●劇場版
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-ストーリー紹介- 劇場版 ドラゴンボールZ 第7作（劇場版DBシリーズ第10作）。1992年7月11日公開。 天才とは1％のひらめきと99％の汗（努力）だと、かの発明王エジソンは言った。 しかし、狂才ドクター・ゲロにあるものは、1％のひらめきと99％の怨念といえるかもしれない。 その怨念はゲロ死してなお生き続け、コンピュータに乗り移り目的を達成しようとした。 目的とは復讐であり、孫悟空抹殺のただ一点にゲロの100％（全て）が注がれる。 16号より前、9号から15号までは問題が多く処分したといわれていた人造人間。 その中でも完成度がかなり高かったいう13・14・15号が復活の機会を得た。 人造人間の恐怖は、まだ、終わっていなかったのだ。 本編ストーリーの時期的には、セルが人々のエキスを吸収して回っている頃だろうか。 しかし、今作の世界では人造人間（16・17・18・19・20号）は全て倒され、セルも出現していないようだ。 平和な日常を送る悟空たちの前に、新たな人造人間が現れた形になっている。 （悟飯が夏休みの最中となっており、セルゲームのおこなわれたはずの5月〔Mの月〕をとっくに過ぎている） スポンサード リンク -VS 16号・17号・18号・19号・20号- 紫数字：完全推定数値 （人造人間19号 8000万〔初期値〕） 人造人間20号（ドクター・ゲロ） 9000万（初期値） 元レッドリボン軍の狂人的科学者ドクター・ゲロは、人造人間シリーズの開発者（の一人?）だ。 （ハッチャンこと8号は人間ベースの人造人間であり、アニメDBではフラッペ博士が開発したことになっている） （ドクター・ゲロとフラッペ博士はレッドリボン軍・人造人間開発部の同僚だった可能性がある） 「心」という不確定な要素を抱かせながら、完全究極の強さというものを追い求める姿勢。 ただの戦闘機械ではなく、「人間」にこだわり続けたのは彼なりの美学か信条か。 9号から15号までは問題が多すぎ処分。（13・14・15号の完成度は高く、今作で完成品として復活を遂げる） 16号は優しすぎ、17・18号は自己中心的でドクター・ゲロの命令を聞かない有様。 パワーを落とし、旧型のエネルギー吸収式に戻すことでようやくゲロが納得する19号が完成した。 19号はゲロ自身が製作した最後の人造人間であり、ゲロを20号へと改造した技術者でもある。 （その順番で行けば、セルは人造人間21号ということになるか） せっかくの19号はベジータによって破壊されてしまった。（今作に19号は登場しない） 20号（ゲロ）はやむなく研究所に戻り、17号・18号を起動するも、命令無視の性格は直っていなかった。 ゲロは17号に胸を貫かれた上に首を切断され、頭を踏み潰されて死亡する。 しかし怨念は残り、血（オイル）が床の隙間から滴り落ち、研究所地下深くのコンピュータに染み込んだ。 ドクター・ゲロのコンピュータは、最強の人造人間をつくりだすため作動し続ける。 コンピュータ傍らのカプセルポッド三つには、処分したはずの13・14・15号が眠っていた。 （人造人間16号 20億） 人造人間17号 12億 人造人間18号 9億 ドクター・ゲロが開発した永久エネルギー式の人造人間。 永久エネルギー炉がもたらす強大パワーの影響で、ドクター・ゲロにも制御できなかった。 完全ロボット型の16号と、人間双子の姉弟をベースに有機質改造をおこなった17号・18号。 17号はゲロを殺害し、18号は微笑む。 その後、この17号と18号がどうしたかは不明だが、おそらく16号を起動し本編どおりの行動を起こしただろう。 16号・17号・18号は孫悟空抹殺のゲームを始めたはずだ。（今作に16号は登場しない） そして、倒された。 悟空たちはのんびりと街でショッピングを楽しみ、デパートのレストランで和気あいあいと食事。 この世界は本編と多少異なり、悟空たちが人造人間を倒しすでに平和にした次元なのかもしれない。 セルも出現していないだろう。セルを生み出すはずのコンピュータは、代わりに13・14・15号を完成させた。 悟空たちが今いる場所は「北の都」。その近くの山の洞窟には、ドクター・ゲロの研究所があるのだ。 さらに北の氷河地帯。そこが決戦の舞台となる。 -VS 13号・14号・15号- 赤数字：公式数値 紫数字：完全推定数値 ウーロン 2 超スケベ人? スケベ度を測るスカウターがあったらきっと、故障だと思えるような数値が出るだろう。 「ミスこの世で一番べっぴん世界大会」の開催前から会場の一番前に並ぶ。 亀仙人に誘われて仕方なくといった雰囲気だったが、その亀仙人よりも前に立つ根性。 初めはスケベ仙人こと亀仙人に呆れていたが、つられてスケベブタが興奮し始めた。 大会出場者の控え室に着替えを覗きに行くが、開催日を1日間違えていたのに気付く。 お楽しみは翌日に延びたわけですが、それはそれで今できることを楽しみましょう? ウーロンは「とびっきりの最強対最強」で悟空に言われたような「でかい胃袋」を満足させる。 デパートのレストランで見事な食べっぷりを見せつけた。（隣のテーブルの悟空には敵わないが） 人造人間と戦いに行くクリリンを「気をつけてな～」とハンカチ振って見送った後は荷物番。 悟空が元気玉をつくるために元気を集め始めた時、何かを感じ取ったようだ。 （本来はちょっとずつ元気を分けてもらう元気玉だが、今回は少し多めに元気をもらったためか） チチ 130（通常時 ジャンプ付録） 超サイヤ人の妻にして、超ショッピング主婦にして、超教育ママ。 日々のストレス（主に家事の?）を買い物で解消する傍ら、悟飯の勉強を常に心配している。 翌日からは悟飯が予備校で夏期講座を受けることになっていた。（料金振込済） しかし、悟飯は悟空を追って戦いの場へ飛んで行き、ますます心配の種が増えてしまう。 クリリンに悟飯の後を追わせた後は、散らばった買い物を整理していた。 やはり元気玉の元気集めに何かを感じ取る。 戦い終わり、悟飯はケガで入院するが、早く治って夏期講座に行くように急かした。 亀仙人 139（通常時） 超スケベ人を超えた超スケベ人? スケベ度を測るスカウターがあってもきっと、測定不能でぶっ壊れるだろう。 「ミスこの世で一番べっぴん世界大会」会場ではウーロンの後ろ、2番目に並ぶ。 開場は夜の7時だというのに、今から並ぼうと言ったのは他ならぬ亀仙人だった。 何が何でも最前列席をゲットして、間近でぴちぴちギャルを堪能したいと息巻いた。 トランクスにも声をかけたようで、クリリンからは青少年への悪影響云々を説かれる。 しかし、クリリンはクリリンで先程まで盛んに控え室を覗きたがっていた。 亀仙人はトランクスの手前いい子ぶるクリリンを置いて、自分とウーロンだけ控え室へ行こうとする。 結局、大会は翌日開催だったのだが亀仙人は別段気にする様子もなく、年相応の落ち着きを見せた。 人造人間との戦いには参加せず、ウーロンとともに街でお留守番。 悟空が元気玉をつくり始めた時、気の流れを感じ取ったようだ。 クリリン 130万（最大） 意外と（潜在能力が高い）スケベ人? スカウターなど当てにならん。こいつらは状況に応じてスケベ度を変化させるんだ。 「ミスこの世で一番べっぴん世界大会」会場では、ウーロン・亀仙人の後ろ、3番目に並んだ。 純情な青少年トランクスの手前、スケベに興奮する亀仙人とウーロンを諭す。 が、さっきまでは自分が控え室を覗いて水着の着替えを見たいだの、ついでに嫁さん探しだの息巻いていた。 ギャグも飛ばせる武道家を目指していると言い訳するが、所詮は言い訳。 先に控え室へ向かった亀仙人・ウーロンに通報するぞと言いつつ、我慢できなくなって追いかける。 大会が翌日だと知り、一番落ち込んだのはクリリンだった。 悟空と人造人間を追いかけようとする悟飯に、今回は出る幕がない、レベルが違いすぎると諭す。 クリリンの戦闘力はすでにシリーズ最終値の130万に達しており、これ以上の成長は見込めない。 悟飯はクリリンの制止を聞かずに飛び出していったが、クリリンはその気持ちもよく分かるという。 と、浸っているところをチチに蹴り飛ばされ、結局悟空と人造人間の戦いの場へ向かうことになった。 チチに蹴り飛ばされた尻をさすりながら一言、「オレ一生嫁さんもらえそうもない」。 （この次元では、クリリンの将来の嫁さんは倒されてしまったはず。結婚願望は達成されるのか?） 勇んできたものの、やはり自分たちの力ではどうしようもないと悟飯を止め、戦いの行方を見守るしかない。 苦戦の悟空・ベジータ・トランクスもいよいよ超化し、クリリンは「やった、三人の超サイヤ人がそろった」と喜んだ。 そう言ってつい前に出てしまうと、超1-1悟空が放った連続エネルギー弾の流れ弾がクリリンの顔面をかする。 真っ赤に熱せられたクリリンの顔を、悟飯が雪をかけ冷まして事なきを得たが、危うく味方に殺されるところだった。 合体13号のエネルギー波で吹っ飛んできたベジータに当たって自分まで吹っ飛ばされ「何でオレばっかり」。 しばらくベジータと一緒に気絶していたが、目覚めて滑って転びそうになりながらも合体13号に攻撃。 合体13号の反撃エネルギー波を受けそうなところ悟飯の魔閃光に助けられるが、生じた衝撃波で動けなくなってしまう。 だが、悟空と合体13号の決着を知る唯一の目撃者となった。（悟空は無意識のうちに合体13号を倒した） 戦い終わってみれば、一番ひどいダメージを負ったのはクリリンであり、病院のベッドで痛々しい包帯姿を見せた。 悟飯 750万（基本最大） 超サイヤ人ではないサイヤ人。地球人とのハーフ。（女の子に興味がないわけではないけど、スケベ度は昔の悟空並?） 今作の悟飯の戦闘力は、前作の最大値から成長していない。 この次元の人造人間たちは悟空・ベジータ・トランクス・ピッコロの4人で倒してしまったようだ。 悟飯が主戦力となる暇がなかったのだろう。精神と時の部屋に入ることもなく、強さはそのままだ。 チチにうるさく言われ、勉強勉強の毎日を送っており、この翌日からは予備校の夏期講座が予定に入っていた。 たまの息抜きとなる今日だというのに、新たな人造人間が現れジッとしていられなくなる。 チチに止められるが、「勉強とお父さんの命とどっちが大切なの」と言って飛び出して行った。 きっと僕にも役に立てることがあるはず。微力ながら懸命に戦おうとする。 初めのうちはクリリンに言われて見守ることしかできなかったが、悟空と13号の戦いについに動いた。 悟飯は13号の背中に向かって魔閃光を命中させる。 大したダメージを与えることもできず、逆に標的とされ父の手を煩わせてしまいそうになった。 ピッコロの登場で事なきを得、今度はクリリンのピンチを悟飯が救う。 合体13号がクリリンに向かって放ったエネルギー弾を魔閃光で暴発させたのだ。 最後には、元気玉をつくる悟空を守ろうと自らが合体13号のエネルギー弾を防ぐ盾となった。 クリリンほどではないが、ケガを負って入院。早く治って夏期講座に行くようにチチに急かされた。 ピッコロ（神と融合） 9億5000万（重り 対13号～合体13号）→12億（重りを外す 合体13号にバックドロップ） 性別のないナメック星人だからだ…スケベ度なんかないんだ! もとい。本当の名前も忘れてしまった超ナメック星人。カタッツの子、その新たな姿。 特に説明はないが、戦闘レベル的に「神と融合」を果たした状態だと思われる。 本編では超1-1悟空・ベジータ・トランクスを追い越したが、今作ではまた抜き返されているようだ。 主戦力としての強さはじゅうぶんに有しているものの、超サイヤ人と比べるとやや見劣りする感は否めない。 おまけに、悟飯がピンチにならないと現れない。 13号が悟飯に向けて放ったエネルギー弾を氷河の下から弾き、（ベジータに負けじと）派手に登場。 モグラか砕氷船のように氷河を割って進み、腕を伸ばして13号の足を掴みそのままジャイアントスイング。 13号に向かって「ついでに殺されてたまるか。貴様のほうこそガタガタにしてやる」と脅しをかける。 しかし、14・15号と合体しパワーアップした13号にはラッシュ攻撃も全く効かなかった。 エネルギー波で吹き飛ばされ、砕けた氷河に埋もれたまましばらく反応がなくなる。 悟飯のピンチに再び目覚め、重いターバンとマントを外して本気で死ぬ気。 悟空と元気玉に向かってS.Sデッドリィボンバーを放とうとする合体13号を、豪快にバックドロップ。 しようとするが途中で止められ、やられてしまうが元気玉完成までの時間稼ぎにはじゅうぶんだった。 その時悟空に「超サイヤ人のパワーを見せてやれ」と言ったピッコロの一言が、奇跡の超元気パワーへの鍵となる。 戦いの後、ベジータと2人、仲悪そうに流氷で海を漂っていた。 トランクス 3000万（基本最大）→15億（超1-1） 劇場版初登場。三大超サイヤ人の一人。ちょっとだけスケベ人? スケベ度たったの5。ゴミめ。 「ミスこの世で一番べっぴん世界大会」会場では、ウーロン・亀仙人・クリリンの後ろ、4番目に並んだ。 亀仙人に声をかけられて満更でもなく、初々しい純情青少年の雰囲気を醸しだす。 人造人間との戦いに明け暮れた故郷の未来では、そんな一面を覗かせる暇もなかったのだろう。 トランクスが過去の世界に来たことは、打倒人造人間のためだけでなく、人間的な研究にもなったようだ。 運命とは不思議なもの。この時のトランクスには、まさか自分が女装する羽目になろうとは想像もできまい。 この次元とは別となるであろう未来の世界、トレランスという名の可憐な（?）少女（??）がいた。（GT） 本編人造人間編（3年後）でのトランクスの戦闘力は、400万（基本最大）→2億（超1-1）。 悟空・ベジータとは4倍近い開きがあったが、今作では悟空・ベジータに引けを取らないレベルにある。 基本値で3000万、超1-1で15億となり、神と融合したピッコロ（12億）を超える。 本編ほどの成果はないが、おそらく精神と時の部屋で修行をしたのだろう。 未来の17号・18号も倒して今この時代に来ているはずだ。 本編では18号への攻撃で切っ先が欠けてしまった剣も、今作では鋭さを保っている。 北の都の街中で戦闘を開始した悟空と人造人間14号・15号。 トランクスはこれ以上の被害を食い止めるため、誰もいない北の氷河地帯への移動を提案した。 人造人間はすでにトランクスのデータを収集解析しており、トランクスは15号に出鼻をくじかれてしまう。 13号の登場で仕切りなおしとなり、トランクスは14号・15号の二体を相手にすることになった。 「1分もつかな」と13号には言われたが、その予想を超え粘り強く戦い抜くトランクス。 しかし、14号・15号も侮りがたく、13号と戦う悟空の救援に行きたくても手が離せない。 フリーザを切り裂いた自慢の剣を振り下ろすが、14号に指先二本で受け止められてしまう。 かつてコルド大王がトランクスに掴まれた剣を動かすことができなかった状態を、トランクス自身が再現する。 サイヤ人と人造人間、戦闘力とパワー値、互いに気とエネルギーを高めあい、戦いは第2ラウンドへと突入する。 トランクス（3000万）は14号（ライトモード 7000万）のラッシュからジャンプで抜け出した。 そして超1-1（15億）に変身し、フルスペックにパワーを上げた14号（14億）と正面衝突する。 トランクスは全ての力を剣に乗せ14号と交差、着地した瞬間超化が解け、額から血が流れた。 14号はトランクスに向き直って突進してくるが、胴体が真っ二つになり爆発する。 トランクスは体力をだいぶ失っていたため、合体13号戦では通常状態のまま戦い、さらに疲労とダメージを蓄積。 だが、悟空のつくる元気玉を見て立ち上がり、最後の気力を振り絞った。 20年後の未来に13号は存在しない。何故ならここで悟空さんに倒されるから。 トランクスは再び超化して突進、剣が折れるのも構わず合体13号に特攻をかける。 超化を解かれエネルギー波で吹っ飛ばされてしまうが、悟空が元気玉を完成させる時間稼ぎにはなった。 本編人造人間編の途中で手放した剣（及び今作で折れた剣も?）は、ベジータが修復し保管。 劇場版「銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」でトランクスの手に戻ることになる。 ベジータ 3600万（基本最大）→18億（超1-1） 三大超サイヤ人の一人。スケベ人の王子? 貴様らの大好きなスカウターでよおく見てみやがれ、オレのアッー! ベジータの悟空（カカロット）に対するライバル心は偏執というかもはや変質的だった。 「カカロットはオレのものだ。勝手に手を出すな!」 孫悟空抹殺のみを目的とする人造人間とはまた違った意味の危険人物だ。 トランクスへの影響と考えると、亀仙人・ウーロンよりもベジータが最もアブない存在かもしれない。 （父さんはいきなりなるつもりだ、「あれ」に…ってあれ? 母さん「あれ」って何だっけ? シッ見ちゃダメ） 劇場版のピッコロは悟飯がピンチになると現れるように、劇場版のベジータは悟空のピンチに現れるのか? 13号のS.Sデッドリィボンバーをエネルギー波で上空にそらし、暴発させて悟空を救ったベジータ。 登場シーンもド派手なもので、立ち昇るオーラで氷河を真っ二つに割って堂々と腕組みポーズ。 「勘違いするなカカロット、オレは貴様を助けに来たわけではない」 あくまで悟空を倒すのは自分だと宣言し、13号に対しては悟空の「横取り」を許さないと言い放つ。 13号の命令を受けた15号と通常状態のまま戦闘を開始し、追い込まれた。 本編人造人間編（3年後）でのベジータの戦闘力は、1600万（基本最大）→8億（超1-1）。 その時点では悟空を追い越していたが、今作では再び逆転されているようだ。 この次元のベジータも本編ほどの成果はないが、精神と時の部屋で修行してパワーアップしていると思われる。 劇場版前作（対メタルクウラ）の1900万（基本最大）→9億5000万（超1-1）よりも一回りアップ。 基本値で3600万、超1-1で18億。苦汁を飲まされた18号（9億）の倍であり、皮肉にもその号数×億の戦闘力。 わざわざ通常状態で追い込まれたのは、15号（ライトモード 7500万）の力を試していたのだろうか。 ベジータは15号の腕を掴み取り、「調子に乗るなよクソヤロウ」と怒りと笑いを混ぜながら超サイヤ人に変身した。 超1-1ベジータ（18億）と、フルスペックのパワー値を開放した15号（15億）。 15号の小柄な体躯を活かしたフットワークと、意外と重いパンチ力に超1-1ベジータは苦戦する。 ベジータと15号は突進しながら正面からパンチを繰り出し、交差。 互いにカウンターダメージを受けることになり、ベジータは超化が解け膝をつく。 だが、戦闘力の差が明暗を分けたのか、振り返った15号は笑いながら首を落とし、爆発した。 「カカロット、ピッコロ、手を出すな。こいつはオレが始末する」 合体13号に向かって単身超化して突っ込み、激しいラッシュを仕掛けるが全く通用しない。 ベジータは合体13号に掴まれ真下の氷河に激突、エネルギー波一発で戦闘不能に陥った。 「カカロットはオレが倒す」と立ち上がろうとするが、ダメージが深刻で倒れる。 気力を振り絞り合体13号に再びラッシュするも捕まり、バックブリーカー（背骨折り）を喰らってしまう。 だが、悟空が元気玉を完成させるための時間稼ぎにはなった。 戦い終わり、流氷の上にピッコロと仲悪そうに2人きり。 いや、悟飯愛のピッコロと、悟空愛のベジータ、似た者同士で案外気が合うかもしれない。 悟空 4000万（基本最大）→4億（10倍界王拳）→20億（超1-1） 三大超サイヤ人の一人。スケベ度、はこの辺で止めておきましょう。 本編人造人間編（3年後）での悟空の戦闘力は、1500万（基本最大）→7億5000万（超1-1）。 その数値が劇場版前々作（対クウラ）と同じで、前作（対メタルクウラ）では2000万（基本最大）→10億（超1-1）に腕を上げた。 さらに今作では、基本値4000万、超1-1変身で20億の戦闘力に達している。 16号（20億）と互角に戦えるレベルにまで成長していると考えられるのだ。 なぜならこの次元では、16号・17号・18号は悟空たちに倒されていなければならないから。 最強の16号、そして悟空抹殺に最も執着していた16号。決着をつけるのは悟空しかいない。 悟空はしばらく通常状態（4000万）で、ライトモードの14号（7000万）・15号（7500万）と交戦した。 13号（ライトモード 1億1500万）相手には（赤いオーラなしの）界王拳で戦ったと見られる。 10倍界王拳で4億、対する13号はミドルモード（5億7500万）にレベルアップし、力の差は縮まらない。 クウラ・メタルクウラ戦では使用した20倍界王拳を飛ばし、悟空は一気に超1-1（20億）へ変身する。 フルスペックモードの13号のパワー値は23億と悟空を上回っていたが、悟空たちは数で対抗。 悟空、ピッコロ、14号・15号を倒したベジータ・トランクスとで13号を取り囲む。 しかし、合体13号には三大超サイヤ人と超ナメック星人が束になっても敵うものではなかった。 悟空は一撃で超化を解かれ、なぶり殺しにされそうになる。 冷たい氷海に落とされた悟空は、だが、海中でさかさまになりながら元気を集めはじめた。 人造人間14号 7000万（ライトモード）→14億（フルスペックモード） 完成度は高かったが、不良品として処分されたはずの人造人間の一体。 ドクター・ゲロの怨念が乗り移ったコンピュータにより、完成品として復活を遂げた。 全人工製の完全なロボット型で、永久エネルギー炉を搭載。 眼はパワーレーダーになっているとともに、研究所コンピュータと連動し、交換したデータを表示できる。 すでに収集済の悟空たちの戦闘データに加え、実地の分析結果をもとに常に最新の情報に更新できるのだ。 通常状態の悟空たちの動きを完全に捉え、追い込んでいった。 しかし、超サイヤ人のパワー（あるいは対16・17・18号戦前後からの成長率）は想定外だったようだ。 （ここまで13・14・15号共通事項。以下では省略） 14号はパワータイプの武闘家といった雰囲気の巨漢で、長髪を三つ編みの弁髪に束ねている。 無表情で「ソンゴクウ」としかしゃべらず、心を持たない戦闘マシンに近い人造人間。 15号とともに北の都を闊歩し、進行上にあるものを無造作に破壊、街を混乱に陥れた。 14号は手刀の先から鋭いエネルギー波を発しパトカーを真っ二つにし、後もひたすら直進。 悟空のいるデパートに到着すると、15号との合体エネルギー波でレストラン真下の階から攻撃した。 14号・15号は連携攻撃を得意とし、扱うエネルギーはともに薄い緑色を帯びている。 14号の最大パワー値は号数×億の14億で、自称「史上最強」だった17号（12億）を超える。 しかし、いきなり最大パワーで悟空たちと戦ったわけではないようだ。 通常状態の悟空たちと互角レベルで、かつ有利に渡り合うためには、パワー値を1/20に下げる必要がある。 （先程より1/20のパワー値を「ライトモード」とし、最大パワー値を「フルスペックモード」と仮称してきた） 14号ライトモードのパワー値は7000万。 通常状態の悟空（4000万）を肉弾戦で追い込み、トランクス（3000万）の剣を指先二本で楽々キャッチする。 しかし、フルスペック（14億）でも超1-1トランクス（15億）の剣の威力と速さを見切ることはできなかった。 胴体を真っ二つにされ爆死し、残ったメモリチップと永久エネルギー炉は13号に合体吸収される。 人造人間15号 7500万（ライトモード）→15億（フルスペックモード） 15号は道化色の強いピエロといった雰囲気の小男で、目立つ格好をしている。 肌は紫色、サングラスに異様に大きめの帽子、RR（レッドリボン）の蝶ネクタイ。 標的の名前（ソンゴクウ・トランクス）しかしゃべらず大抵はしかめ面。 だが、14号よりは表情に変化があり、時折不気味に笑う。 携帯用の酒瓶の中身は、酒ではなくエネルギードリンクらしい。 （永久エネルギーの人造人間にそんなものは必要ないはずだが、気分的なものか） 15号は14号とともに北の都を闊歩し、悟空のいる場所をパワーレーダーで探知、デパートへ向かう。 デパートは入り口から入り、エスカレータを昇って家電売り場へ。 整然と並ぶテレビを一睨みすると、電磁波の影響かテレビ画面が次々と割れていった。 エレベータ扉を破壊し、エレベーター天井を突き破り強引に上階へ進む。 そして、14号との合体エネルギー弾で悟空のいるレストランを真下から襲撃した。 15号のパワー値は、ライトモードで7500万、フルスペックモードで15億（号数×億）。 悟空・トランクスと戦った後は、13号の命令でベジータの相手をすることになった。 小柄に見えて巨漢の14号より体重があるのか、雪の中に沈んだりする。 ベジータの「気」で帽子が吹き飛ばされた下、頭のてっぺんにはちぎれたコードが三本、毛のように生えていた。 小柄な体を活かしたフットワークと、意外と重いパンチ力で超1-1ベジータを追い詰める。 しかし、カウンターダメージによって首と胴体が切断され、自分の首を抱えるという姿で爆死した。 ピエロに相応しい最期だったといえよう。 爆発の中残ったメモリチップと永久エネルギー炉は、13号に合体吸収される。 人造人間13号 1億1500万（ライトモード）→5億7500万（ミドルモード）→23億（フルスペックモード） ドクター・ゲロの怨念が乗り移ったコンピュータが生み出した最強の人造人間。 調整に時間がかかったのか、他の二体よりも遅れて目覚め、戦場の氷河地帯に赴いた。 ラフなアーミースタイルといった格好の痩身だが、引き締まった肉体をしている。 14・15号に比べ容姿・口調ともに人間に近いが、やはり孫悟空抹殺のみを目的とする殺戮兵器だ。 目的は孫悟空抹殺だが、邪魔立てするものも容赦はせず、平気で巻き添えにしようとする。 悟空との戦いから判断するに、ライト・フルスペックに加え、中間のミドルモード（最大値の1/4）もあるようだ。 13号のライトモードは1億1500万。フリーザ最終形態100％（1億2000万）に迫る数値だ。 13号のミドルモードは5億7500万。クウラ最終形態（5億6000万）を上回る。 13号のフルスペックモードは23億。（号数＋10）×億。16号（20億）を抜き、現時点での超1-1悟空（同じく20億）をも超えている。 悟空の超化に驚きはしたが、コンピュータから常に送られてくる最新データで冷静に対処した。 14・15号の冷たい緑のエネルギーとは対照的に、13号の扱うエネルギーは燃えるような赤色を帯びる。 赤く荒々しい小エネルギー弾を速射したり、威力の高い大エネルギー弾として撃ち出すことができる。 最強技の「S.S（スーパー・スペシャル）デッドリィボンバー」は、赤いコアにフィールド状の赤い幕が覆う。 地球の半分を吹き飛ばすほどの威力を秘めている上に、追尾機能まである超エネルギー弾だ。 14・15号を破壊され、13号は悟空・ピッコロ・ベジータ・トランクスに取り囲まれる。 そのままでは13号に勝ち目はなかっただろうが、強力な秘策が残されていた。 13号は14・15号のメモリチップを頭部こめかみに、永久エネルギー炉を両胸へと取り込んだ。 -VS 合体13号- 紫数字：完全推定数値 合体13号 156億（〔13号＋14号＋15号〕×3） 13号が14・15号のメモリチップと永久エネルギー炉を体内に取り込み、変身した姿。 セルの完全体化の原型になったともいえる、合体変身型の人造人間だ。 肌は群青、髪は朱色に染まり、身長・体格が急激に膨張・成長。 仁王か鬼神とでもいうような風貌で、もはや元の13号の面影はなくなった。 三大超サイヤ人と超ナメック星人の攻撃を何もしない直立姿勢で受けきることができる防御力。 超1-1トランクスが振るう剣をまともに受けながら、逆にその刀身を真っ二つに叩き折り返す頑丈さ。 肉弾戦・エネルギー攻撃ともに強力で、一撃のダメージによって超化を解くことも訳はない。 その最大パワー値は13・14・15号の数値を合計したもの、ではまだ足りない。 3体分を足した上に、さらに3をかけてようやく合体13号の発揮したパワー値に符合するだろう。 〔13号（23億）＋14号（14億）＋15号（15億）〕×3＝156億 セル第二形態（最大 120億）の戦闘力を超え、この時点の悟空たちでは到底及ばない強さだ。 しかし、超元気玉を吸収した超サイヤ人悟空の戦闘力は、さらに人智を超えていた。 悟空の超元気が形成した黄金のフィールド内では、合体13号も思うように動けない。 合体13号の拳は悟空の寸前で空を切るが、悟空の発する超元気を受け、赤くもろくヒビ割れていった。 超元気をまとった悟空の右拳が、合体13号不動の剛ボディをいともたやすく貫通する。 合体13号は「ソンゴクウ」という断末魔とともに、黄金の輝きの中に散った。 13号の消滅とともに、ドクター・ゲロ研究所のコンピュータは活動を停止。 この次元ではセルが誕生することもなくなったと考えていいだろう。 13号・合体13号は格闘ゲーム「ドラゴンボールZ Sparking! NEO  」「同 METEOR 」にも登場。新旧人造人間合戦など、対戦相手によって変わる台詞が面白い。 「レイジングブラスト2  」には14号・15号も参戦し、人造人間13号から20号が勢ぞろいする。悟空（超1-1元気玉吸収） 200億→450億（エネルギー2.25倍 超1-3相当の倍加） まずは悟空が合体13号を倒すために集めた元気玉の戦闘力を求めよう。 合体13号の最大パワー値 156億を消し飛ばすには、最低でも戦闘力 200億相当の元気が必要だ。 では、悟空はその元気をどこから集めたのか? どうやら地球からだけでその元気を集めたようだ。 ベジータ戦でつくった地球の元気玉は、戦闘力 7万推定のエネルギーだった。 フリーザ戦ではナメック近隣の星々と3つの太陽から集めて9000万相当。 地球だけで200億の元気が集まるものなのか? 結論から言えば可能だろう。 ちょっとずつ元気を分けてもらって7万なのだ。 仮に人間だけから元気を集めて5万だとして、ドラゴンボール世界の地球人口を50億としよう。 すると、一人頭必要な元気は 0.00001（10万分の1）となる。 地球人一般成人男性の平均戦闘力 5、そのうち0.00001といえば、50万分の1。 たった50万分の1の元気を分けてもらうだけで、戦闘力 5万相当の元気玉ができるわけだ。 今作の悟空は元気を集める時、地球のみんなにこう頼んでいる。 「オラに全ての元気を分けてくれ」 ここでは一人あたり80％の元気を分けてもらう計算になるが、人口が多ければその分負担は減る。 海に山に動物に、そして太陽の元気も利用できるはずなので、一人の負担はもっともっと少なく済むだろう。 それでも人々には影響が出たようで、気を感じることのできないウーロンまで異変に気付いていた。 とにかくこうして200億の超元気は集まりつつあったが、突然元気玉が消失し始める。 悟空が超サイヤ人（わずかに邪悪な心が入る）に変身したためだ。 元気玉をつくることができるのは純粋な心の持ち主だけ。 超サイヤ人状態（超1-1）の悟空では、元気玉を保つことも制御することもできない。 （興奮状態を取り去った超1-4ならば可能だといわれている） そこから先の出来事は全て悟空が無意識のうちにおこなったことだった。 超1-1悟空は、消え行く元気玉のエネルギーを吸収し、己のパワーに変えた。 元気玉の青い気が、超サイヤ人の発する黄金のオーラに移り変わっていく。 悟空は、明らかに集めた元気の量よりも多いエネルギーを発していた。 合体13号が仁王か鬼神なら、今の悟空は仁王も鬼神も裸足で逃げ出しそうな物凄い形相だ。 理性は吹き飛び限界以上のパワー、おそらく超1-3相当の戦闘力を引き出している。 吸収した元気にも、その超1-3相当、2.25倍（超1-1から2.25倍）の倍加力が働いたのだろう。 450億となった超元気エネルギーで、悟空は合体13号のパワー値 156億を消し去ったのだ。 PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会  」では、ベジータがジャネンバを倒すために同様のことをおこなった。超元気玉を吸収したベジータは見た目が超サイヤ人2のままに、超サイヤ人3をも超えるとんでもないパワーを発揮した。 |
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