年間習った多林寺拳法で武術の基礎はできているが、先輩のいじめに耐え切れずに寺を飛び出した。100mを10秒4で走る俊足(全速力、息切れする)であり、オリンピックアスリート並の、年齢・体格以上のものを持っている。しかし、戦闘力的にはまだまだ常人の範囲内で、6にも届いてないのではないだろうか。伸びるのはこれからのことによるので、クリリンの戦闘力は5.9(ゴー・クリリン)としておこう。(アニメでは金髪ランチに追い立てられ、悟空に迫る100メートル走8秒8を記録)

 後に「最強の地球人」と称されることになるクリリン。天津飯は宇宙人「三つ目族」の末裔として“純粋な地球人”ではないとする説もある。では、クリリンは本当に純粋な地球人であり、「普通の人間」かというと…。鼻がない。皮膚呼吸できる特異体質(ジャンプ特別編集『DB冒険SPECIAL』より。常人における皮膚呼吸は呼吸全体の1%以下。ほとんど肺呼吸。クリリンは肺呼吸と皮膚呼吸が同等!?)。ピラフ同様、モンスター型地球人に分類してもおかしくないような…??


仏滅ギャル 5.44(推定)
人魚 4(推定)

 悟空は亀仙人に入門テスト代わりとして、ぴちぴちギャルを連れてくるよう頼まれた。最初に悟空が連れてきたのは、ぴちぴち(?)と元気はいいがブヨンのような凄い娘。「まるで仏滅のようなギャル」とナレーションされた彼女の戦闘力は、やはり仏滅がらみだろう? 釈迦が入滅した仏滅紀元は紀元前544年。彼女の戦闘力は大の男以上の5.44がちょうどよい。

 続いて悟空が連れてきたのは、魚のようにぴちぴちした人魚だった。こちらは一般女性の平均戦闘力で構わないだろう。ワンピースでの人魚は海中での遊泳速度ナンバーワン生物だが、ドラゴンボール世界では?

 さて、まだ男女の区別もままならない悟空だが、1年後にはパンパン(ほぼ)不要になる(アニメでナムに対して一度やった。またPSP用ゲーム「真武道会」では、18号が悟空のパンパンのウワサを聞いて怯える場面がある)。亀仙流の修行は「よく動き、よく学び、よく遊び、よく食べて、よく休む」ことにある。悟空と亀仙人、両者苦労の甲斐あって、悟空は「可愛い」(蛇姫)「大人っぽい」(チチ)という感覚を身に着けるのだ。(亀仙人の好みは、色気と品性をあわせもつ「かっこいいギャル」らしい)


ランチ 4(青髪 推定)6.5(金髪 推定)

 ブルマより1歳上の17歳(ベジータと同年齢)。くしゃみをするたびに善い人格と悪い人格が入れ替わる「変態」(クリリンの言)レディ。青い髪の善いランチさんは、一般女性と変わらない戦闘力だろう。一方、金髪の悪いランチさんは銃器に頼らずとも、多少鍛えた程度の男ならば軽くたたきのめす強さがある。スピードとスタミナもあり、クリリン(推定 5.9)の全力疾走以上のスピードで走り回ることが可能だ。ミスター・サタンにはやや劣ると見て、6.5の戦闘力とするのがよかろう。アニメでは、200万ゼニーの懸賞金がかけられている。(「超悟空伝 突激編」では初登場時、『ロックランドの谷』を警察から逃げ回っていた)


ノッポ 5(推定)
デブ 4(推定)
チビ 3(推定)

 アニメドラゴンボール第15話「?(ふしぎ)な女の子ランチ」登場のオリジナルキャラクター。ランチを賞金首(200万ゼニー)として狙う賞金稼ぎ3人組で、凸凹トリオというのが相応しい。一発キャラの脇役ながら、ノッポ(銀河万丈)・デブ(郷里大輔)・チビ(千葉繁)という豪華声優陣。

 リーダー格のノッポは気障なガンマンで、青い髪のランチを臭い台詞で誘惑しようとした。デブは名前どおりの太っちょの中年、チビはヒゲモジャメガネの小柄な老人。いずれも金髪と化したランチに軽く倒され、二度と登場することはなかった。


サーベルタイガー 6.2(推定)

 石探しの修行で踏み込んだジャングル、クリリンに襲いかかったサーベルタイガー。クリリンは紙一重でその牙をかわし、後頭部に肘打ちを食らわせて倒した。「危なかった」とクリリンが言っているところから、戦闘力はクリリン(5.9)より上だろう。しかし、ミスター・サタン(6.66)の敵ではない。きっと。悟空とクリリンが修行をする大きな島には、この他にも人食い鮫・恐竜などが出没する。戦闘力6.2のサーベルタイガーは序の口で、初登場時の悟空(10)を超える獣たちであふれていそうだ。


多林寺ナンバー1(クリリンの先輩) 6.4(推定)

 多林寺(おおりんじ)に拳法を学ぶ修行僧の1人。もう1人、太った門弟とともに第21回天下一武道会に出場した。痩身だが多林寺ナンバー1の実力を誇り、以前のクリリン(推定 5.9)をいじめ抜いた。ミスター・サタン(6.66)には及ばず、金髪ランチさん(推定 6.5)にも届かないが、常人ではそれなりに強いほうだろう。亀仙流の修行を経たクリリンには無視(6.4)同然に蹴り飛ばされてしまう戦闘力。アニメではその際に競武館(予選会場)に開いた穴から、ブルマたちが予選を観戦できた。(もう1人の太った門弟はヤムチャに敗れ去ったことがアニメで描かれている)

 ニンテンドーDS用ゲーム「ドラゴンボール改 サイヤ人来襲」では、クリリンの強さを認め、和解するエピソードがある。(多林寺のある東の都はナッパによって壊滅するが、門弟たちは運よくパパイヤ島の武道寺に遠征していた)


ランラン老子(獅獅牙流拳法の使い手) 6.44(推定)

 第21回天下一武道会、予選第3ブロック決勝で悟空と戦った相手。原作・アニメでは名前がない。スーパーファミコン用ゲーム「超悟空伝 突激編」ではランラン老子(老師〔先生〕ではなく)の名前で登場している。自身の獅獅牙流(ししがりゅう)拳法に絶対の自信を持っていたが、その自信ごと悟空に場外に放り出された。劇場版ドラゴンボールZ「銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」、天下一大武道大会に似た姿の選手(本人?)が出場。雰囲気的に、ミスター・サタン(6.66)に及ばない常人レベルの参加者として同列に描かれた。よってここでもミスター・サタン以下、獅獅が四四で16、10引くところのプラス0.44=6.44の戦闘力を送りたい。


ランファン 6(推定)

 第21回天下一武道会、本選出場者8名のうちの1人。まさに亀仙人好みの「かっこいいギャル」。女性としては鍛えこんでいるほうだが、常人の域は出ない戦闘力だろう。金髪ランチさん(推定 6.5)や、上記のランラン老子(推定 6.44)にも負けるかもしれない。しかし、女性の色気を最大の武器に本選まで勝ち上がってきたようだ。下着姿(ランジェリー・ファッション)で純情なナムを追い込むが、目を閉じ邪念を払ったナムに一撃で倒される。ピッコロ大魔王編で天下一武道会出場者が次々と殺される中、運よくタンバリンの魔の手が及ばなかった。

 大全集キャラクター事典によれば、エイジ726生まれ。第21回天下一武道会のあったエイジ750には24歳。夫の名前はトランクス氏、らしい。カードダスでのBPは80。凄まじい悩殺力で男性キャラを全滅に追い込む。DS用 「サイヤ人来襲」によれば、第22回大会にも出場したがあっさり予選敗退したらしい。


バクテリアン 6.5(推定)

 第21回天下一武道会、本選第1試合でクリリンと戦った。恐ろしい怪力の持ち主。だがもっと恐ろしいのは生まれてから一度も風呂に入ったことがないという超悪臭(悟空もブルマと出会うまで風呂のことを知らなかったが、水で体を洗い流すくらいはしていただろう)。口臭、股間の激臭、すかしっ屁の三連続攻撃でクリリンを追い詰めるが、クリリンには鼻がなかった(直後のジャッキー・チュン戦でハナクソを飛ばしたり、レッドリボン軍編でにおいを嗅ぐ場面があったりするのだが)。最終奥義、象も嫌がって逃げまわるタン攻撃をかわされ、クリリンの蹴り+屁で倒される。

 バクテリアンがいかに恐ろしい怪力といっても、戦闘力的には常人の範囲内だろう。クリリンは鼻がないと気付くまで散々攻撃を受けたが、ほとんどノーダメージで復活している。ミスター・サタンの弟子「強力(ごうりき)のピロシキ」並と見て、常人最高レベル(?)の戦闘力6.5としたい。

 アニメではピッコロの命じた武道家狩りにより、タンバリンの電撃攻撃で感電死している。ドラゴンボールで生き返った時にはゴミ捨て場にいた。大全集キャラクター事典によれば、普段の職業はコックだがホームレスと間違われることが多いらしい。カードダスでのBPは110。凄まじい悪臭で女性陣を全滅に追い込む。


ギラン 9(推定)

 アニメでは、あちこちの武道会で優勝している強豪として紹介されている怪獣。悟空との試合が突然の雨でしばらく延期となり、食堂で雨宿り。
 多林寺の門弟数名(ナンバー1ではない)を蹴散らし、ヤムチャとも少し手合わせした。ヤムチャは警戒していたが、戦闘力的にはヤムチャでもじゅうぶん勝てるレベルだと判断できる。よって、ギランの戦闘力は初登場時の悟空(10)には一歩劣り、9とするのが最適だろう。ただし、口から吐き出すグルグルガムは自分の10倍の戦闘力(90)を持つ者の動きも封じることができる。悟空は尻尾が生えて調子が出たことで、グルグルガムを引きちぎれるほどの戦闘力に上がったと思われる。

 アニメ第29話「ふたたび冒険 さまよう湖」で悟空と再会した。暴れ者のギラン族を束ねる長として登場。きれいな水が大好きなギラン族は、ナムの村の川の上流をグルグルガムの堤防でせき止めてしまっていた。その堤防はギランにも壊すことはできなかったが、悟空がかめはめ波で見事にやってのけてる。今度こそ悟空に心から負けたと思ったギランだが、ドラゴンボールZ魔人ブウ編では悟空に気付かなかった? 魔人ブウを倒すための元気集めの時、なぜか悟空ではなくミスター・サタンの呼びかけに応えていた。

 ピッコロ大魔王編でタンバリンに腹を横から貫かれて死亡するが、ドラゴンボールで生き返る。大全集(キャラクター事典)によれば、エイジ717生まれ。普段の職業は用心棒らしい。第21回天下一武道会のあったエイジ750には33歳。

 ファミコン用ソフト「ドラゴンボール3 悟空伝」では『キングギラン』『毒ギラン』という同型モンスターが出現する。(ギラン族はモンスター型地球人だが、毒ギランは魔族としてピッコロ大魔王に仕えている)


ヤムチャ 9.6(推定)

 17歳。アニメでは道場破りをしたり山ごもりをしたりして独自に修行を重ねていた。山ごもりを終えたばかりでボサボサ長髪、無精ヒゲまで生えていたが、ブルマに言われてすっきりカット。予選は軽く突破し本選に出場できたものの、ジャッキー・チュン(亀仙人)には手も足も出ずに敗れ去った。戦闘力は初登場時の悟空(10)に迫りはしたが、追い抜いてはいないというところだろう。8ヶ月前の8.6(推定)に+1の9.6で、苦労の始まりといえる数値かもしれない。


クリリン 70(推定)

 14歳。亀仙人のハードな修行に耐えた結果、常人(5)を遥かに超えるレベルに到達。素質的に見て、戦闘力では牛魔王(推定 60)の上を行くだろうことは間違いない。今のクリリンに勝てる者は、武道会場には3人しかいなかっただろう。その中の1人、当の師匠が化けたジャッキー・チュン相手にはさしものクリリンも分が悪すぎる。パンツおとり作戦で場外負けを狙い成功しかけたが、まさかのかめはめ波リターンでふいになる。結局は実力差が出て、軽く気絶させられてしまった。


ナム 76(推定)

 優勝賞金で水を買い、水不足の村と弟たちを救うために天下一武道会に出場、準決勝で悟空と戦った。おそらくクリリン(推定 70)を倒せたであろう3人のうちの1人で、戦闘力は76(ナム)とするのがまさにちょうどよい(カードダスでのBPは90とやや高め。スカウター欄搭載のリメイク版ではさらに+120の計210にパワーアップしている)。悟空と実力伯仲する体術、並の人間なら10日は意識を失う必殺クロスチョップの天空X(ペケ)字拳を有する。超天空X字拳での決着を狙うが、逆に着地の瞬間を悟空に狙われ、場外に蹴り飛ばされてしまった。ホイポイカプセルにたっぷりの水を詰め帰り、当座の水不足は解消された。

 アニメ第29話「ふたたび冒険 さまよう湖」、武道会終了後まもなく悟空と再会する。悟空以外で筋斗雲に乗れた初めての男性で、また、ウーロン以外で悟空に初めてパンパンされた男性(それまで筋斗雲に乗れたのはチチと、善いランチさん、女性だけ。ナムへのパンパンは念のための確認だった)。ギラン族が川の上流をせきとめていたことが水不足の原因だったが、悟空のおかげで解決した。が、ドラゴンボールZ魔人ブウ編では、なぜか悟空ではなくミスター・サタンの呼びかけに応え元気を送った。

 アニメでは第22回天下一武道会に出場するが、予選で天津飯に敗れる。災難が続くようにタンバリンに殺されてしまうことになるが、ドラゴンボールで生き返る。その頃には女性への抵抗力が増したのか、結婚して息子をもうけていた。

 「ドラゴンボールZ Sparking! METEOR」で対戦ゲーム初参戦を果たした。大全集(キャラクター事典)によれば、エイジ721生まれ。職業は農業。アミとダブという弟がいるらしい。第21回天下一武道会のあったエイジ750には29歳。


悟空 85(尻尾なし 通常時 推定)100(尻尾生える 通常時 推定)200(かめはめ波 推定)
→→→1000(大猿化 10倍 推定)

 13歳となる年だが、作中ではまだ12歳と言っている。(誕生日〔じいちゃんに拾われた日?〕が武道会開催の5月7日以降なのだろうか)

 クリリン(推定 70)を倒せる3人の残る1人はもちろん悟空しかいない。天下一武道会予選~本選1回戦までの戦闘力は推定 85。そのままではギランのグルグルガムを打ち破ることはできなかった。だが、尻尾が生えたことで本来の調子が戻り、戦闘力も100までアップしたことだろう。ジャッキー・チュン(亀仙人)の戦闘力 120(推定)とはまだ差がある。しかし、ナム(推定 76)からの連戦を苦にすることもない若さとパワー、天性の素質でカバーする。

 かめはめ波、気の一点集中効果による戦闘力倍加も申し分ない。ジャッキー・チュンのかめはめ波(推定 240相当)を相殺することに成功した。孫悟飯じいちゃんを苦しめたという萬國驚天掌(ばんこくびっくりしょう)には降参しかける。だが夕月(満月)を見たことで大猿化し、萬國驚天掌を弾き飛ばした上に会場を破壊する大暴れ。基本戦闘力で1000という、この時点では誰もまともに止められない化け物になってしまう。


ジャッキー・チュン(亀仙人) 120(通常時 推定)240(かめはめ波 推定)300(萬國驚天掌 推定)
144(MAXパワー 通常時の1.2倍 推定)
360(かめはめ波最大出力 MAX時の2.5倍 通常時の3倍 推定)

 誰にも止められないはずの大猿悟空(推定 1000)の暴走を止めた「技」があった。MAXパワー状態(通常字の1.2倍推定)のジャッキー・チュン、320歳が放つ、かめはめ波最大出力(マックスパワー)だ。かめはめ波最大出力(マックスパワー)時の戦闘力は、さらに2.5倍、通常時の3倍に達することだろう。(2.5倍は「元祖」かめはめ波としての威力。魔貫光殺砲〔3倍以上〕ほどの一点集中効果は得られないものとする)

 MAXパワー状態で放つかめはめ波の凄まじいところは、その拡散威力にある。通常のかめはめ波×MAXパワーで戦闘力 288 相当(推定)だが、フライパン山を消し飛ばす。かめはめ波最大出力×MAXパワーで戦闘力 360 相当(推定)に過ぎないが、月を粉々に吹き飛ばす。

 MAXパワー状態最強の技が「かめはめ波最大出力」ならば、通常状態の最強技は萬國驚天掌(ばんこくびっくりしょう)だ。萬國驚天掌の気の一点集中効果はかめはめ波最大出力と同等の2.5倍(推定)で、戦闘力 300相当の威力を誇る。かめはめ波ほどの派手な破壊力はないが、激しい電撃で相手の動きを封じ無防備にし、確実に大ダメージを与える技だ。だが、さすがに大猿悟空(推定 1000)を倒すほどの威力はなかった。


悟空 50(大猿から元に戻る 疲労と空腹 推定)100(かめはめ波 推定)30(さらに疲労 推定)
ジャッキー・チュン(亀仙人) 30(エネルギーなくなりかけ 推定)

 月が消滅したことで、悟空の大猿化が解ける。ジャッキー・チュンはとどめのかめはめ波を撃とうとするが、エネルギー切れで出ない。悟空はかめはめ波を一発撃つことができたが、疲労と空腹で威力が落ちていた。今までの戦いでの疲労の蓄積と、大猿となったことによる消耗が原因だろう。悟空とジャッキー・チュン、2人の戦闘力はフィフティ・フィフティならぬ30・30。そのまま戦い続ければ、若さとパワー、そしてすばしっこさで悟空に分があった。しかし、ジャッキー・チュンは悟空とのキック合戦に持ち込むことで身長(リーチ)差を生かした。ジャッキー・チュンの蹴りが少し深く悟空に決まり、最後の最後で勝敗を分けたのだった。

 亀仙人の苦労の甲斐はあり、悟空とクリリンは己の強さに慢心することなく精進することを誓う。片や、亀仙人の苦労の結晶、優勝賞金50万ゼニーは水泡に帰すように悟空の胃袋に消えた。その晩、悟空はさっそく新たな目標を見つけ、いや、前々から考えていたことを実行に移す。孫悟飯じいちゃんの形見、四星球を求めて再びドラゴンボール探しの旅へ出るのだった。(以前に願いを叶えてから8ヶ月しか経っていない。本来はあと4ヶ月は待たなければならないはず。作者の単なるミスでないとすれば、隠された設定があるとも考えられるだろう。例えば、神龍を呼び出した者以外が願いを叶えると、石からボール戻る期間が短くて済む、等)



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