ドラゴンボール レッドリボン軍~悪魔の便所/孫悟飯じいちゃん 戦闘力

DRAGON BALL #9 [DVD]



-VS シルバー大佐~マッスルタワーの恐怖- 赤数字:公式数値 青数字:推定数値 紫数字:完全推定数値

〔参考戦闘力:地球人一般男性 5  女性 4  子供(10歳) 2  ミスター・サタン 6.66


悟空 110(通常時 推定)220(かめはめ波 推定)

 12~13歳。ジャッキー・チュンとの激闘の経験と、47万ゼニー分の栄養を吸収し戦闘力を伸ばした。サイヤ人特有の回復パワーアップの一環だろう。戦いを経るたびに確実に強くなる。しばらく後に再会するクリリンには「うんと強くなってる」と評価される。



ブラウン ?

 レッドリボン軍ブラウン隊隊長。軍の中で最も早くドラゴンボール(五星球)を探し出し、レッド総帥に献上した。名前のみの登場のため、階級及び戦闘力不明。アニメではシルバー大佐の援護にブラウン隊を派遣する場面がある。


シルバー大佐 7.4(推定)

 レッドリボン軍シルバー隊隊長。ボクシングスタイルの格闘術を使う。六星球のあった地区を捜索していた。原作ではあっさりと悟空にやられてしまったが、アニメでは大幅に活躍シーンが追加されている(アニメでも悟空にあっさりやられてしまうのは変わらないのだが、それまでに)。ピラフ一味をやり込めたり、プロボクサー数名を軽くたたきのめしたりした。知・力・技の三拍子そろった名将の器を覗かせていた。

 戦闘力は銀(シルバー)の原子番号「47」を逆転し、7.4という評価を下したい。ミスター・サタン(6.66)を超え、めぐり合わせさえよければいくらでも名を上げられた人物。しかし、悟空と出会ってしまったこと、いやそもそもレッドリボン軍に入隊したこと自体がいけなかった。「失敗者には死を」というレッドリボン軍の鉄の掟のより、汚名返上の機会もなく死刑を宣告される。いうところの「ごまんといる銀(シルバー)メダリスト」の代表者といえるかもしれない?


スノ 2(推定)

 北国ジングル村の少女。幼っぽく見られるけど10歳。戦闘力的にはごく普通の子供。雪原に墜落した飛行機から悟空を助けた恩返しに、レッドリボン軍の支配から村を救われることになる。アニメでは、人造人間8号(ハッチャン)の爆弾を取り除くためにフラッペ博士にかけ合った。

 アニメ第113話「キングキャッスルの攻防!!」で再登場。国王在位20周年記念式典で、国王に花束を渡す各地代表の子供に選ばれていた(13歳)。ピッコロ大魔王の脅威を目の当たりにした人々が絶望する中、スノ一人が悟空に希望を託す。その後はやって来たハッチャンと力を合わせ、ケガ人の救助にあたった。(原作ではピッコロ大魔王の放送をジングル村で家族とともに見る様子が1コマ描かれた)

 原作のレッドリボン軍編では名前がなく、アニメ第35話のサブタイトルから名前が明らかになった。魔人ブウ編になってようやく原作でも「スノ」と名前を呼ばれ、ハッチャンや村人ともに悟空に元気を送った。(34歳)

 本編で悟空と再会するのはドラゴンボールGT(50歳)まで待たなければならないが、ゲームではもっと早い。DS「ドラゴンボール改 サイヤ人来襲」で、22歳のスノと再会するきっかけはやはりレッドリボン軍絡みだった。


メタリック軍曹 30(推定)

 レッドリボン軍ホワイト隊所属。マッスルタワーの3階を守る巨漢の軍曹。ターミネーターのような全人工製のロボットだが、ドクター・ゲロの開発した人造人間シリーズではない。動力源は永久エネルギー炉、ではなくただの乾電池。悟空と戦っている最中に電池が切れて動かなくなった。(アニメでは去年の春〔今は5月〕に乾電池を取り替えたと言っており、1年間は動いていたことになる。新品の乾電池で1年以上はもつはずだったが、悟空との戦闘で大幅に電力を消費してしまったのだろう)

 メタリック軍曹はロボットなので「気」を持たず、スカウターで戦闘力を計測しても「0」と表示されるだけだ。人造人間とも違うが、人造人間のパワー値同様に戦闘力に置き換えてみると、メタリックの数値はどうなるか? 悟空に「天下一武道会に出ればよかったのに」と評価されていることから、ムラサキやホワイトよりは強い(アニメではムラサキがメタリックのことを敵でなくてよかったと冷や汗をたらす場面がある)。初登場時の悟空(10)よりは強く、牛魔王(推定 60)よりは弱い、その中間よりやや下といったところ。そのパワー値(戦闘力)は30とするのが適切だが、悟空(推定 110)の攻撃に耐えるメタルボディの防御力はそれ以上だ。(カードダスではBP130+150=280とかなり高めに設定されている。基本BP130なら防御力には当てはめられる)

 ファミコン用ソフト「ドラゴンボール3 悟空伝」では『ターミネーター』『殺人サイボーグ』という同型が出現する。


ムラサキ曹長 7(推定)

 レッドリボン軍ホワイト隊所属。マッスルタワーの4階を守る忍者曹長。階級では大佐より遥かに下の位だが、実質ホワイト隊のナンバー2となる実力者。アニメではシルバー大佐のことを「あのシルバー」と呼び捨てにしている。シルバー大佐の実力を認めつつ、自分と同格以下に見ているかのようだ。悟空には、自分を倒した者はおろか姿さえ見た者はいないと豪語した(アニメでは、影を見ただけでも生き残れた者は一人もいない「死の使い」といわれている)。さもメタリック以上の強さがあるように誇りもしたが、そこまで常人離れはしてはいまい。

 ホワイトには「実力はある(が頭が悪い)」と評されるが、当然悟空には敵わない。しかし、手裏剣が頭に刺さっても生きているなど、悟空も驚く「丈夫い」頑丈さがある。ミスター・サタン(6.66)にも通じるしぶとさから、戦闘力はそれ以上だと評価できる。シルバー大佐(推定 7.4)には劣ると見て、7ちょうどの数値を与えたい。(カードダスではBP150+130=280とかなり高めに設定されている。同弾のメタリック軍曹に匹敵)

 アニメでは倒壊したマッスルタワーから生き延びており、悟空の隙を見てドラゴンボールを奪おうとした。しかし、フラッペ博士が取り除いた人造人間8号の爆弾の爆発に巻き込まれ、死亡したものと思われる。

 リメイク版「ドクタースランプ」では、ブルー将軍の部下として登場し、ペンギン村に潜入した。ニコチャン大王とその家来を利用したり、変装や変わり身を駆使し、悟空からドラゴンボールを奪うことに成功する。神龍を呼び出すところまで行ったが、ブルー将軍と叶えたい願いが異なってしまい、もめてるうちにやられてしまった。

 大全集キャラクター事典によれば、エイジ715生まれ。悟空と出会ったエイジ750には35歳。

 ファミコン用ソフト「ドラゴンボール3 悟空伝」では『上忍』『下忍』というそっくり忍者が出現する。


コン 7(推定)
チャ 7(推定)
アカ 7(推定)
アオ 7(推定)

 ムラサキ曹長を長男とする五つ子(一卵性?)の弟たち(名前は週刊少年ジャンプ特別編集雑誌で判明。大全集キャラ事典にも「ムラサキ曹長の兄弟」として記載)。アニメでは自己紹介(兄弟の順番を言うだけ)とともに得意武器を掲げていた。次男(コン)が苦無(くない)、三男(チャ)が銃、四男(アカ)が吹き矢、五男(アオ)が鎖鎌の使い手。ムラサキとっておきの「分身の術」として登場し悟空を惑わせたが、タネが割れるとあっさり敗北。容姿もムラサキと同じならば、戦闘力も同じと考えていいだろう。

 リメイク版「ドクタースランプ」にも登場し、ペンギン村学園の校庭で大暴れした。しかし、悟空とアラレちゃんの強力タッグの前にあっけなく全滅する。


ブヨン 40(推定)

 隠し部屋となっているマッスルタワー5階を棲家とする肉食怪物。戦闘力自体はメタリック軍曹(推定 30)より少し強い程度だろう。悟空を丸呑みしたが、力で口をこじ開けられている。

 攻撃こそ最大の防御というが、ブヨンにとっては防御が最大の攻撃となる。その名のとおりブヨンブヨンの柔軟な体で、悟空のかめはめ波(推定 220)をも弾き返す。相手がどんなに強く攻撃してこようと、弾き返してカウンターダメージを与えるのだ。悟空は自ら体験とスノの「カチンカチンに凍った」という言葉からブヨンを倒すヒントを得た。タワー外壁を破壊することで寒風を呼び込み、カチンカチンに凍ったブヨンを蹴り砕いた。

 アクションゲームでも同様の倒し方でないとダメージすら与えられない。ファミコン用「ドラゴンボール神龍の謎」、ニンテンドーDS用「ドラゴンボールDS2 突撃!レッドリボン軍」は原作どおり。Wii用「ドラゴンボール 天下一大冒険」だけはちょっと変わった倒し方をする。

 ファミコン用ソフト「ドラゴンボール3 悟空伝」では『ガキン』という同型モンスターが出現。


ホワイト将軍 8(推定)

 レッドリボン軍ホワイト隊隊長。ジングル村の近くに駐屯基地のマッスルタワーを建設した(ジャンプ本誌掲載時、作者も担当編集も気付かずシルバー将軍と台詞に書いてしまったことがある)。ジングル村の村長を人質に取り、村の男たちを駆り出してドラゴンボールを捜索させていた。6階の司令室から5階のブヨン部屋に悟空を突き落とし、その戦いで疲労した悟空には勝てると見込む。しかし見込み違いも甚だしく、身をもって悟空の化け物じみた強さを知るのだった。隙を見て高威力のパワードガンで悟空を追い込み、村長を盾に取り逆転の一手とする。しかし、ハッチャン(人造人間8号)怒りの鉄拳でタワーの壁を貫いて吹っ飛ばされていった。

 戦闘力的には、ミスター・サタン(6.66)を超えるくらいにはあると思われる。メタリック軍曹(推定 30)より強そうな口ぶりもしたが、そこまで常人離れはしていまい。アニメではシルバー大佐(推定 7.4)が敗れたと知った時、「あのシルバー大佐」と力を認めていた様子。シルバー大佐同様のボクシングスタイルは、もしかするとライバル同士だったのかもしれない。大佐と将軍、階級差を考慮すると、ホワイトの戦闘力は8とするのが相応しいだろう。

 ニンテンドーDS用ゲーム「ドラゴンボール改 サイヤ人来襲」では生き残っている設定。再びマッスルタワーを根城にし、レッドリボン軍残党とともにドラゴンボールを集めて世界征服をたくらむ。ハッチャンを手下に、自らも人造人間にでもなったかのような超パワーアップを果たしている(戦闘力800)。


人造人間8号(ハッチャン) 120(推定)

 フランケンシュタインのような恐ろしい姿だが、争いを好まない温和な性格。悟空からはハッチャンと呼ばれる。マッスルタワーの4階、ベランダのようになっている中途階層、粗末な箱のような檻につながれていた。ムラサキ曹長から悟空と戦うように命令されるが拒否し、体内の爆弾で爆破されるのを受け入れようとした。悟空に助けられ、ジングル村の村長救出に協力、ホワイト将軍を説得しようと試みる。しかし、非道なホワイト将軍についに怒り爆発し、悟空以上のパワーがあるパンチを繰り出した。ドラゴンボール(二星球)を隠し持っており、用済みになった村人が皆殺しにされるのを防いでいた。そのことを気に入られ、村長夫婦の家で暮らすことになる。村で暮らすのはたっての希望だった。

 人間ベースの人造人間だが、有機質改造の17号・18号とは異なり、大半が機械の体と化している模様。機械部の動力源は不明だが、普通に食事をとって栄養を供給することもできるようだ。パワー値(戦闘力)はこの時点での悟空(推定 110)に+10で、120とするのがいいだろう。同じくこの時点での亀仙人と並ぶ強さだ。桃白白や、カリン塔で修行をした悟空ほどの力はないものとする。(カードダスではBP200+100=300と高めに設定されている。名前も改造人間8号になっている)

 アニメでは体内の爆弾を除去するエピソードがあるが、原作ではそのまま放置されている。アクションゲーム「ドラゴンボールDS2 突撃!レッドリボン軍」では、則巻千兵衛博士に取り除いてもらっている。RPG「ドラゴンボール改 サイヤ人来襲」では、ホワイト将軍に洗脳されて悟空に襲いかかってきた(戦闘力888)。格闘ゲーム「Sparking! METEOR」では、未来からやって来た人造人間16号と戦うIFストーリーがある。

 なお、フルカラーコミック 人造人間・セル編 2巻末の龍珠問答では、鳥山明が人造人間1~8号は19号と同じ全人工製と答えている。映画「最強への道」のハッチャンも完全なロボット型として描かれている。


フラッペ博士 3.5(推定)

 人造人間8号の生みの親とされるアニメオリジナルキャラクター(ドクター・ゲロとは同僚だった可能性もある)。ジングル村から離れた山奥にある一軒家に引きこもる偏屈科学者。戦闘力的にはただの老人(ピラフ〔推定 3〕よりは強い)。時々村人が時計やミシンを修理してもらう程度で、他人との交流はあまり好まない(スノにだけは心を許した)。それというのも、(村人を皆殺しにすると脅され)人造人間8号を生み出したという罪悪感からだった。再びムラサキ曹長に脅され悟空からドラゴンボールを奪おうとしたが、悟空とハッチャンの活躍に救われる。ハッチャンの体内から爆弾を取り除き安心して村で生活できるようにしたが、ドラゴンレーダーは直せなかった。



-VS ブルー将軍~追ってペンギン村- 赤数字:公式数値 青数字:推定数値 紫数字:完全推定数値

〔参考戦闘力:地球人一般男性 5  女性 4  子供(10歳) 2  ミスター・サタン 6.66


悟空 115(通常時 推定)230(かめはめ波 推定)

 マッスルタワーでの激闘の疲れを、スノの家での温かい料理と布団で回復、パワーアップ。ドラゴンレーダーの修理に西の都へ立ち寄り、ブルマとともにカメハウスへ。クリリンも加え海賊の洞窟を冒険した後は、ドラゴンボールを奪ったブルー将軍を追ってペンギン村へ。新旧鳥山明ワールドクロスオーバーの後は、聖地カリンにてレッドリボン軍編最大の敵と遭遇する。

 ドラゴンボールGTの後番組として始まったリメイク版「ドクタースランプ」。そこではドクタースランプの世界に悟空が飛び込んでくる形でレッドリボン軍編が描かれた。悟空が大猿になったり学校で勉強したりと、アラレちゃんとの交流もドラゴンボール本編より盛ん。展開は本編とは多々異なり、ペンギン村で神龍を呼び出し願いまで叶えてしまった。

 第56話「超(秘)大ザルの正体を見た」、第57話「悟空君、アラレの学校で大ピンチ!」。第58話「始まるヨ!アラレと悟空スーパーバトル」、第59話「悟空バイチャ!この世で一番強いヤツ」。全4話をかけた新たな悟空の冒険は、この後どのようなドラゴンボール世界へと展開したのだろうか。(ドクタースランプの後番組としてONE PIECEが始まった。アラレちゃん→DB→新アラレちゃん→ワンピース)


グレート・リー 5.6(推定)

 西の都の裏路地でストリートファイトをおこなっていた、ブルース・リーのような拳法使い(第21回天下一武道会予選でクリリンと戦った「カンフー男」〔大全集〕と似ているが、同一人物かは不明)。原作やアニメでは名称不明だが、「超悟空伝 突激編」では『グレート・リー』の名で登場。試合料1万ゼニーと引き換えに、勝者には10万ゼニーを賞金として進呈すると約束していた。悟空を子供だと侮りタダで挑戦させたところ、手も足も出ずに完敗し、賞金をあっさり手渡すハメに。石の塀を軽く蹴破った悟空を見て降参しており、パンプットほどにも強くはないことが分かる。ドラゴンボールGTで第30回天下一武道会に出場したエビッチ・リー(推定 6)よりも弱いだろう。当然サタンにも敵わない。戦闘力はちょっと鍛えた一般人よりもやや高い程度。まさに5.6ート!?


ブリーフ夫妻 3.5(推定)

 ブルマの両親。カプセルコーポレーションの社長夫妻。レッドリボン軍編で本編初登場。年齢や性格的に、戦闘力はブルマ(一般女性平均 4 推定)にやや劣るものと思われる(といっても年齢不詳で、魔人ブウ編になっても外見や雰囲気が変わらない)。二人ともセクハラ的な言動はあるが悪気はなく、いろんな意味で純粋で天然なだけ。もしかすると筋斗雲にも乗れるかもしれない。


ハスキー 6(推定)

 アニメ第44話「悟空と仲間と危険がいっぱい」、第45話「気をつけろ!空中の罠」に登場したオリジナルキャラ。金髪ランチさんに、「キャッツアイ」の泪姉さんが乗り移ったかのような(?)雰囲気の女仕事師。この世に奪えぬ物はないといわれ、宝石を、札束を、そしてあらゆるものを影一つ残さず掠め取る。その天才的頭脳とテクニックで、狙った標的の命を奪う暗殺稼業までもこなしている。西の都を中心に活動しており、悟空が西の都を訪れたことでレッドリボン軍に金で雇われた。悟空からドラゴンボールを奪って100万ゼニー、悟空の命も奪えばもう100万ゼニー入ることになっていた。街のワル(悟空の金をゆすり取ろうとした)二人組を利用し、ヤムチャを誘惑し、まんまとドラゴンボールを入手。悟空たちが訪れていた空中遊園地ごと爆弾で爆破しようとしたが、悟空に追いつかれ失敗に終わった。

 女に弱いとはいえヤムチャを押さえ込むあたり、それなりに鍛えこんでありそうだ。パワフルな金髪ランチさん(推定 6.5)には及ばないが、ランファン(推定 6)並の戦闘力はあるだろう。ハスキーの真価は、戦闘力には表れない大胆かつ繊細な技術力にあるといえる。地球人類の戦闘力が全員同じ5だろうと、そこには様々な可能性が秘められているということだ。ベジータの台詞「スカウターに頼るな」とは、単に戦闘力(気)のコントロールを意味しているだけではない。後々ベジータが地球に帰化し、戦闘力では測れない地球人の価値観を認めることにもつながってくるのだ。


クリリン 72(推定)

 男子三日会わざれば刮目して見よ。というが、第21回天下一武道会からまだ2日しか経っていない。とはいえ、クリリンもわずかながら戦闘力を伸ばしているだろう。第21回天下一武道会参加時の70に、+2の72が今のクリリンの戦闘力。ジャッキー・チュン(亀仙人)との戦いで得た経験と意気込み、そして2日分の修行の成果だ。修行の一環として悟空のドラゴンボール探しを手伝い、海底洞窟を探検する。


海賊ロボット 60(推定)
大ダコ 40(推定)

 ドラゴンボール(三星球)反応のあった海底洞窟、大昔の海賊のアジトで悟空と戦った相手。海賊の宝を守るガードマン役の戦闘ロボットと、落とし穴の先にいた巨大なタコ(悟空にイカと呼ばれる)。アジトのコンピュータはスリープ状態にあり、悟空たちが侵入したことで自動防衛システムが起動した。(アニメ)

 海賊ロボット(見張りロボット)はクリリン(推定 72)に「かなり強い」と言わせるほど。パワー値(戦闘力)はメタリック軍曹(推定 30)の倍、60はあるだろう。アニメではサビ付いたような音を立てていたが、動きは機敏で反応もよい。武器の火力も凄まじく、強固なボディは悟空とクリリンの再三の攻撃に耐え抜く。悟空(推定 115)が上空から勢いをつけたジャン拳グーでようやく破壊できた。(この頃の悟空は「気を読む」ことはできないが、ロボの存在を「人間じゃない気配」と言い当てた。カードダスではBP300+100=400とかなり高めに設定されている。名前はガイコツロボット

 海賊ロボを撃退後、悟空はブルーの策略で落とし穴にはまり、大ダコの餌になりそうになった。アニメの大ダコはブヨンのように柔軟な体質を見せ、悟空の攻撃を受け付けなかった。悟空を壁にたたきつけてヘロヘロにするだけの力はあり、戦闘力はブヨン(推定 40)と同等と思われる。しかし、かめはめ波は弾き返すことができずタコヤキにされ、悟空の体力回復の素になった。

 ニンテンドーDS用ゲーム「ドラゴンボール改 サイヤ人来襲」では、どちらもパワーアップ復活して登場する。(大ダコは悟空に食べられたのは足だけだったのか、本体は生き延びていたようだ。驚異の生命力を誇る大ダコの戦闘力は何と1788。海賊ロボも戦闘力781と大幅強化されている)


ドック 5.5(推定)

 レッドリボン軍ブルー中隊所属の士官。戦闘力は常人より多少強い程度だろう。原作では名称不明。アニメではブルーに名前を呼ばれるとともに、小太りな体型をとがめられ減量するように命令された。ブルー将軍率いるA隊が悟空たちが乗る潜水艇を追い、ドック率いるB隊がカメハウスを襲撃する。原作では特に武器を所持せず、亀仙人たちに対して全く警戒していなかった。アニメではムチをふるい、カメハウスに罠がないかなどの警戒を怠らなかった。しかし結局は原作もアニメも同じ末路で、B隊は亀仙人と金髪ランチさんに全滅させられる。ドックやB隊隊員たちは生きて連れ帰されるが、後に本部で処刑された可能性が高い。


ブルー将軍 90(推定)

 レッドリボン軍ブルー中隊隊長。オカマで、女とネズミが苦手で、不潔なものが大嫌い。自分の血を見るのは最低(ナルシシスト)だが、他人の血を見るのは最高(サディスト)という性格。素手でクリリン(推定 72)をねじ伏せるほどの戦闘力で、実質レッドリボン軍最強の兵士。ホワイトはシルバーの力を認めていたが、ブルーは二人ともレッドリボン軍の恥だと切り捨てた。相手の動きを封じる超能力は格上の悟空(推定 115)にも通じ、簡単には抜け出せない。亀仙人(推定 120)には気配を悟らせないで近づくことができるなど、ハイレベルな技術もある(40kgの重りを着けた亀仙人〔推定 90〕とは互角の戦闘力となる)。しかし、アラレちゃんには激しく「遊ば」れ、桃白白には舌(ベロ)一枚であっけなく殺されてしまった。(カードダスではBP180+120=300とかなり高く設定されている。基本BP180の半分がいいところ)

 リメイク版「ドクタースランプ」にも登場し、ペンギン村で神龍を呼び出すところまでこぎつけた。願うべきはレッドリボン軍による世界征服なのだが、ブルーは自分のための願いを叶えようとする。バーバーそらまめ(理髪店)で空豆クリキントン(店主)にカットされたモヒカン頭を元に戻そうとしたのだ。ムラサキ曹長ともめているうちに、悟空とアラレちゃんの強力タッグにやられてしまった。

 格闘ゲーム「ドラゴンボールZ Sparking! METEOR」に参戦。好みの男性(トランクスとかトランクス)と戦ったり、桃白白や悟空やアラレちゃんに勝つことだってできる。

 大全集によれば、ブルーはエイジ722生まれ。悟空たちと出会ったエイジ750には28歳。うら若きゲイ将軍。


スッパマン 3(推定)

 ご存知(?)ペンギン村のヒーロー(??)、梅干食べて、スッパマン!!(オカカウメ星〔ボシ〕出身の異星人) 世を忍ぶ仮の姿(???)、暗悪健太(くらあくけんた)が電話ボックスの中で変身した(着替えた)姿。モデルになったスーパーマン(クラーク・ケント)に失礼なほど弱く、空を飛ぶこともできない。アニメではブルー将軍の前で「スッパマンイナズマパンチ」を披露するが、瓦4枚のうち1枚が割れただけ(しかも目に涙を浮かべて痛いのを我慢していた。戦闘力的には常人以下のピラフ並)。ブルーが電話ボックスを押しつぶしたのを見て恐れをなし、則巻千兵衛博士の家の場所を教えた。その後、暗悪健太(テレビ局アナウンサー)の姿でレッドリボン軍襲撃を村中に報じた。

 Dr.スランプ劇場版第8作(新劇場版第3作)「ほよよ!!助けたサメに連れられて…」(1994年公開。劇場版ドラゴンボールZ「危険なふたり!超戦士はねむれない」の同時上映作品)。スッパマンが超サイヤ人に変身するシーンがある(スッパサイヤ人?)。50倍強くなったわけではなく、ダーブラ言うところの「なあに、ただ光ってるだけですよ」状態だった。

 以下、悟空かブルー将軍と台詞つきの会話をしたDr.スランプ(アラレちゃん)キャラを紹介。


木緑あかね 4(推定)
空豆タロウ 5(推定)

 アラレちゃんの同級生「あかねちん」と、先輩で警察官の「タロさ」。原作ではただ顔を出しただけだったが、アニメでは悟空と会話している。二人とも筋斗雲に乗ろうとしたが、乗れなかった。(不良と元不良)

 レッドリボン軍のウワサはペンギン村警察にも届いており、タロさは慌てた。ガラ&パゴス(先輩署員)とともにブルー将軍を逮捕しようとしたが、手錠と銃を破壊され、パトカーを奪われる。そのパトカーはお約束どおりアラレちゃんの体当たりで吹っ飛ばされた。

 その後、ペンギン村警察署署員総出でレッドリボン軍と戦おうとし、勘違いでニコチャン大王の宇宙船を撃ち落とした。あかねちんは喫茶「Coffee Pot」でカンフー使いの摘突詰(つんつくつん)と会い、悟空の知り合いではないかと尋ねていた。(摘突詰は激怒し忘我状態になるとアラレちゃん&ガッちゃんズ以上の超パワーを発揮。戦闘力にしたら200以上は確実か?)


則巻千兵衛 5(推定)
則巻みどり 4(推定)
則巻ターボ 1(推定)

 「Dr.スランプ」こと則巻千兵衛(のりまきセンベエ)博士の一家。妻、みどり。息子、ターボ(センベエさんも、みどり先生も、Dr.スランプ本編ギャグワールドでは恐ろしいタフさパワフルさを発揮しているが)。戦闘力的には普通の人たち、だろう。(超能力者であるターボくんは、普通の赤ん坊よりも生命力にあふれている。また、超能力を全開にしたターボくんはアラレちゃん&ガッちゃんズ以上の超パワーを発揮する)

 悟空は最初、みどり先生を博士だと思って挨拶した(ドラゴンレーダー=ブルマ=女の印象が強かったため)。センベエ博士でもドラゴンレーダーを直すことはできなかったが、ターボくんが超能力で修理した。(リメイク版「ドクタースランプ」ではターボくんが生まれていないため、博士が数日かけてどうにか修理)


則巻アラレ(アラレちゃん) 165(カードダス)?
則巻ガジラ×2(ガッちゃんズ) 各165(カードダス)?

 アラレちゃんはセンベエ博士の妹という設定でつくられた少女型ロボット(後にセンベエが祖父に、アラレはキャラメルのオマケだったと苦しい言い訳し、養女〔義娘〕に変更になった)。ガッちゃんズは、神がこの世に遣わした天使の双子。(神といっても「地球の神」ではなく、地球周辺の「銀河系の神」。亀仙人そっくり。Vジャンプ1999年12月号の漫画『ドクタースランプ』〔リメイク版〕では、この神と北の界王がゲートボールする場面がある)

 Dr.スランプ最終回時の設定が生きているならば、アラレちゃんは高校3年生であり、ペンギン村の村長(リメイク版「ドクタースランプ」では中学生。悟空と一緒に勉強したり給食したり身体検査したり)。とにかく「めちゃんこ強(つお)」く、走る速さも筋斗雲と同じくらい速い。(通常でマッハ1.5。本気でマッハ3。Dr.スランプのペンギン村村立高校大運動会・100メートル走での記録3秒6。秒速約30メートル。秒速30メートルはマッハにしたら1/10以下だが、本気ではなかったのと、距離が短かったせいもあるだろう)

 カードダスではアラレちゃんとガッちゃんズ合わせてBP 165となっているが、それでも各々の最低値だろう(ガッちゃんはアラレちゃん以上のパワーを秘めており、いざという時とても頼りになる)。たまたまレッドリボン軍編と重なる戦闘力(よりちょっと強い)となっただけであり、上限は未知数。「地球割り」のパワーを考えると、超サイヤ人悟空(1億5000万)とだって渡り合えるかもしれない?(Dr.スランプの世界とドラゴンボールの世界はパラレルワールドの関係にあるという。レッドリボン軍編でたまたま時空が重なった? ドラゴンボール世界の地球が「地球割り」されることがないように、Dr.スランプ世界の地球が魔人ブウに破壊されることはない?)

 ファミコン用ゲーム「ドラゴンボール3 悟空伝」では、ラディッツかそれ以上に強い敵として登場。
 格闘ゲーム「Sparking! METEOR」ではプレイヤーキャラとしてDBキャラと思う存分「遊べ」る。
 アクションゲーム「ドラゴンボールDS2 突撃!レッドリボン軍」にもゲスト出演している。


オボッチャマン(キャラメルマン4号) 165(推定)?

 アラレちゃんと同等の力を持つ少年型ロボット(Dr.マシリト製作)。アラレちゃんの同級生であり恋人。アラレちゃんが自分の「つおい」お友達として名前を挙げた。おぼっちまんくん。悟空とは直接会ってはいないが、アニメではブルー将軍の車(スッパマンから奪った)を修理した。ブルーの好みのタイプの可愛い男の子で、危うくキスされそうになった(が気付いていない)。食事に誘われ、洋服を買ってあげようともいわれたが、郵便配達の途中だったために走り去った。

 リメイク版「ドクタースランプ」では、大猿悟空(本編と同じ戦闘力なら推定 1150)と戦った。「んちゃ(で、ございまぁ~す!)砲」で攻撃するが、大猿悟空には全く効かなかった。



-VS 桃白白~レッドリボン軍本部突撃- 赤数字:公式数値 青数字:推定数値 紫数字:完全推定数値

〔参考戦闘力:地球人一般男性 5  女性 4  子供(10歳) 2  ミスター・サタン 6.66


イエロー大佐 7.5(推定)

 レッドリボン軍イエロー隊隊長。トラ型人間。聖地カリン周辺でドラゴンボール(四星球)を捜索していたが、ボラに阻まれる。ウパを人質にドラゴンボールを要求するが、悟空によって倒された(飛行機上から殴り飛ばされる。生死不明だが、本部に戻ったところで死刑が待つだけ)。戦闘力はシルバー大佐(推定 7.4)より上、ホワイト将軍(推定 8)より下と推定した。ブルー将軍(推定 90)には劣るであろうボラにも敵わず、そこまで常人離れした強さはない。


ウパ 1.5(推定)

 聖地カリンを守護する一族の男、ボラの息子。年齢、体格的に見て、10歳児(推定 2)未満の戦闘力。しかし、勉強ばかりしていた4歳の悟飯(戦闘力 1)よりは体力があるだろう。


ボラ 70(推定)

 先祖代々カリン塔を守護する番人の一族。屈強なインディアン風の大男。イエロー隊の鉄砲射撃を正面から耐え切り、アニメでは火山弾を背中に受けても何ともなかった。アニメでは、父を尊敬するウパ、息子を可愛がるボラとの交流から、悟空は何かを感じ取っていた。悟空が育ての親・孫悟飯と築いたのは祖父と孫と言う関係。ボラに「父」を見たのかもしれない。

 戦闘力は牛魔王(推定 60)を超え、クリリン(推定 72)とほぼ同レベルと評価できる(パワーや耐久力ではボラのほうが上だが、総合力ではクリリンが勝る)。これほど常人離れした戦闘力でも、カリン塔を登りきるにはやや足りないようだ。ボラは若い頃に一度カリン塔に挑戦したが、途中で断念したという経験がある。(戦闘力は今のほうが上かもしれないが、スタミナや体力は若い頃のほうがある?)

 ボラは桃白白に手も足も出ずに殺害されてしまうが、ドラゴンボールで生き返る。リメイク版「ドクタースランプ」では、ボラは亡くなっていないのか、別の願いが叶えられた。ペンギン村の純朴な農夫に、新品のトラクターが一台授けられたのだった。


桃白白(タオパイパイ) 135(通常時 推定)270(どどん波/気でガード 推定)

 せいぜい四、五十代にしか見えないが、実年齢は291歳。亀仙人(現320歳)と双璧をなす鶴仙人の実弟(ピッコロ大魔王が封印された時には2歳)。自他ともにに認める世界一の殺し屋で、殺し屋さん20周年記念キャンペーンを実施中。(271歳で脱サラ)

 悟空はジャッキー・チュンと善戦した2日前(推定 100)よりも「うんと強くなっ」て戦闘力は115(推定)ある。その悟空を手玉に取る桃白白の戦闘力は、明らかに鶴・亀仙人(120)よりも上で、135はあるだろう。戦闘描写的にはもっと上にも見えるが、3年後の第22回天下一武道会との兼ね合いでこの数値が限界。悟空のかめはめ波(推定 230)をまともに受けてノーダメージなことも含め、別の解釈が必要になってくる。(カードダスでのBPは120。スカウター欄搭載のリメイク版では+90の計210。いずれもあまり参考にならない)

 どどん波、気功砲、舞空術など、鶴仙流は「気」の使い方が亀仙流より進んでいる。気の一点集中効果を応用し、一時的に防御力を通常の倍にまで高めることもできるだろう(これを全身レベルで常時継続できるようにしたのが「気の開放」技術となる)。どどん波はかめはめ波より速・連射性に優れるが、基本的にはかめはめ波と同率の一点集中効果とした。桃白白は悟空のかめはめ波(推定 230)を、どどん波を撃つ時同様の戦闘力 270でガードしたのだ。アニメでは浴槽いっぱいの水を一瞬で沸騰させており、やはりこの時点の使い手では「気」の扱いに抜きん出ている。

 「スカウターバトル体感かめはめ波」では、舞空術を習得した上に、何と2億もの戦闘力で地獄から復活を果たす。(魔人ブウの地球人絶滅攻撃から生き返ることができず、GTの超17号編を迎えたという設定だろうか)


カリン 190(ジャンプ付録)

 聖地カリンにそびえるカリン塔(アニメでは天命石でできた永久柱とされる)の頂上に住まう猫仙人。正確には仙人ではなく仙猫(せんびょう)様だが、800歳を超える長寿はむしろ化け猫といえるかもしれない。あの世から派遣された人材で、少なくとも先代の神の時代から神殿への門番を務めている。亀仙人が誕生した翌年、今から319年前に「カタッツの子」が(カリン塔を登り)神に弟子入りした。

 戦闘力はジャンプ付録によれば190あり、3年後の悟空と天津飯(180)を超えるレベルにある。300年前には、20歳の亀仙人(戦闘力80~90程度?)が3年かけて超聖水を奪い取った。戦闘力 190のカリン様(本気ではない?)から超聖水を奪うには、最低でも現在の亀仙人の戦闘力は必要。亀仙人の戦闘力 120(推定)が完成したのはカリン塔の修行で、以後は技術の研鑽に費やされたのだろう。(かめはめ波を編み出すのに50年、人体学の研究〔スケベ本のコレクション〕に200年〔現在進行形〕をかけている)

 アニメでは桃白白もカリン塔に登ったが、カリン様は修行をつけなかった。あっさりと超聖水(ただの水にハナクソとツバを混ぜた)を渡し、悪人でも乗れる黒い筋斗雲で桃白白を地上に返した。(カリン塔は登って降りるだけでも修行になる。カリン様は桃白白がこれ以上力をつけるのを良しとしなかった)

 なお、亀仙人は当初、筋斗雲を「神様からもらったもの」と説明していたが、その神様とはカリン様のことだった(悟空にカリン様とは何かを説明するのが面倒で、適当に神様と言ってしまったとも考えられるが)。カリン様は筋斗雲を亀仙人以外にも、ジングル村をはじめ下界の多くの人間に分け与えたらしい(ジングル村の老人が小さい頃には、筋斗雲に乗る者が数多く見受けられたと説明されている)。カリン塔に篭もりきりなのかと思いきや、結構頻繁に下界(しかも世界各地)と交流を持っていたカリン様!?


悟空 150(通常時 推定)300(かめはめ波/気でガード 推定)

 カリン塔での3日間の修行を終え、悟空は戦闘力を115から35伸ばし、150(推定)に。超聖水を飲んだ者(カリン塔で修行した者)は力が「何倍」にもなると伝えられていた。ところが、戦闘力で表すとそこまでの爆発的上昇にはならないことが分かる。数値上は悟空(推定 150)と桃白白(推定 135)は接戦になってもおかしくないレベルだ。

 しかし、空気の薄いカリン塔頂上での修行は、相手の動きを読み、己の動きの無駄を減らすのに役立っていた。亀仙流の修行で得た常人離れしたパワーを、より効率的に活用する術を身に着けたということだ。その変化はスカウターでは測ることはできず、戦闘力には反映されないものだろう。(惑星戦士は戦闘力=気の大きさ=パワーを強さの第一指標とし、細かい技術は見過ごしている)

 悟空は見違えるほど動きをよくし、桃白白が見せたような「気のガード」をも会得したようだ。桃白白のどどん波(推定 270)を、両手に気を集中し戦闘力 300相当の防御力で完全に押さえ込む。悟空は桃白白が投げた強力な手榴弾を蹴り返し、自爆させるような形で決着をつけた。そして、いよいよレッドリボン軍本部に殴り込みをかける時が来た。


パクパク族 6(推定)

 アニメオリジナルキャラクター。ジャングルに住む不気味な覆面姿の部族。七星球を探しにきたバイオレット隊を襲撃し、弓矢や手槍で乱れ撃ちした。集団で襲われると脅威だが、各人の戦闘力は常人より多少強い程度だろう。


バイオレット大佐 7(推定)

 レッドリボン軍バイオレット隊隊長。原作では2コマの登場だが、アニメでは出番が増えている。任務遂行のためなら部下を平気で犠牲にする女兵士だが、動物に優しい一面もあった。パクパク族の放った矢で木から落ちた子猿を抱きとめ、すぐに逃がしてやったのだ。

 原作では軍に忠実な様子だったが、アニメではその場でレッド総帥に臨時報酬を要求した。かたい軍人というより気ままな傭兵といった感じで、悟空が乗り込んできたことであっさりと軍を見限る。軍本部の金庫から金品を奪えるだけ奪うと、飛行機に乗って逃亡した。(悟空の援軍に駆けつけたブルマや亀仙人たちの飛行機とニアミスする)

 力がものをいうレッドリボン軍で、女だてらに大佐の座を勝ち取った強さは相当なものだろう。同階級のシルバー大佐(推定 7.4)には劣るが、ムラサキ曹長(推定 7)と同等の戦闘力はあると推定した。


カッパー将軍 ?

 名前のみの登場のため戦闘力不明。ピラフが隠し持っていた一星球を捜していた。


レッド総帥 5(推定)

 レッドリボン軍総帥。子供並に小柄で、鍛えてあっても戦闘力的には常人そのものだろう(カードダスでのBPは100〔-80〕。基本BP100でもスカウター欄込みの総BP20でも高すぎる)。アニメでは多芸多趣味に描かれており、それなりの風格と才覚を漂わせる。おそらくコンプレックスである低身長をバネに、ここまで強大な軍隊を育て上げてきたのだろう。ドラゴンボールで叶えようとしている願いは、実のところそのコンプレックス解消にあった。真相を知り怒るブラックによって、額を銃で撃ちぬかれ死亡する。


ブラック参謀(ブラック補佐) 6(推定)

 レッドリボン軍総帥補佐。長身スキンヘッドの黒人。原作ではブラック補佐だが、アニメで呼ばれるブラック参謀のほうが浸透しているだろう。レッドに代わり総帥となり、レッドリボン軍を建て直し、世界の支配者になろうとする。(アニメでは以前からレッドの横柄さを腹に据えかねており、悟空ごと殺されそうになってついに爆発)

 悟空を仲間に引き入れようとするが失敗し、己の野望を叶えるためにも戦って勝つしかなかった。軍人として鍛えこんでおり、悟空相手にも「これまでの相手とは違うぞ」とそれなりの自信は見せていた。しなやかなパンチとキックを披露したが、戦闘力では現役の大佐・将軍には及ばないだろう。己の身で悟空の強さを再認識するだけとなった。(アニメでは順序が逆。戦う→仲間に引き入れる)


バトルジャケット 140(本体のパワー 推定)
210(ミサイル 拡散破壊力 推定)
280(融解レーザー 局所的な破壊力 推定)

 ブラックが乗り込んだ搭乗型戦闘ロボット。レッドリボン軍の最大戦力となる秘密兵器。本体のパワーは桃白白(推定 135)以上で、悟空(推定 150)にダメージを与える。背中に搭載したミサイルは山一つ吹き飛ばす威力を秘めている(フライパン山を消し飛ばしたMAX亀仙人の通常かめはめ波〔推定 288〕ほどではない)。局所的な破壊力では、両腕の砲門から発射する融解レーザーのほうが強いだろう。桃白白のどどん波(推定 270)以上の威力があるに違いない。だが、悟空の素早さを捉えきることはできず、ミサイルも蹴り返される。逃走を余儀なくされたが、悟空の体当たりでボディを貫かれ、ブラックを乗せたまま空中爆発した。(カードダスではBP400+150=550とかなり高い。劇場版「最強への道」ならばありうる出力だが)

 ファミコン用ソフト「ドラゴンボール3 悟空伝」では『メカデビル』という同型マシンが魔族として出現する。



-占いババの宮殿~悪魔の便所~VS 孫悟飯じいちゃん- 赤数字:公式数値 青数字:推定数値 紫数字:完全推定数値

〔参考戦闘力:地球人一般男性 5  女性 4  子供(10歳) 2  ミスター・サタン 6.66


オバケ 0(推定)

 占いババの宮殿で案内係を務めるオバケ(大全集キャラクター事典では「整列指示オバケ」)。本当にオバケなのか、それともオバケのような生物なのかは不明。だが、占いババがあの世の人材や、生死の境にある存在をスカウトすることを考えると前者の可能性が高い。となると、オバケは死んだ魂が変化したようなもので、戦闘力はゼロ(同然)となる。


占いババ 3(推定)

 最後のドラゴンボール(一星球)の在り処がレーダーにも映らないため、悟空たちは占いを頼った。占い稼業を始めて500年の「占いババ」はあだ名で、本名は明かされていない。戦闘力的にはごく普通の老人(よりも少し弱い)だろう。(DBZ28話ではチチの乱射したマシンガンで体に穴を開けられたが、そこはギャグ描写として)

 しかし、あの世とこの世を行き来できる稀有な人間であり、自身も生死を超越した領域にいる。亀仙人(現320歳)の姉だが、亀仙人よりも年齢が200歳近くも離れている。占いババ・亀仙人の姉弟、鶴仙人・桃白白の兄弟、それぞれどんな両親から生まれたのだろうか? 亀仙人が不老「不死」の水を飲んだというのはウソだったが、(不老)「長寿」なのは間違いない。血筋に秘密があるのか、それとも別の何か手段があったのか、シリーズ最大の謎といっても過言ではない。

 1回の依頼につき1億ゼニーを要求する桃白白ほどではないが、占いババも法外な手数料(1000万ゼニー)を取る。桃白白は半額キャンペーン中だったが、占いババは占いをタダにする代わりに格闘試合を要求してきた。5対5の勝ち抜き戦で、最後に悟空たち側の選手が残っていればいい。


ドラキュラマン 5(通常時)1(コウモリに変身 推定)

 占いババ第一の戦士。ムエタイ使いだがひ弱そうな外見どおり、戦闘力はよくて常人並。しかし、その名のとおり吸血鬼でもあり、素早いコウモリに変身して相手を翻弄し、隙を突いて噛み付き吸血する。かなり格上の相手(クリリンなど)でも、油断を誘えば勝利を収めることができる。悟空たちの前に戦った大男五人組を倒したのも、おそらくこのドラキュラマン一人だろう。大全集(キャラクター事典)によればエイジ176生まれ。この時点で574歳と占いババに匹敵する高齢。


クリリン 73(推定)

 海底洞窟の冒険から3日、天下一武道会から5日。悟空には大きく突き放されてしまったが、着実に戦闘力を伸ばしているだろう。本来ならばドラキュラマン、スケさんは倒せて当然、ミイラくんともそこそこ戦えたはずだ。しかし、油断と不運な偶然が重なり、クリリンはドラキュラマンに血と勝利を奪われた。思えば、この時に劇場版ドラゴンボールZクリリンのポジションが出来上がったといえるかもしれない。女の子だと思ったウパが男だと知ったときのショック? 72(何)でオレだけ+1=73(ナミ)ダ涙の戦闘力??


プーアル 1(推定)
ウパ 1.5(推定)

 ウパは西部劇風の街(「超悟空伝 突激編 」では『ウエスタンの町』)でクリリンたちと合流。プーアルとともに非戦闘員として見学に徹するはずだったが、クリリン敗北を受けて急遽参戦する。特例で二人一緒にドラキュラマンと戦うことを許され、見事作戦勝ちを飾った。

 ウパが吸血鬼の苦手なニンニクの臭いでドラキュラマンを弱らせる。吸血の標的にされたプーアルはハリネズミに化けることで防御。ドラキュラマンが十字架のかっこうするウパを見て逃げたところを、プーアルがとどめを刺した。コウモリに変身したドラキュラマンとプーアルの戦闘力は完全に互角。大きな手に変身したプーアルが、コウモリドラキュラマンを湖(場外)にはたき落として決着となった。

 二人はここで退場し、後をヤムチャに託す。(アニメのプーアルは対ミイラくん戦に乱入した)


スケさん 6(推定)

 占いババ第二の戦士。透明人間。無色透明な人。ヤムチャと対決した。ドラキュラマン(推定 5)より強いが、やはり常人の範囲内の戦闘力だろう。しかし、「気を読む」ことができないこの頃の悟空たちにとってはかなりの難敵。音など五感で感知できる「気配」を頼ることもできたが、占いババのキュートな歌声に気配を消されてしまう。


ヤムチャ 9.8(推定)

 第21回天下一武道会から5日。クリリンほどではないがヤムチャも戦闘力を伸ばしていただろう。出番順からクリリン以上の戦闘力と勘違いされがちだが、この時点では初登場時の悟空(10)もまだ超えていない。5日前の9.6(苦労)から+0.2がいいところで、何とも9.8(くや)しい立場の戦闘力? ブルマと亀仙人の出血大サービスでスケさんを倒すことはできたが、次戦ミイラくんには手も足も出なかった(原作ではミイラくんに降参したが、アニメでは最後まで降参せず猛毒の沼に投げ捨てられ、悟空の如意棒に救われる)。亀仙人に弟子入りし、戦闘力を大幅に伸ばすのはこれからだ。


ミイラくん 110(推定)

 占いババ第三の戦士。闘う干物。屋外の湖上闘技場から、底が猛毒の沼となっている「悪魔の便所」に場所を移しての対戦。こけおどしのドラキュラマン・スケさんまでとは異なり、ここからは実力派ぞろいの戦士が登場する。ミイラくんは亀仙人に「おそらく今までの悟空では勝てまい」と言わせたほどの使い手。

 アニメでは、ドラキュラマン・スケさんを勝ち抜いた者も、全てミイラくんに負かされていると紹介された。パワーとスピード両面でヤムチャを圧倒し、残る悟空を悪魔の便所に引きずり出す。確かに、今までの悟空(5日前、第21回天下一武道会参加時 戦闘力 100 推定)ならば勝てなかっただろう。アニメでは「甦った死者」と明言され、「不死身」のしぶとさを持つとされていた。しかしまた、亀仙人が読んでいたとおり、さらに腕を上げた悟空(推定 150)の一撃でミイラくんは気絶した。(アニメの悟空は、ミイラくんの数千年の劣化にも耐える鋼鉄の高度を持つ包帯で拘束されたが、猛毒の沼で溶かして脱出)

 ドラゴンボールZの魔人ブウ編にも登場。魔人ブウを倒すための元気集めの際、悟空を無視してなぜかミスター・サタンの呼びかけに応えていた。大全集キャラクター事典によればエイジ紀元前50年生まれ。年齢の上ではカリン様に匹敵する800歳。

 ファミコン用ソフト「ドラゴンボール3 悟空伝」では『包帯男』『マミー』という同型モンスターが出現する。


〔第四の戦士 120(推定)

 普段なら占いババ第四の戦士を務める何者か。戦闘力はミイラくん(推定 110)とアックマン(推定 130)の間に入る。

 現悟空≧孫悟飯じいちゃん>アックマン>(第四の戦士)>ミイラくん>悟空(第21回天下一時)

 この図式から、アックマンや悟飯じいちゃんの戦闘力が以下のように導き出せる。


アックマン 130(推定)

 占いババ第四の戦士。地獄出身の悪魔族。過去二回、天下一武道会での優勝経験がある。いつもなら最終、第五の戦士として登場するのだが、今回に限り四人目の戦士として登場した。戦闘力は現在の亀仙人(推定 120)を上回り、130はあるだろう達人だ。戦い方次第では、経験豊かな亀仙人でも勝つことは可能な相手ではある。しかし、悟空は真正面からアックマンをねじ伏せ、力の差を示す。決着の際、亀仙人にも悟空の動きは見切れなかった。(アニメの悟空はむしろミイラくんに苦戦した)

 アックマン切り札の、標的の悪の心を増幅して爆死させる「アクマイト光線」も、純粋無垢な悟空には通じない。しかし、対戦ゲーム「Sparking! METEOR 」IFストーリーでは何と、フリーザ一味を相手にアクマイト光線が炸裂する。わずかでも悪の心がある者は、バビディの虜となるのと同様、アックマンの格好の餌食となるのだ。フリーザたちのように戦闘力(邪悪パワー)差があればあるほど、かえってアックマンに有利となる。

 ドラゴンボールZの魔人ブウ編にも登場。魔人ブウを倒すための元気集めの際、悟空を無視してなぜかミスター・サタンの呼びかけに応えていた。

 大全集によれば、マージョンという姉がいるらしい。このアックマンとは無関係の『GO!GO!ACKMAN』にも、やはり無関係なマージョという魔女(18号似)が登場する。

 ファミコン用ソフト「ドラゴンボール3 悟空伝」では『デビルズ』『サターン』という同型モンスターが出現する。魔人ブウ編でアックマンがミスター・サタンに元気を送ったのは、名前が自分と同じ悪魔関係だったから?


孫悟飯じいちゃん 145(通常時 推定)→290(かめはめ波 推定)

 占いババ第五の戦士。キツネの面をかぶり、正体を隠して登場した。あの世で肉体を得て修行を続け、戦闘力は生前の90(推定)から亀仙人(推定 120)を超えた。桃白白(推定 135)やバトルジャケット(推定 140)をも上回り、「第2期ドラゴンボール探し編」最強の敵だ。悟空と思いっきり戦うために、足場の狭い悪魔の便所から再び外の湖上闘技場へ。戦闘力差はわずか5で接戦となったが、かめはめ波を悟空の残像拳でかわされてから差が出始める。悟空のかめはめ波の衝撃波で倒れ、息を切らせたが、悟空の弱点をついて逆転した。

 対戦ゲーム「Sparking! NEO」「Sparking! METEOR」にはオリジナル技を引っさげて参戦。亀仙流風林火山と亀仙流明鏡止水で、孫(悟空)の息子(2代目悟飯・悟天)や孫の孫(パン)とも戦うことができる。


悟空 150(尻尾あり 通常時 推定)145(尻尾なし 通常時 推定)

 孫悟飯じいちゃんに尻尾をつかまれ逆転されるも、尻尾がちぎれ弱点自体がなくなる。サイヤ人の力の源である尻尾を失ったことでパワーダウンしたが、以前ほどの低下率ではない。鍛えこんだ体は、もはや尻尾がなくともバランスを失うことはなく、戦闘力低下も最小限に抑えられていた。

 今の悟空はキツネ面の男(孫悟飯じいちゃん)と完全互角。悟空は尻尾をちぎられた怒りから反撃態勢をとるが、悟飯じいちゃんはそこで降参。そのまま戦い続けても悟空には勝てないと感じていたとともに、孫の成長を素直に喜んでいたのだ。悟空はじいちゃんに尻尾がまた生えたらしっかり鍛えることと、修行してもっと強くなることを誓う。孫悟飯じいちゃんの四星球が悟空の人生を変え、悟飯じいちゃんとの再会が悟空をさらなる高みへいざなう。

 悟空は悟飯じいちゃんに別れを告げると、占いババの占いによって最後のドラゴンボールを探しに出た。


ピラフマシン1号機(ピラフ) 30(推定)
ピラフマシン2号機(マイ) 50(推定)
ピラフマシン3号機(シュウ) 40(推定)
合体ピラフマシン 120(推定
ピラフマシン・タイプ《ダチョウ》 70(推定)

 最後のドラゴンボール(一星球)を隠し持っていたピラフ一味と、おまけのようなラストバトル。ピラフが設計開発した最新兵器ピラフマシンは、はっきり言って人間などイチコロの強さだという(バトルジャケットのような搭乗型戦闘ロボット。アニメでは「モビルスーツ」と呼んでいる。超合金アルファ製)。確かに、最初ピラフに会った頃の悟空(推定 10~12)では、ピラフマシンには到底敵わなかっただろう。しかし、悟空の強さはもはや(というか最初から地球の)人間を超えていた。ピラフが切り札としていた「シッポニギニギ作戦」も不発に終わる。

 三体合体してパワーアップするも、ブラックのバトルジャケット(推定 140)ほどのパワーはない。悟空の軽いかめはめ波で胴体部(マイ搭乗 2号機)が大破してしまう。2号機を捨て、頭部(ピラフ搭乗 1号機)と脚部(シュウ搭乗 3号機)の合体「タイプ《ダチョウ》」に可変逃走。イタチの最後っ屁のように放ったミサイルを投げ返され、ピラフ一味は敗北した。悟空は全てのドラゴンボールをそろえ、神龍を呼び出しウパの父・ボラを生き返らせる。

 悟空の次なる目標は3年後、第22回天下一武道会だ。

 ピラフマシン・ピラフマシン(合体)は対戦ゲーム「Sparking! NEO(Wii版)」「Sparking! METEOR」にも登場。ニンテンドーDS用ゲーム「ドラゴンボール改 サイヤ人来襲 」に登場する合体ピラフマシンは、何と戦闘力2280。シュウマシン(シュウ専用機)・マイマシン(マイ専用機)単体でも、それぞれ戦闘力432・461もある。




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