DRAGON BALL
ドラゴンボール 戦闘力 <超非公式> 合点版

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・あの世一武道会編 戦闘力

TV版アニメコミックス DRAGON BALL Z あの世一武道会編 1 (ジャンプコミックス)


 -ストーリー紹介-

 アニメ「ドラゴンボールZ」のオリジナルストーリーで、人造人間編と魔人ブウ編の間に挿入された。
 第195話(1993年7月28日放映)~第199話(同年9月1日放映)までの全5話。
 (第194話「もう一つの結末!!未来はオレが守る」の後半部で、あの世一編の冒頭シーンがある)
 「DRAGON BALL Z 第33巻 [DVD] 」「同 第34巻 」に収録されている。

 悟空はかつての修行場、北の界王星をセルの自爆に巻き込んで消滅させてしまった。
 そんな悟空の次の修行場となるのは、東西南北を束ねる5人目の界王の星、大界王星。
 大界王の下、東西南北の界王が300年ぶりに一堂に会し、記念に開かれたるは武道大会。
 その名も「北の界王死んじゃった記念 あの世一武道会」、火花散る決勝戦。
 悟空とパイクーハン、西の界王と北の界王、意地と意地のぶつかり合いを制するのは?

 時系列的には劇場版「銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」(対ボージャック)の後に入る話。
 悟飯が出場した天下一大武道大会を見て、悟空もちょうど武道会に出場したいと思っていた頃だ。
 アニメオリジナルとはいえ、原作の世界観を補完する形で描かれており、興味深い内容となっている。
 海外版GBA「Dragon Ball Z: Buu's Fury 」ではメインストーリーに組み込まれており、ブウ編まで続く。


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-孫悟空 排骨飯 地獄変- 赤数字:公式数値 紫数字:完全推定数値

界王(北銀河の界王) 3500(ジャンプ付録)

 北銀河宇宙を統べる神の中の神。他の界王が現われてからは、悟空に「北の界王様」とも呼ばれた。
 悟空と一緒にセルの自爆に巻き込まれ、北の界王星ごと吹っ飛んだ。
 死んだ者は魂(青白い炎)となり、誰でもまず閻魔大王の裁きを受けることになっている。
 悟空など過去の功績がある者や、界王様は特例で死んだ直後から肉体を得ることができるようだ。

 界王様は蛇の道の途中に日曜大工ならぬあの世大工で新居をこしらえ、余生(?)を送ろうとした。
 しかし、悟空が軽く触っただけで手作り新居は崩壊し、生きる(?)気力を失う。
 悟空に肩を押され、あの世の達人が集まる場所へ向かうことになった。
 普通なら、100万kmの蛇の道をえっちらおっちらたどって行くのだが、悟空は反則、瞬間移動。
 閻魔界の閻魔宮から、天国行きの飛行場に出て飛行機に乗り、目的地が見えてきた。
 広大な天国の上に月のように浮かぶ「大界王星」、東西南北4人の界王を束ねる「大界王」の住む星だ。

 「DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編 」によれば、界王は界芯星で生まれるという。
 界芯星にある界樹の実から芯人が生まれ、芯人の中から次期界王がクジ引きで選ばれる。
 界王の交代は普通、寿命(平均 7万5000歳)による自然死をもっておこなわれる。
 今回のように寿命以外の理由で界王が死んでしまうことは、どうにも前代未聞のことらしい。

 (界王神は特別な金の実から生まれた芯人から選ばれ、寿命も普通の芯人より遥かに長い)
 (界王が寿命以外で死ぬことは前代未聞でも、界王神はブウとの戦いで命を落としたという前例がある)
 (また、北の界王の死後、新たな北の界王が就任した様子は本編中には描かれていない)
 (界芯星に住む芯人はのんびりと暮らしているそうなので、新界王選びものんびりしてしているのだろう)



バブルス 200
グレゴリー 300


 北の界王様のペットと従者。グレゴリーのほうも無口になり、もはやペット同然?
 セルの自爆に巻き込まれ死亡するも、界王様同様に死の直後から肉体を得た。
 蛇の道の途中、悟空を追いかけて捕まえるゲームをする。
 界王星での修行メニューを自分たちで実践することになった形だ。
 しかし、10倍重力じゃないのに息切れを起こし、悟空を挟み撃ちにするのに失敗して正面衝突。
 悟空には「このごろ運動不足で太りすぎ」だと叱られてしまう。
 悟空の瞬間移動で閻魔界に出るが、天国行きの飛行機には乗らずに飛行場で見送った。



閻魔大王 2000

 閻魔界の閻魔宮に座し、この世からあの世へと魂を送り出す役目を持つ。
 一惑星の神よりは格上だが、界王よりは格下。大界王からは「マエンちゃん」と気安く呼ばれている。
 蛇の道を渡り北の界王星で修行を積んだことがあり、北の界王の弟子にあたる。(悟空とは兄弟弟子)
 だが、死者に対しては絶対の権力を持つゆえか、界王様からも「閻魔様」と呼ばれたことがある。(「DBZ」魔人ブウ編)
 戦闘力では圧倒的に上回るセルを物ともせず、問答無用で地獄送りにした。(同様にギニュー特戦隊・フリーザ・コルドも)



西の界王(西銀河の界王) 3200

 西銀河宇宙を統べる神の中の神。小柄で左目に片眼鏡をかけている。
 体格的に見て、戦闘力は北の界王(3500)よりやや下がるだろう。
 見栄っ張りで強情っ張りというのは東西南北の界王に共通の性格で、互いに意地の張り合いが絶えない。
 西の界王は北の界王と特にライバル意識が強く、何かにつけては物笑いの種にする。
 東と南の界王も呼んで、北の界王の死をあざけり笑った。

 西の界王は大のギャンブル好きで、あの世一武道会の開催を提案したのもこの界王様だ。
 300年ぶりに東西南北の4界王がそろった記念と言いながら、「北の界王死んじゃった記念」の大会を開く。
 自分の担当銀河出身のパイクーハンの実力に絶対の自信を持ち、北の界王に賭けを持ちかける。
 悟空が勝てば西の界王星を北の界王にやり、パイクーハンが勝てば北の界王が西の界王の家来になる。
 自慢のパイクーハンは敗れてしまうが、大界王の判定で勝負自体が無効になり、賭けは流れた。

 西の界王は劇場版「復活のフュージョン!!悟空とベジータ」、ドラゴンボールZ本編の魔人ブウ編にも登場。
 魔人ブウが大界王星に瞬間移動してくるも、北の界王が慌てふためく理由が分からない。
 嵐のようなブウが過ぎ去り、北の界王からブウの素性を知らされ、ようやく青ざめる。
 パイクーハンに「よかったね殺されなくて」と声をかけた後は、界王神界での悟空とブウの戦いを見守った。



南の界王(南銀河の界王) 3900

 南銀河宇宙を統べる神の中の神。大柄で四角いサングラスをかけている。
 体格的に見て、北の界王(3500)よりもパワーがあり、戦闘力は上だろう。
 他の界王に比べると落ち着き払っているが、やはり負けず嫌いの面がある。
 準決勝で悟空と戦うことになったマーライコー(西)を、さも自分の銀河出身のように応援した。
 (マーライコーはその前に南の銀河出身のフーログを打ち破っている)

 南の界王は劇場版「復活のフュージョン!!悟空とベジータ」、ドラゴンボールZ本編の魔人ブウ編にも登場。
 天下一武道会に向けて修行する悟空の前に現れ、パポイという力自慢の武道家を紹介した。



東の界王(東銀河の界王) 3400

 東銀河宇宙を統べる神の中の神。4界王の紅一点で、太った中年の女性という雰囲気。(本来芯人に性別はない)
 クラシックボブの金髪は実は帽子と一体化したカツラで、地毛はモヒカンに近い茶色の薄毛。
 体格は北の界王(3500)と同じだが、女性(?)のため戦闘力はやや落ちるだろう。
 北の界王とは「ジイサン」「バアサン」と罵りあう仲。

 派手物好きでスピード狂。クラシックカーが好みの北の界王と違い、エンジンうなるジェットスクーターを操縦する。
 北の界王の死を記念してパーッと騒ごうとしたり、何かにつけてレース(競走)を始めたりもする。
 悟空があの世一武道会に参加する実力があるかをテストするというのを口実に、悟空とレース。
 ほぼ同着だったが、ゴールに飛び入りレース参加の大界王が先回りしていた。

 東の界王のレース好きが影響しているのか、東の銀河出身の武道家たちはスピード自慢の者が多い。
 しかし、「スピードだけ」でパワーが伴わないことが多く、武道会でベスト8に残ったのは1人だけ。
 その1人も悟空に敗れてしまい、東の界王は顔に泥を塗られたと大激怒。
 選手や応援団も含めて大界王殿の外に連れ出し、1万周のランニングを命じた。
 タラタラ走ってるとさらに100倍にすると脅し、自分は悟空とパイクーハンの決勝を観戦しに行く。
 2人の実力に感嘆し、東の銀河勢が勝負するにはざっと500年は早かったと、素直に負けを認めた。

 東の界王は劇場版「復活のフュージョン!!悟空とベジータ」にも登場。



大界王 7000万

 「この世」は東西南北4つの銀河に分かれており、その上に「あの世」の地獄や蛇の道がある。
 そのまたずっと上に4つの界王星があり、各界王が担当の銀河を見守っている。
 さらに上に広大な天国があり、天国の空に月のように大界王星が浮かんでいる。
 (界王神界はあの世とこの世を含めた宇宙を衛星のように周回している)
 大界王は大界王星の大界王殿に座し、東西南北全銀河宇宙を監督するのが役目の神の中の大神だ。

 原作では名前と存在が挙がっているのみだが、アニメDBZでは悟空の前に本格的に姿を現す。
 ファンキーパンクなじいちゃんで、ラフなジーンズ姿でラジカセ片手に踊りながら登場。
 誰にでも気安く「ちゃん」付けし、時には業界用語のように言葉を反転させて遊ぶ。
 地獄は「クージゴ」、閻魔大王は「マエンちゃん」というように。
 西の界王の提案を快く受け、あの世一武道会の開催を決定した。
 武道会場では大界王としての装束をまとい、威厳ある風格を漂わせる。

 北の界王は言った。
 「あの世の達人」「東西南北4つの銀河の界王の頂点に立つ、あの世で最もえらく最も強いお方」。
 あの世の武道家たちは、そんな大界王に直接修行をつけてもらうことを夢に見ている。
 だが、北の界王でも実際に大界王の戦う姿を見たことはない。
 その強さは言葉で伝え切れないほどすばらしく、また恐ろしいものだと言い伝えられているだけだ。
 大界王の強さを戦闘力で表すと、いったいどれほどの数値となるのか?

 東西南北の界王(平均 3500)と同列なら、せいぜい2倍の7000がいいところだろう。
 しかし戦いを見る目は確かで、情報分析力は他の界王より明らかに高い。
 あの世一武道会決勝、大界王は悟空とパイクーハンの動きを唯一最後まで捉えていた。
 が、悟空とパイクーハンの強さ(元気のよさ)に冷や汗をたらしていたのも事実だ。
 大界王はあの世一武道会優勝者には特別個人指導をすると約束したが、それを反故にしている。
 悟空とパイクーハンが天井に足をつけたことを理由に、両者場外負けの失格にしてしまったのだ。
 DBZ魔人ブウ編になっても、忙しいことを理由に悟空に修行をつけることを断り続けている。

 結論から言うと、大界王の戦闘力は7000万がいいところだろう。
 他の界王(芯人)とは姿形に差異があり、別格の素養を持っているのは確かだ。
 かといって、フリーザ(1億2000万)を片手で倒せる界王神を超えることはありえない。
 戦闘力の“億越え”を果たしてはいないが、「界王神の付き人」レベルの強さはあると思われる。
 よって、大界王の戦闘力は、3500(界王)×2×1000万とするのが相応しい。
 (稽古をつけるだけなら7000万でもじゅうぶんだが、最近はトレーニング不足でなまっているらしい)



ゴズ(青鬼) 220
メズ(赤鬼) 210
(カードダス)

 ドラゴンボールZ 第12話「蛇の道でいねむり 悟空が落っこちる」で地獄に落ちてしまった悟空。
 続く第13話「手を出すな! エンマ様の秘密の果実」で、赤鬼青鬼の2人組が悟空の前に登場した。
 青鬼・ゴズは「閻魔大王の次に強い鬼」を、赤鬼・メズは「閻魔大王の次に足が速い鬼」を自称する。
 地獄の一丁目三番地の番人で、「三途の川出張所」勤務。語尾に「~オニ」とつけてしゃべる。

 メズの戦闘力は、カードダスによればBP 210。(スカウター欄搭載のリメイク版では+100で計310
 当時の悟空の戦闘力は重りをつけて400前後(重りを外して500前後)だっただろう。
 (蛇の道の半分の半分まで走って多少は鍛えられた。生前の基本最大値は 334→416)
 メズと悟空の鬼ごっこ勝負を見る限り、メズのBP値をそのまま戦闘力に採用して構わない範囲だ。
 力のゴズはそれに+10で220。こちらも悟空との相撲の試合を見ればちょうどいい数値となる。

 力と速さ、地獄最強(自称)コンビの鬼を破った悟空は、秘密の抜け道から閻魔大王のオフィスの引き出しへ。
 ふりだしに戻ってしまった悟空だが、円生樹の実のおかげでパワーアップ(推定 1000)することができた。
 (円生樹は神精樹の閻魔大王版。その実を食べると100日は飢えをしのげ、おまけにパワーも増強する)
 ナッパ・ベジータ襲来まで残る9ヶ月、再び蛇の道をひた走り始めた悟空。

 あれから6年近く経ち、2度死んだ悟空はゴズ・メズと再会する。
 ゴズ・メズは地獄で暴れるセル一味に怯えていたが、悟空とパイクーハンに救われた。
 その後も地獄の様子が映るたびに何度か登場する。
 DBZ魔人ブウ編では、金髪の超サイヤ人3を見て悟空だと気付く場面があった。(巨大な水晶玉でブウとの戦いを観戦)

 ニンテンドーDS用ゲーム 「ドラゴンボール改 サイヤ人来襲 」にも登場。(ゴズの戦闘力は541)
 タイトルはドラゴンボール改だが、アニメ「ドラゴンボール」終盤~「ドラゴンボールZ」初期が基本のストーリー。
 「DB改」ではカットされてしまったゴズ・メズ登場エピソードもしっかりと収録されている。
 (地獄市役所・三途の川出張所の営業時間は午前8時~午前8時5分の、毎日わずか5分だけらしい)
 同じくDS用「ドラゴンボールZ 遙かなる悟空伝説 」では、蛇姫の手下として登場し悟空の邪魔をする。



あの世の鬼たち 5200

 あの世の方々で働く鬼たち。うそをつくと閻魔大王に舌を抜かれるので、ほとんどが勤勉に働く。
 ゴズ(戦闘力 220)・メズ(210)の自称最強が本当だとすれば、全ての鬼の戦闘力は200以内に収まる。
 ゴズ・メズのようなガタイのいい体育会系鬼もいれば、線の細いスーツ姿の文系鬼もいる。
 戦闘力的には、下は戦闘とは無縁の、地球人一般男性の平均値並の鬼からいるだろう。
 寿命は普通の地球人よりは断然長い。ゴズ・メズは少なくとも1500歳以上だと判明している。
 閻魔宮で働く鬼でも、肉体を持つ死人(特別フリーパス)を見ることは滅多にないことらしい。
 鬼の1人が天国行きの飛行機に乗る魂を整列している時、悟空(や界王様)を見て感動していた。



〔蛇姫 300(通常時)600(本性)900(正体・蛇道神 カードダス)〕
〔蛇姫の家来 100(通常時)200(本性)〕

 ゴズ・メズを紹介した流れで、同じくアニメオリジナルの蛇姫様を紹介。
 ドラゴンボールZ 第14話「あま~い誘惑! 蛇姫さまのおもてなし」に登場した。
 あの世美人コンテストで優勝の栄冠に輝いており、悟空からも「かわいい」と評される。
 その正体は、蛇の道に1500年住む蛇道神(へびどうしん)。
 蛇の道中間点(50万km地点)に館を構え、数人の家来とともに暮らしている。
 (蛇の道を走り始めて3ヶ月、悟空はふりだしにもどったが、それから1ヶ月〔計4ヶ月〕でここまで到達)

 普段は穏やかな美女の姿をしているが、恐ろしい蛇の本性を隠し持っている。
 館を訪れた者には、素敵な殿方と見るや結婚を迫るか、あるいは取って食うかの二者択一。
 たいていの者は取って食われてしまい、この500年では館を無事に抜けたのは閻魔大王だけだった。
 悟空にもはじめは結婚を迫ろうとしたが、既婚者と知り逆上して悟空に襲いかかった。

 カードダスによれば、蛇姫のBP(戦闘力)は900
 図柄は通常時のものだが、蛇道神(蛇の道の蛇そのものの姿)としての戦闘力と考えていいだろう。
 円生樹の実を食べてパワーアップした悟空(1000)は、かめはめ波で蛇道神を倒そうとした。
 しかし、一宿一飯の恩義から蛇道神の体をがんじがらめにするに留め、界王星を目指した。
 (第24話「さよなら天さん!餃子の捨て身の戦法」で、蛇姫の御殿が再登場。悟空が一瞬で通過していった)

 主人公に惚れたりするあたり「ワンピースの蛇姫 」のモデルといえるかもしれない?

弱虫ラディッツの天国 ニンテンドーDS用ゲーム「ドラゴンボール改 サイヤ人来襲 」にも登場。
 蛇姫の家来は「蛇姫ガード」として、蛇道神は「蛇姫の正体」として悟空と戦うことになる。
 (蛇姫の戦闘力は546、蛇姫の正体の戦闘力は891。蛇姫の家来は155と162)
 同じくDS用「ドラゴンボールZ 遙かなる悟空伝説 」では、ゴズ・メズを手下に悟空の邪魔をする。
 そして、悟空が蛇の道を帰る頃にはどういうわけかラディッツとよろしくやっていたり。
 (ベジータ戦後にはラディッツはいなくなっており、今度はヤムチャに手を出す有様)



グルド 1万
リクーム 5万5000
バータ 5万3000
ジース 5万4000


 ギニューを除くギニュー特戦隊員たち。全員がベジータにとどめを刺されナメック星で死亡している。
 ドラゴンボールZ 第93話「チャンスを生かせ!!ピッコロ捨身の援護射撃」で界王星に再登場。
 第94話「元気玉の超破壊力!!生き残ったのは誰だ!?」でヤムチャ・天津飯・餃子と戦う。
 第95話「ついに変身!!伝説の超サイヤ人・孫悟空」で敗北し、地獄にたたき落とされた。

 本来ならば閻魔大王に直接地獄送りにされるはずだったが、界王が閻魔に頼み特別に呼び寄せた。
 肉体を与えられ、ヤムチャたちの修行の成果を試す実戦相手に選ばれたのだ。
 わずか数時間で蛇の道を踏破し界王星にたどり着いた実力はさすがといえる。
 しかし、ヤムチャたちはこの数日でそれらを上回る戦闘力に達していたというわけだ。

 地獄でゴズ・メズに迎えられた後も肉体を失うことはなく、フリーザと再会し悪事に邁進する特戦隊。
 新たな地獄の覇者となったセルの配下となり、地獄を我が物顔に荒らしまわる。
 しかし、擬似超サイヤ人となった悟空に血の池に落とされ、パイクーハンには針の山に突き刺される。
 腹に風穴を開けたがこれ以上死ぬこともできず、苦しみながら牢屋につながれた。
 魔人ブウ編にも登場し、地獄の面々とともに巨大な水晶玉で悟空と魔人ブウの戦いの行方を見守る。

 なお、ギニューはカエルのまま生き延びており、悟飯やブルマたちと一緒に地球に移動した。(DBZ・DB改)
 そのために地獄には落ちておらず、今もまだ地球のどこかでゲコゲコ鳴(泣)いていることだろう。
 (DBZ魔人ブウ編では、第25回天下一武道会会場にギニューらしきカエルが落ちていて、悟飯が拾っていた)
 GBA用ゲーム「ドラゴンボールZ 舞空闘劇 」、DS用ゲーム「舞空烈戦 」でギニュー主人公のIFストーリーがある。
 ドラゴンボールによってギニュー特戦隊を完全復活させたり、人造人間やブロリーとも戦ったり。



フリーザ(最終形態50%) 6000万(大全集など)

 死んだ者は普通、魂のみの存在となって閻魔界、閻魔宮の門をくぐる。
 悪人はスピリッツロンダリング装置で悪の気を洗い清められ、清い魂となって生まれ変わりの時を待つ。
 しかし、俗に言う極悪人の魂は洗い清めることはできないのか、肉体を得て永久に地獄に留まることになる。

 フリーザも肉体を得た状態で地獄送りになっていた。
 メカフリーザ(1億6000万)ではなく、生前の最終形態50%(6000万)の姿。
 しばらくはフリーザ親子と特戦隊の天下だったが、セルの登場で地獄の勢力図が一変する。
 たかがサル一匹ならぬセル一匹、されどセル、フリーザは不本意ながらセルの配下となった。
 しかしセルの天下は三日も続かず、フリーザもパイクーハンのチョップ一発でのされてしまう。
 100%フルパワー(1億2000万)になることもできたはずだが、それでも事態は変わらなかっただろう。
 牢屋につながれ、「まるで地獄だ」とため息を漏らすフリーザ様だった。

 フリーザは劇場版「復活のフュージョン!!悟空とベジータ」、ドラゴンボールZ本編の魔人ブウ編にも登場。
 DBZ魔人ブウ編では巨大な水晶玉で悟空とブウの戦いを見守り、様々な悪態をつく。
 悟空が元気玉で魔人ブウにとどめを刺す直前には、ムッとした、というよりも複雑な面持ちに見えた。
 ドラゴンボールGTでは、セルとともに地獄の魔戦士としてパワーアップ復活を遂げる。



コルド 1億

 フリーザの父親。やはり肉体を得て地獄送りになった。
 50%フリーザ(6000万)よりは強いが、パイクーハンの肘打ち一発でKOされる。
 牢屋行きとなり「やられるばかりで死ねないとは」と嘆くコルド大王様だった。
 DBZ魔人ブウ編では、巨大な水晶玉で悟空とブウの戦いを見守った。



セル(完全体?) 2億0800万(基本)104億(超1-1)

 世界征服などという俗なことに興味はなかったはずだが、地獄は征服せずにはいられなかったらしい。
 フリーザ親子とギニュー特戦隊を配下に、地獄を我が物顔に荒らしまわる。
 鬼の1人を捕まえて、「地獄のボスはセル様」と言えと強制する。
 悟空を殺したのは自分だと威張る(自爆に巻き込んだだけ)など、死んでからのセルはどうも様子がおかしい。
 完全体としての肉体を得ているが、超完全体(超2 1600億)ほどの戦闘力はないようだ。
 重りを着けたパイクーハンにあっさり倒されてしまうあたり、完全体(超1-1 800億・超1-2 1200億)としての強さもない。
 たまたまセルが本気でなかったからなのか、それとも別の理由があったからなのか?
 (大全集5〔TVアニメpart2〕では「地獄に落とされても変わらぬ強さのセル」と紹介されているが…)

 別の理由の線を追ってみよう。
 まず、このセルは17号・18号抜きで完全体の姿を保っている点。
 18号を吐き出して自爆、核から全身再生し超完全体セルとなったため、18号抜きなのはいい。
 (PSP用ゲーム「真武道会 」ではクリリンが超完全体セルに、18号をもっと吐き出すことは可能かと尋ねている)
 問題は、17号抜きで完全体が成立していることにある。
 17号はドラゴンボールで甦っており、もはやセルの一部ではない。
 ということは、同じくドラゴンボールで生き返った数十万人分の生体エキスも失っていることになる。

 完全体の姿は名残のようなもので、「真の完全体」とは呼べない状態なのかもしれない。
 GBA用ゲーム「舞空闘劇 」では見た目は完全体でも不完全なセルがいるが、それと同じようなものだろう。
 セルは超1-1の状態でエキス吸収第一形態(20億)から完全体(800億)に、40倍のパワーアップをしている。
 それをセルの初期戦闘力(2億6000万)にあてはめれば、今のセルの戦闘力となるだろう。

 地獄に落ちたセル=2億6000万×40=104億

 基本値にすれば1/50の2億0800万。
 あの世で肉体を得たことは瀕死回復の状況にはあてはまらない。
 超完全体となった時とは訳が違い、大幅なパワーダウンをした完全体が残っただけだ。(超1-2、超1-4、超2変身を失う)
 つながれた牢屋では畳を重ねた上にあぐらをかき、牢名主を気取るセルさんでした。
 DBZ魔人ブウ編では、巨大な水晶玉で悟空とブウの戦いを見守る。
 悪態をつくフリーザの横で、「それにしても驚きだ。私より凄い戦いをするヤツがいるなんて」とコメントしていた。
 ドラゴンボールGTでは、フリーザとともに地獄の魔戦士としてパワーアップ復活を遂げる。



悟空 12億(基本最大)480億(擬似超1)

 戦闘力はセルゲーム直後のまま。
 何千年も修行を続けている者たちの中では新入りの小僧扱いされてしまうが、瞬く間に頭角を現すことになる。
 フリーザがけしかけてきたギニュー特戦隊を、擬似超サイヤ人状態で迎え撃った。
 逆立った黒髪、黒目で黄金のオーラを発し、通常時の40倍(推定)の戦闘力を発揮することができる。
 劇場版「超サイヤ人だ孫悟空」では理性を失い暴走するような戦い方だった。
 しかし、超1-4に到達した境地では、興奮状態を抑えて擬似超サイヤ人を保てるようだ。



パイクーハン 105億

 漢字で書くと「排骨飯」。
 西の銀河一の武道家。西の界王や大界王からの信頼も厚い。
 大界王の命令を受け、地獄にセル退治に向かう。
 燃え盛る炎(界王拳とは違う炎そのもの)のようなオーラをまとい、超高速の攻撃を仕掛ける。
 セルを血の池にたたき落とし、フリーザとコルドを一撃で昏倒させる。
 高速回転して血の池を巻き上げ、セルや、悟空が落としていた特戦隊を針山へと弾き飛ばした。

 緑色の肌で、重い帽子・ベルト・ガウンを装備しており、悟空には「ピッコロみたいなヤツ」と言われる。
 重い装備をしたパイクーハンの戦闘力は105億で、パワーダウンしたセル(104億)とほぼ同等と思われる。
 パイクーハンはスピード派で、重りをしたままでも擬似超1悟空(480億)が驚くほどの速さを見せた。
 スピード命のパイクーハンは、セルが本気を出す前に決着をつけてしまったのだろう。
 その証拠に、フリーザも100%フルパワーを出す前に片付けている。

 あの世に集まる武道家は何千年もの歴史を持つ猛者たちだ。
 今現在の「宇宙(この世)一」を超える者がいてもおかしくはない。
 そして実際にいたわけで、悟空は新たなライバル出現に胸を躍らせる。
 パイクーハンは悟空のことを最初「小僧」扱いしていたが、すぐに「悟空」と名前で呼ぶようになる。




-あの世一武道会 予選~準決勝- 紫数字:完全推定数値

・北の界王死んじゃった記念 あの世一武道会 ルール・
 ・出場者は各銀河4名ずつの計16名。
 (とキノコのアナウンサーは言ったが、実際のトーナメント表は8ブロックに分かれていた)
 (各ブロック16名、シード1名の計17名、かける8ブロックで総勢136名の参加だった??)
 (16名だとすると、登場しなければならない選手が途中で消えていたり、矛盾がある)
 (136名だとしても、トーナメント表によればオリブーとパイクーハンのぶつかる位置がおかしい)
 (予選トーナメント・決勝トーナメント・二回戦・準決勝など言い方も紛らわしく、まとまりがない)
 (どちらにしろ判断はつかないので適当に流すとする)

 ・試合は無制限の一本勝負。

 ・リングから落ちたり、泣いちゃったり、「まいった」と言ったりしたら負け。

 ・目つぶしや急所攻撃など卑怯な技を使ってはいけない。

 ・(死者同士の戦いなら?)二度死ぬ心配はないため、「相手を死に至らしめたら負け」はない。


あの世の武道家たち(悟空・パイクーハン除く) ~20億

 あの世一武道会の戦いぶりから判断すると、悟空・パイクーハン以外のトップレベル武道家の戦闘力は10億台。
 次点の武道家が数億台にひしめき合っている感じで、下を挙げればきりがなくなる。
 孫悟飯じいちゃんの生前の戦闘力は90。その程度(失礼)でも過去の功績があればあの世で修行できるということだ。
 ミスター・サタン(6.66)でも功績が認められればここの仲間入りができるだろう。
 数百億を超える者はあの世といえどもそうそう出現することはないようだ。
 のちに老界王神が言うように、悟空たち超サイヤ人はすでに「あの世もこの世も含めて3本の指に入る」達人なのだった。

 北の界王いわく、皆、生きている時から素晴らしい武道家たち。
 おそらく各銀河の界王星での修行を経た者もいれば、直接大界王星に来ることを許されたものもいるだろう。
 (蛇の道から北の界王星に渡ったのはこの1億年で閻魔大王だけ)
 大界王に修行をつけてもらうため、大界王星で何千年も何億年も修行を続けているという。
 (界王の代替わりを幾度も経験した古株も存在していそうだ)

 全宇宙中から選りすぐられた武道家たちは、男女とも多種多様な種族に及んでいる。
 「たったひとりの最終決戦」に登場したカナッサ星人の色違い。
 「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」に登場したシャモ星人、モア(パラガスの側近)の色違いもいた。
 あの世一武道会の観衆には、「ドラゴンクエストV 天空の花嫁 」の主人公やらパパスやら。
 「アックマン 」(占いババの宮殿のアックマンとは別人)やらが紛れ込んでいた。



ミゴレン 3億5000万

 インドネシア焼きそば由来の名前を持つ、北の銀河出身の武道家。
 犬型人間。7000年前、極悪エイリアンと勇敢に戦った。
 あの世一武道会は不参加か予選敗退したかは不明だが、実際に戦う場面はない。
 しかし、界王に名指しで紹介されたことや、悟空の実力をいち早く認めてたことなど格の高さをうかがわせる。
 悟空とパイクーハン、数百億レベルの戦いにはついていけなかった。
 だが、次点武道家として億単位の戦闘力を有していることは間違いない。

 劇場版「復活のフュージョン!!悟空とベジータ」、ドラゴンボールZ本編の魔人ブウ編にも登場。
 DBZ魔人ブウ編では、大界王星から悟空と魔人ブウとの戦いを見守る者たちの中にいた。
 本編では青の毛並みだが、劇場版では生え変わったのか茶色の毛並みだった。



サーテ 3億1000万

 インドネシア焼き鳥由来の名前を持つ、北銀河出身の武道家。
 インディアン風に髪を二つに分けて肩から前に下げている。
 3500年前、隕石の衝突からふるさとの星を守った。
 あの世一部道会は不参加か予選敗退かは不明。
 ミゴレンに続いて界王に名指しで紹介されており、億の実力を持つ次点武道家だとは思われる。
 DBZ魔人ブウ編では、大界王星から悟空と魔人ブウとの戦いを見守る者たちの中にいた。



オリブー 20億

 平和の象徴オリーブ由来の名前を持つ、北銀河出身の武道家。地球人。
 英雄として神話にまで名を残しており、ギリシア神話の英雄のような格好をしている。
 現・地球人最強のクリリン(130万)と比べ、その戦闘力はどれほどのものか?
 (北の界王から界王拳と元気玉を授かる機会はなかっただろう)

 あの世一武道会予選を勝ち抜きベスト8入りを果たし、悟空とともに決勝トーナメント北の銀河代表となる。
 決勝トーナメント 1回戦 第4試合でパイクーハンと対決することになった。
 ベテラン選手として、好試合が期待できるとアナウンサーに紹介される。
 繰気弾のような追尾エネルギー弾を放ち、パイクーハンと天地に轟く互角の攻防を繰り広げる。
 悟空(通常時 12億3000万)にも捉えきれないスピードで、「これがあの世の力か」と悟空が驚いたほど。
 オリブーの戦闘力は、人造人間16号と並ぶ20億はあるだろう。
 パワーとスピード、地球人でも鍛え続ければ限界を超えてどこまでも飛躍できるという証だ。

 オリブーとパイクーハン、最後はお互いのパンチが直撃した。
 威力の差が出てオリブーは場外に吹っ飛ばされ、観客席の壁に激突。
 悟空も気付かぬ間の、超高速の決着となった。
 オリブーが通常時の悟空(12億3000万)よりも強いのは明らかだ。
 しかし、超サイヤ人となった悟空と本気を出したパイクーハン、数百億レベルの戦いにはついていけなかった。
 悟空とパイクーハンがいなければ、あの世一の座はおそらくこのオリブーのものとなっただろう。

 ドラゴンボールZ 第270話「次元に亀裂!!ブウがキレちゃった!!」にも登場。
 クリリンとヤムチャが大界王星で修行をすることになり、地球人同士の顔合わせとなった。
 オリブーはキドモ(羽の生えたゴリラのような戦士)と二人がかりでヤムチャと稽古する。
 眠っていたはずの血が久々に熱くたぎってきたヤムチャ、戦闘力60万。
 オリブーとキドモは(遠慮か油断か気を抑えていたかで)、燃えるヤムチャに吹っ飛ばされてしまった。

 ドラゴンボールZ 第278話「ブウ来襲!!界王神界で決着だ」以降にも登場。
 大界王星に瞬間移動してきた魔人ブウを、新人と勘違いし修行の厳しさをたたき込んでやろうとした。
 しかし、ブウの気合に吹き飛ばされ、飛びかかるもパイクーハンともども一蹴されてしまう。
 その後は界王の遠見能力を通じ、界王神界での悟空と魔人ブウの戦いを見守った。

 劇場版「復活のフュージョン!!悟空とベジータ」にも、ちょこっとだけ顔を出した。



チャプチャイ 1億7500万(分裂前)2500万(7体に分裂後の各戦闘力)

 八宝菜のようなアメリカ式中華料理が由来の名前を持つ、東の銀河出身の武道家。
 小柄ながら褐色のたくましい肉体を持ち、頭は丸坊主だが豊かな黒ひげをたくわえている。
 予選トーナメント 1回戦 第1試合でオリブーと当たる。あの世一大武道会のリングで最初に戦った栄えある選手。

 スピード自慢の東銀河出身のため、余りの速さに何人にも見える残像拳が得意技かと思われた。
 しかし、残像拳ではなく「分裂」が特技だったのであり、7体のチャプチャイは全部本物だった。
 7人同時にオリブーに襲いかかるが、あっさりかわされて自分同士で衝突、ノックアウト。
 オリブーには「何だこいつは」と呆れられてしまったが、一応“億越え”の実力者ではあるだろう。

 アークアが敗れ東の銀河勢は全滅。東の界王から罰として大界王殿の周り1万周ランニングを課せられる。
 チャプチャイは1体に戻ることを許されなかったのか、7体に分裂したまま走り疲労7倍。
 DBZ魔人ブウ編にも登場。大界王星から悟空と魔人ブウとの戦いを見守る者たちの中にいた。



ジンキョウ 2億9000万

 出身銀河不明。モヒカンの巨人選手。パワータイプの“億越え”戦士かと思われる。
 予選トーナメント 1回戦 第2試合でパイクーハンと当たり、腹に蹴り一発を喰らって敗北した。
 トーナメント表ではパイクーハンはこの次の試合(予選トーナメント 2回戦 第1試合)でオリブーと当たることになっていた。
 しかし、実際パイクーハンとオリブーの戦いがおこなわれたのは決勝トーナメント 1回戦 第4試合。



キドモ 9000万
青い髪の戦士 1億8000万

 羽の生えたゴリラ(ドンキーコング)もどきの姿をした武道家で、おそらく北の銀河出身。
 (準決勝を観戦していたミゴレン・オリブーの隣に、天使のような翼を生やした男が立っていた。キドモと同種族?)
 予選トーナメント 1回戦 第3試合で、青い長髪の美形戦士(出身銀河不明)と戦った。
 まるでキングコングが美女を鷲づかみにするように青い髪の戦士を捕らえるキドモ。
 しかし、一本背負いで投げ返され、あっさりとダウンを奪われた。
 一見パワータイプだが、“億越え”の戦闘力には達していないものと思われる。
 (キドモの名前はトーナメント表から。青い髪の戦士がキドモとも考えられるが、キドモという雰囲気ではない)
 (参加者が16名ならば、この青い髪の戦士がベスト8に残るはずだが、登場していない。観客席にいた)

 キドモはDBZ魔人ブウ編にも登場。
 同じ北の銀河出身のよしみだろう、先輩としてヤムチャ(60万)と手合わせをした。
 しかし、オリブー(20億以上)と一緒になってかかっても、なぜか2人まとめてやられてしまう。
 ヤムチャの燃えたぎるウルフ魂に、さしものゴリラキドモもたじろいだのか?



黒髪の空手家 9500万
緑髪の武闘家 8500万


 名称不明。出身銀河不明。予選トーナメント 1回戦 第4試合で戦った2人。
 双方とも迫力不足で、戦闘力の“億越え”は果たしていないものと思われる。
 経験と実力では黒髪の空手家のほうが上に見える。
 しかし、空手家が大ジャンプした先には小惑星が浮いており、激しく頭をぶつけて自滅。
 緑髪の武闘家のラッキー勝ちとなった。
 参加者が16名ならば緑髪の武闘家がベスト8に残ったはずだが、影も形もない。



キャタピー 9億5000万0(サナギ)???(究極の姿に変身)

 南の銀河出身の芋虫(キャタピラー)型戦士。
 予選トーナメント 1回戦 第5試合で悟空と対戦した。
 ニューフェイスの悟空に対し、大ベテランとアナウンサーに紹介される。
 10本の腕は自在に伸縮し、相手をがっちり捕らえて放さない。
 悟空(12億3000万)を拘束するパワーは確かに凄く、キャタピーの戦闘力は10億に迫るものだろう。

 しかし、そこから先がお粗末だった。
 くすぐり攻撃で悟空を笑わせて降参するよう迫ったのだ。
 アナウンサーには「余りにせこい」と言われる。
 オリブーには「南の銀河ってのは、平和なんだなあ」と、しみじみつぶやかれてしまう。
 大ベテラン選手の技にしては皆初見のようで、とっておきの新技だったのかもしれない。
 悟空の気合にあっさり吹き飛ばされ、おまけに「めちゃくちゃよええなあ」と言われ涙目になる。

 キャタピーにはまだ「変身」という奥の手が残されていた。
 繭に包まれサナギとなり、サナギからかえった時、キャタピーは究極の姿となる。
 もしかすると、蝶のように華麗な戦士に生まれ変わるのかもしれない。
 戦闘力も数十倍に跳ね上がり、超1-4悟空やパイクーハンにも引けを取らないかもしれない。
 が、サナギからかえるのにざっと1200年はかかると南の界王が言う。
 いくら時間無制限の一本勝負とはいえ、さすがに1200年も待つことはできない。
 皆ずっこけて、大界王の判定により悟空の勝利となった。
 悟空は勝っても「なんだこりゃ」と呆然とするだけだったが。

 あの世一武道会編に登場したキャラクターの多くが、劇場版やDBZ魔人ブウ編で再登場を果たした。
 しかし、キャタピーはまだサナギのままなのか、その後の消息は杳として知れない。



タピカー 10億

 ブラックタピオカのように黒光りするツンツン頭の、西の銀河出身の武道家。
 子供のように小柄なボクサータイプの選手で、東の銀河出身者以上にスピードに自信がある。
 “億越え”ひしめく予選トーナメントを勝ち抜くための戦闘力最低ラインは10億。
 予選をそのスピードや手の内を見せることなく突破したタピカーは、まさにビリオンキッドだろう。

 決勝トーナメント 1回戦 第1試合で、トルビーと戦うことになった。
 西の界王に言われ、軽くウォーミングアップのつもりで超高速フットワークを披露する。
 足がモーター回転する駆動輪のようにうなり、悟空(12億3000万)もかわせないスピードだと感想したほどだ。
 試合開始となり、超速フットワーク駆動でトルビーの攻撃を軽くかわし、リングを縦横無尽に駆け巡る。
 トルビーを翻弄し、思わず防御の態勢をとったトルビーを場外に突き落とすことができた、はずだった。

 しかし、タピカーはトルビーの直前で動きを止め、息を切らしながら「まいった、疲れた」。
 西の界王によれば「体の小さなタピカーには、あのリングはとてつもなく広すぎたのであろう」とのこと。
 どうやら、超速フットワークは短期決戦用、ボクシングリングのような狭い場所で使うべきものだったらしい。
 あの世一武道会のリングはボクシングリングの10倍以上は広い。
 ウォーミングアップの段階ですでに汗をかいていたタピカーに、そもそも勝機はなかったのだ。
 タピカーまさかの降参に、会場全体がドミノ倒しのようにずっこけた。

 DBZ魔人ブウ編にも登場。大界王星から悟空と魔人ブウとの戦いを見守る者たちの中にいた。



トルビー 10億6000万

 南の銀河出身で、カブトムシのようなビートル型の武道家。
 セルのような羽音を立てて飛行するのが特徴で、同じく昆虫の細胞が含まれるセルと似ていなくもない。
 決勝トーナメント 1回戦 第1試合でタピカーと対決。タピカーの超速フットワークを見て「できる」と感じた。
 結果はタピカーの項をご覧のとおりで、ずっこけて勝利を飾り、ベスト4へ進出。
 戦闘力は“十億越え”を果たしていると思われ、カブトムシのような体質を生かした特技もあったかもしれない。

 しかし、特技らしい特技を見せることなく退場することになる。
 決勝トーナメント 2回戦(準決勝) 第2試合でパイクーハンと戦うが、たった2発でKOされ担架で運ばれた。
 倒され方までセル(超2悟飯、たった2発の超鉄拳)と同じような感じになってしまったのは偶然だろうか。
 パイクーハンとの戦いの決着は、悟空の食事の様子が映っている間のことで詳しいことは不明。
 DBZ魔人ブウ編にはちょこっとだけ登場し、悟空と魔人ブウとの戦いを大界王星から見守った。



フーログ 10億2000万

 南の銀河出身で、カエルの聖歌隊のような格好の武道家。
 決勝トーナメント 1回戦 第2試合でマーライコーと対決する。
 長い手足のリーチを生かした攻撃が得意で、身のこなしも鮮やかに軽い。
 戦闘力は“十億越え”を果たしていると思われる。
 しかし、巨体のマーライコーに正面からの攻撃は通用しなかった。

 そこでフーログは考えた。目には目を、歯には歯を。でっかいヤツにはでっかい体で対抗だ。
 フーログの柔軟な体は空気を吸い込むことでドンドンと膨らんでいく。
 セル第二形態が自爆した時よりも大きく、もっと大きく、さらに大きく大きく。
 マーライコー以上に巨大化し、リングいっぱいに広がったフーログ。
 悟空は「いろんな技を持ったやつがいるな、さすがあの世は広い」と感心した。

 フーログの目的は、リング全体に膨らんでマーライコーをリングアウトにすることだった。
 しかし、マーライコーの怪力はフーログの思惑の上を行っていた。
 フーログ風船は持ち上げられ、投げ飛ばされ、小惑星の一つにぶつかり跳ね返る。
 そして、しぼみながら地面に落ち、逆にリングアウトにされたのだった。

 劇場版「復活のフュージョン!!悟空とベジータ」、ドラゴンボールZ本編の魔人ブウ編にも登場。
 DBZ魔人ブウ編では、大界王星から悟空と魔人ブウとの戦いを見守る者たちの中にいた。
 劇場版ではなぜか「フローグ」と呼ばれており、あの世一武道会準決勝で悟空にあっさり敗れる。



マーライコー 11億

 中国カステラ由来の名前を持つ、西の銀河出身の武道家。
 恐竜かドラゴン型といえる巨体で多少の攻撃なら正面から跳ね返し、見た目どおりの怪力を発揮する。
 戦闘力はじゅうぶんに“十億越え”を果たしており、オリブー(20億)に次ぐ実力の持ち主だろう。
 決勝トーナメント 1回戦 第2試合でフーログを破り、ベスト4に進出した。

 決勝トーナメント 2回戦(準決勝) 第1試合で悟空と対決。
 悟空(12億3000万)も「すげえ」とうなるパワーを見込まれ、南の界王からも悟空を倒せと応援された。
 接戦に見えたが、悟空に全て紙一重でかわされ、有効打が一つも入らない。
 その時、マーライコーの肩に着地した悟空が足を滑らせた。
 マーライコーが肩をずらし、悟空のバランスを崩すことに成功したのだ。
 その隙を突き、マーライコーは尻尾で悟空をなぎ払い、場外にたたき出した。

 悟空は小惑星を貫いて飛んでいくが、場外扱いにはならない。
 マーライコーは勝負を決めようと自分も小惑星へ飛び移る。
 自慢の怪力を駆使して小惑星を投げ飛ばし、悟空にとどめを刺すつもりだ。
 悟空は体勢を立て直して小惑星を砕きながら戻ってくる。
 マーライコーが投げ飛ばした小惑星を、悟空のエネルギー波が粉砕、あたりがまばゆい閃光に包まれる。
 マーライコーはその一瞬を見逃さず、高速移動で姿を消し、奇襲をかける作戦に出た。
 しかし、悟空に位置をつかまれ股間、に見えたが横っ腹に重い蹴りを喰らい悶絶。
 尻尾をつかまれジャイアントスイング投げ飛ばされ、場外負けとなった。

 DBZ魔人ブウ編では、大界王星から悟空と魔人ブウとの戦いを見守る者たちの中にいた。
 劇場版にも「復活のフュージョン!!悟空とベジータ」にもちょこっとだけ顔を出す。



アークア 5億4500万(地上)10億9000万(水中)

 東の銀河出身の半魚人のような武道家。
 アークアとあくびが出そうな名前で、内気で臆病でひ弱そうな印象がある。
 しかしそれは地上でのことで、アクア(水)の名が示すとおり、アークアの真価は水中でこそ発揮される。
 水中での戦闘力は“十億越え”となり、地上では半減するとはいえ5億半に達する。
 “億越え”ひしめく予選トーナメントを勝ち抜くにはじゅうぶんだろう。
 実際、アークアは得意の水中戦ではなく、戦闘力半分の地上戦だけで決勝トーナメントにまで勝ち残ったのだ。

 決勝トーナメント 1回戦 第3試合で悟空とぶつかった。
 試合が始まってもボーッとやる気なさそうで、悟空が突っ込んできても構えもしない。
 本当によく勝ち抜けたな、というくらいの弱い印象しか受けないアークア。
 一度は悟空に蹴り飛ばされて場外に吹っ飛んでいったが、東の界王に言われ「あの技」を解禁する。
 アークアが気合を込めリングをにらみつけると、まばゆい光とともにリングが水になった。
 リングの形を保ったままリングが液状化しており、巨大な水槽が出現したような具合だ。
 水中戦が得意なアークアは、どこだろうと水に変えてしまう能力があるのだ。

 水中でのアークアはまさに水を得た魚、海中の魚人、キリリとした戦士の顔に変貌する。
 それどころか狂喜しながら悟空をいたぶり、追い詰めていくアークア。
 悟空は逆に海に落ちた悪魔の実の能力者のように身動きが取れない。
 だが、悟空は太陽拳を使いアークアの目をくらませ、水中から脱出。
 かめはめ波の圧力でリングの水を吹き飛ばすとともに、アークアを場外に放り出す。
 アークアの能力効果が消え、リングは元に戻った。(かめはめ波でリングを破壊したわけではない)

 敗北したアークアは、東の界王から罰として、応援団ともども大界王殿の周りを1万周走るように命じられる。
 お、お、おと怯えているところに悟空がやって来て、「強いな。もう一回水を出されてたら負けてたかも」と言われた。
 アークアは短く「今度は勝つ」と返し、悟空は「またやろうな」と再戦を誓うのだった。
 1万周ランニングは終わったのかサボったのか、いつの間にか観客席にいて決勝戦を見ていた。

 劇場版「復活のフュージョン!!悟空とベジータ」、ドラゴンボールZ本編の魔人ブウ編にも登場。
 DBZ魔人ブウ編では、大界王星から悟空と魔人ブウとの戦いを見守る者たちの中にいた。
 劇場版で開かれたあの世一武道会では、準決勝でパイクーハンにあっさり敗れてしまっている。




-あの世一武道会 炎の大決勝戦- 紫数字:完全推定数値

悟空 12億3000万(基本最大)123億(10倍界王拳)615億(超1-4)922億5000万(超界王拳)
パイクーハン 105億(重り)630億(重りを外す)

 悟空はオリブー(20億)とパイクーハンの戦いには目が追いつけなかった。
 一方、パイクーハンはマーライコー(11億)を倒した悟空を、初めて会った時より確実にパワーが上がっていると評価した。
 悟空とパイクーハンが出会ってすぐにあの世一武道会が開催されたわけではないということか。

 あの世一武道会開催告知から、4人の界王が力を合わせてリング星をつくりあげ、実際開催されたのは1ヶ月後としよう。
 大界王星に来て1ヶ月の悟空の戦闘力を、魔人ブウ編(7年後)の悟空の戦闘力から逆算してみる。
 パイクーハンとの出会いによるやる気上昇を含めると、今の悟空の戦闘力は12億3000万とするのが妥当だ。
 成長率にすれば1.025倍と微々たる物だが、違いの読める男パイクーハンは悟空が「この短期間で成長した」と認めた。
 パイクーハンは現状維持のまま、1ヶ月前と戦闘力は変わっていない。
 (インフレの度合も時と場合による。魔人ブウ編のことを考え、ここで爆発的に戦闘力を伸ばすことはできない)

 あの世一武道会もついに大詰め、決勝トーナメントは3回戦、すなわち優勝を決める決勝戦を迎えた。
 悟空とパイクーハン、2人は互いにここまで勝ち上がってくる中、一切「本気」を出していない。
 悟空は基本値(12億3000万)の範囲内で、パイクーハンは超重量装備を身に着けたまま(105億)で戦ってきた。

 決勝開始となり、パイクーハン(105億)は悟空(12億3000万)の攻撃を避けずに全部まともに受けた。
 そこからが「本気」の戦いの「序章」だった。悟空はおそらく界王拳(赤いオーラなし)で戦い始めたはずだ。
 リング中央で力比べとなり、悟空は8倍界王拳(98億4000万)でパイクーハンをリング端まで後退させる。
 パイクーハンは105億の力を全開にして押し戻そうとするが、悟空は10倍界王拳(123億)でそれを封じた。

 ついに悟空の戦闘力数値がパイクーハンを上回ったが、パイクーハンは超重量装備を外していよいよ「全力」を開放する。
 悟空も超サイヤ人(1-4)に変身し、10倍界王拳使用時からさらに5倍、戦闘力を615億にまで高める。
 パワーでは悟空に分があったが、スピードではパイクーハンのほうが圧倒的に有利だった。
 超1-4悟空を翻弄するその戦闘力は、重りを外す前の6倍、630億でわずかに超1-4悟空(615億)を上回っている。

 これは、パイクーハンの身に着けていたベルト・帽子・ガウンが単なる「重り」とは少し違うことを意味しているだろう。
 重量による負荷は戦闘力の上昇とともに効果が薄れていくはずで、その度により重い装備が必要となる。
 だが、同様の重量負荷修行を己に課しているピッコロに、重りをどんどん重くしていっているような様子はない。
 「重り」は「重り」であると同時に、戦闘力をある一定割合で制限する「リミッター」の役割を果たしていると考えられる。
 だからピッコロもパイクーハンも、最大戦闘力数値に関係なく、重りで常に同率の戦闘力低下をしているのだ。

 パイクーハンは高速回転して竜巻を起こす「ハイパートルネイド(トルネード)」で悟空を攻撃した。
 激しい気流の渦で悟空の動きを封じるとともに、真空の刃で悟空の体を切り刻む。
 悟空は気をさらに高めることでハイパートルネードを打ち破り、超(スーパー)界王拳でパイクーハンを殴り飛ばした。
 超1-1段階では不可能だった界王拳の併用も、超1-4では可能となっていたのだ。
 パワーアップ倍率は超2変身(超1の2倍)には劣るが、超1-4の力を瞬間的に1.5倍(推定)にまで高めることができる。

 超界王拳悟空、戦闘力922億5000万。

 超化50倍×界王拳1.5倍=通常時の75倍。超1-2と同率のパワーアップだ。
 その戦闘力ならパイクーハンを押し切れたはずだが、悟空は超界王拳を継続しなかった。
 超1-4でも、界王拳の長時間継続と、これ以上の倍率は無理というか無茶なのだ。(通常倍率の1.5倍が限界)
 やはり超サイヤ人と界王拳の併用はリスクが高いということだろう。

 パイクーハンは最大奥義「サンダーフラッシュ」で決着をつけに出る。
 踊るようなモーションから、握った両拳を前面で付き合わせるパイクーハン。
 その拳から稲妻が弾けたかと思うと、紅蓮の業火がほとばしった。
 高熱でリングが溶けるほどで、悟空はまるで隙がない技だと感じた。
 発動から発射まで時間がかかり隙だらけに見えるが、どうにも見入らずにはいられない技のようだ。
 会場や界王たちもちょっと焼け焦げており、パイクーハンは西の界王まで巻き込もうと遠慮がない。

 完璧に思えたサンダーフラッシュにも、ほんのわずかなほころびのような隙があった。
 悟空は2度目のサンダーフラッシュをやられると感じながらもどうにか耐え抜き、そして3度目。
 パイクーハンがサンダーフラッシュを発射する直前、悟空は呪縛から解かれたように瞬間移動。
 超速かめはめ波が決まり、パイクーハンはリングアウト負けとなった。
 が、その前に2人とも空中戦で天井に足をつけていたことが原因で、大界王から両者場外負けの失格とされてしまう。
 それは悟空と修行したくない大界王の苦しい言い訳だったのが、悟空にはどうでもよかった。
 悟空はパイクーハンという新たな好敵手を得て、これからあの世でワイワイと修行の日々を送るのだ。


 パイクーハンは劇場版「復活のフュージョン!!悟空とベジータ」、ドラゴンボールZ本編の魔人ブウ編にも登場。
 大界王星に瞬間移動してきた魔人ブウを新入りと勘違いし、のん気に相手をしてやろうとする。
 あまつさえ、魔人ブウの頭を「わっかがないな」とからかうように撫でる。
 しかし、パイクーハンほどの手練でも、魔人ブウとまともに戦うことはできない。
 超1-4悟空となら互角でも、超サイヤ人3となった悟空には到底敵わない差をつけられてしまったのだから。
 西の界王から「よかったね殺されなくって」とお言葉をいただき、後は悟空と魔人ブウとの戦いを見守るだけとなった。

 パイクーハンは格闘ゲームシリーズにも多数参戦。
 「真武道会 」「真武道会2 」「Sparking!NEO 」「Sparking! METEOR 」「インフィニットワールド 」「レイジングブラスト2 」。
 いずれも重い装備をつけたままの状態での参戦。
 地獄でセルを倒した時に見せた炎のオーラをまとう攻撃は「バーニング(ブレイジング)シュート」と名付けられている。
 (「Sparking! METEOR」公式サイトのキャラクター紹介では、悟空は超2でパイクーハンと戦ったとあるが、誤り)




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