●劇場版
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-ストーリー紹介- 劇場版 ドラゴンボールZ 第12作（劇場版DBシリーズ第15作）。1995年3月4日公開。 あの世の武術の達人たちが集い、腕を競い合う「あの世一武道会」。 悟空が決勝で戦うのは終生のライバル・ベジータ、ではなく新たなライバル・パイクーハン。 ベジータの魂は肉体を得ることなく地獄に落ち、あの世の悟空とも二度と相まみえることはないはずだった。 だが、あの世の法則を打ち崩すジャネンバの登場で、悟空とベジータ、死後の一期一会が実現する。 融合（フュージョン）し復活した戦士は、悟空でもなくベジータでもない、その名も新生ゴジータ。 あの世のゴジータ、この世のゴテンクス。フュージョン親子の邪念波退治、大掃除。 本編の時期的には、魔人ブウとの決戦真っ最中に相当する。が、魔人ブウは倒されたと考えるべきだろう。 ベジータが散り、悟空があの世に戻り、悟天・トランクスはフュージョンを覚えている（が、悟飯はそのまま）。 ということは、この次元はゴテンクスが魔人ブウ（無邪気）を倒し平和を勝ち取った未来ということになる。 本来の魔人ブウ編とは異なる結末を迎えた世界で、本編に差し挟むことはできないパラレルストーリーだ。 しかし、PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会  」で、魔人ブウ編後のジャネンバ編が展開した。ドラゴンボールGTにつながるゴジータは、今作ではなく真武道会に登場したゴジータとすることができる。 また、海外版GBA「Dragon Ball Z: Buu's Fury  」では今作のストーリーがブウ編の一部に組み込まれている。スポンサード リンク -あの世の戦い- 赤数字：公式数値 紫数字：完全推定数値 北の界王 3500（ジャンプ付録） ご存知、元祖（?）界王様。地球の属する北銀河を治めていたが、セルの自爆に巻きこまれて死亡。 死後8年（魔人ブウが倒れて1年）が経過しているはずだが、後継者はなく未だに北銀河の界王の座に留まっている? 本編魔人ブウ編では、全地球通信を可能とするアンテナ役となり、最後の超元気玉を完成させる手伝いをした。 しかし、今作は魔人ブウ（無邪気）が純粋ブウとなる前に倒されたと思われ、その機会はなかっただろう。 今作のあの世一武道会では悟空を応援し、ジャネンバとゴジータの戦いは映りの悪いテレビで観戦。 悟空とベジータのフュージョンが失敗した原因が、ベジータのポーズが間違っていたことにあると伝えた。 海外版GBA「Dragon Ball Z: Buu's Fury 」などでは、界王のことを「King Kai」と書き表している。意訳するなら「King of the World」（世界の王）となるはずだが、「Kai」（カイ）が名前になってしまっているようだ。 南の界王 3900 南銀河を治める大柄な界王様。 本編魔人ブウ編ではパポイという英雄を自慢していたが、今作のあの世一武道会には出場していない? あの世一武道会の準決勝には、南銀河代表としてフローグが勝ち残った。 （アニメ本編のあの世一武道会では、フーログと呼ばれたカエル型人間の戦士） そのフローグ（フーログ）もあっさり悟空に敗れ、決勝はやぶれかぶれでパイクーハン（西）を応援する。 絵画が趣味。 ジャネンバの出現であの世とこの世が混乱しているにもかかわらず、のん気に絵（抽象画）を描いていた。 だが、絵描きで鍛えた（?）鋭い観察眼により、悟空とベジータのフュージョン失敗の原因を見抜く。 北の界王は、南の界王の指摘を悟空たちに伝えたのだ。 また、太ったゴジータに「ベクウ」と命名したのも南の界王様。 西の界王 3200 パイクーハン出身の西銀河を治める小柄な界王様。 アニメ本編のあの世一武道会編では、北の界王とよくいがみ合っていた。 今作では北の界王と南の界王のケンカを止めるなど、他の界王とのいさかいはない。 ドラゴンボールZ魔人ブウ編では純粋ブウの出現に慌てふためいたりもしたが、今作では最後まで余裕を保つ。 アニメ本編での趣味はギャンブルで、あの世一武道会の開催を提案した張本人。 今作での趣味は読書で、ジャネンバの出現時にもロッキングチェアでくつろぎながら本を読んでいた。 ベクウ（太ったゴジータ）を見て「かっこわるいんじゃない、やり直せば?」とまるで他人事だった。 （パイクーハンのことも特に心配する様子もなく、裏を返せばそれだけ悟空たちの力を信頼しているということか） 東の界王 3400 スピード自慢の選手が多い東銀河を治める紅一点の界王様。北の界王とはジジイババアとケンカする仲。 準々決勝でフローグ（南）に東銀河の選手が敗れたようだが、アナウンスだけで誰かは分からない。 「だらしないわね」と文句を言うと、北の界王が「アンタんとこの戦士、相変わらずイマイチじゃな」とケチをつけてくる。 準決勝にはアークア（半魚人型戦士）が勝ち残っていたが、それもパイクーハンにあっさり敗れ、東銀河勢は全滅。 北の界王に「弱すぎ」と言われると、「どうせウチのは弱すぎますよ」と開き直って北の界王を押し倒した。 アニメ本編での趣味はレース（競走）で、ジェットバイクを駆って悟空とスピードを競ったこともある。 今作での趣味は編み物とおとなしいものとなり、ジャネンバ出現時も優雅に黄色い毛糸で何やら編んでいた。 ベクウ（太ったゴジータ）の姿を見た際には、「一発でやられてしまうんじゃないの」と手厳しい一言。 だが、他の界王と同じく悟空たちの力を認めているからこそできる、落ち着いた振る舞いなのだろう。 大界王 7000万 東西南北4人の界王の頂点に立つ、5人目の界王様。 今作のあの世一武道会でも、優勝者には直々に修行をつけると約束しているようだ。 当然のように決勝進出を果たした悟空とパイクーハン、2人の飛び抜けた実力を評価している。 アニメ本編では何かと理由をつけて悟空に修行をつけるのを断り続けていた。（本人のトレーニング不足） 今作ではとうとう悟空かパイクーハンに修行をつけられる準備ができたのだろうか? いや、それは微妙なところだろう。 ジャネンバの出現を理由に、決勝を中断して悟空とパイクーハンを偵察に行かせる。 悟空の超サイヤ人3変身がもたらす気の衝撃で大界王星が激震し、玉座ごと転倒。 後は落ち着いてゴジータとジャネンバの戦いの様子を解説していた。 だが、悟空とパイクーハンの決勝戦の続き、および優勝者への修行の件はどうなったかは不明のまま終わる。 海外版GBA「Dragon Ball Z: Buu's Fury 」などでは、大界王のことを「Grand Kai」と書き表している。また、界王神は「Supreme Kai」（至高のカイ）となっており、「Kai」がいわゆる界王の称号のようなものらしい。 閻魔大王 2000 閻魔界の閻魔宮に座し、あの世のルール全てをつかさどる存在。あの世で働く鬼たちの給料査定もおこなう。 死者の魂を生前の行いに応じて天国行きか地獄行きかを判断するのだが、その日の気分によっても変動する。 今作では死者の量が多く、ハンバーガーをほおばりながら書類にハンコをバンバン押しても押しても次から次へ。 別段不機嫌というわけでもなさそうだが、普段と比べて地獄への振り分けが多くなっていたようだ。 （本編魔人ブウ編、数日で地球人全員が死亡した時に比べれば、「ちょっと忙しい」程度だろう） そんな日に限って、魂から悪の気を洗い落とすスピリッツロンダリング装置のタンク係が、困り者のサイケ鬼。 スピリッツロンダリング装置の暴走でジャネンバが出現し、閻魔界全体が不可思議な結界に覆われてしまう。 結界に閉じ込められた閻魔大王の気は弱々しいものとなり、「あの世をつかさどる力」を行使できなくなった。 結果、あの世とこの世の法則がめちゃくちゃになり、この世では死人が生き返ったりしての大騒ぎ。 ゴジータの活躍でジャネンバが消えると、「さあ、あの世の法則を元通りにするぞ」と気合を入れた。 気分屋ではあるが、自分の使命と仕事に誇りを持つ役人の鑑。（界王様にも爪の垢を煎じて飲ませたい?） サイケ鬼 5.13 あの世で働く赤鬼の一人。スピリッツロンダリング装置のタンク係を担当。 フォーマルなワイシャツ姿の鬼が多い中、このサイケ鬼だけはカジュアルな格好をしている。 普通の鬼が正社員のサラリーマンか公務員とすれば、サイケ鬼は臨時社員のアルバイトのようなもの? 大のミュージック好きで、仕事中にも構わずヘッドホンで大音量ガンガンのノリノリダンス。 同僚?上司?の青鬼に「閻魔大王様に報告して給料下げてもらうオニ」と注意される。 これ以上下げられると派遣切りならぬ鬼切り、フルカット、オールフリーの給料タダになってしまうところまできていた。 しかし、せっかくの忠告も「本当におせっかい焼きだオニ、悪いヤツじゃないんだけど」と自分のことは棚に上げて無視。 そのままスピリッツロンダリング装置のタンクを交換せずに踊り続け、たまった悪の気でタンクを破裂させてしまう。 スピリッツロンダリング装置に異常が発生し、交換済みのタンクまで次々と割れ、収拾がつかなくなる。 あたりに充満した悪の気（ガス）の中、サイケ鬼は消火器で消火を試みたものの、どうしようもなく立ち尽くす。 自責や後悔の念に満ちたサイケ鬼は、周囲の悪の気、邪念波を一身に浴びてジャネンバへと変貌を遂げるのだった。 ジャネンバがゴジータによって倒されると、元のサイケ鬼となって復活し、ゴジータに驚いて逃げていった。 サイケ鬼、ゴメンですめば、ケーサツ不要。 サイケデリックなサイケ鬼には、315（サイコ）をひっくり返した5.13（コイサ）という戦闘力がピッタリだ? 鬼といっても、ゴズメズのような戦闘力 100を超える最高（サイコー）ランクではなく、常人レベルの最低ランクということで。 ジャネンバ（初期形態） 1兆1000億（最大） スピリッツロンダリング装置で洗い落とされた悪の気がまとまって解放され、サイケ鬼を媒介にジャネンバとなる。 ジャネンバは閻魔宮から閻魔界に結界を張り、閻魔大王を封印してあの世とこの世の法則を打ち崩した。 ジャネンバの媒介となったサイケ鬼の影響か、あの世はサイケデリックでフラクタルな世界に変貌する。 PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会 」によれば、ジャネンバの張った封印結界はジャネンバそのもの。悪口をいうと封印結界が砕けたり、ジャネンバ自身も異常な反応を示し、体が砕けたりする。 それは、悪の心に染まる前にある弱い心が反応を示すからだという。 つまり、ジャネンバの素になった悪の気の、奥底に押し込められた罪悪感を揺さぶることになるのだ。 誕生したばかりのジャネンバは、赤ん坊をそのまま巨大化させたような無垢な存在だった。 太った姿は魔人ブウ（無邪気）を思わせるものがあるが、体の大きさはブウの数十倍はある。 悟空には「オラこんな強い気は初めてだ」と言わせ、悟空の超サイヤ人3変身まで引き出している。 「オラをここまで（超サイヤ人3に）させたんは、おめえが魔人ブウに続いて二人目だ」 この次元の魔人ブウは、善と悪に分離する前にゴテンクスによって倒されたと考えられる。 よって、ここで悟空が言った魔人ブウとは、ふとっちょの無邪気なブウのこと。 悟空の台詞を総合すると、ジャネンバ（初期形態）は無邪気ブウ（戦闘力 1兆）を超える強さがある。 だが超3悟空には及ばず、戦闘力は1兆1000億とするのが相応しいだろう。 超3悟空が上空から勢いをつけて、渾身のダブルエネルギー波を至近距離からジャネンバの頭部に撃ち込んだ。 ジャネンバは頭部が胴体に埋まり、炸裂したエネルギーによって絶命したかと思われた。 しかし、傷口を埋めるようにジャネンバ自身の体が流動変化し、より強力な最終形態として復活する。 ジャネンバ（初期形態）は格闘ゲーム「ドラゴンボールZ Sparking! NEO  」「同 METEOR 」にも登場。『ドラゴンボール アルティメットブラスト  』では巨大ボスとして登場し、無邪気にプレイヤーを翻弄する。ジャネンバ（小型分身） 各1億1000万 ジャネンバが戯れに生み出した小型の分身ジャネンバたち。 結界に封印され、凍りついた地獄の鬼たちを変化させたもの。 小型といっても悟空の数倍の大きさはある。だが、一体ずつの戦闘力は大したことはない。 （フリーザ100％に近い戦闘力はあるが、もはや超化前の悟空でさえ相手になるレベルではない） 数十体で悟空に襲いかかるが、通常悟空の回し蹴りで吹っ飛ばされ消滅した。 ジャネンバは他にも、てのひらにもう一人の悟空を出現させてかめはめ波を撃ったりした。 PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会 」では、同様に多くのコピー戦士を創出している。コピー戦士は悪の気を増大増殖させ、ジャネンバのパワーアップにも貢献する厄介な存在。 悟空 33億（基本最大）〔→1650億（超1-4）〕→3300億（超2）→1兆3200億（超3） この次元の魔人ブウはゴテンクスによって倒されたと考えられるため、悟空は生き返る機会がなく死んだまま。 本編魔人ブウ編での悟空の戦闘力は、30億（基本最大）→1500億（超1-4）→3000億（超2）→1兆2000億（超3）。 今作では魔人ブウが倒れて最低1年は経過しており（後述）、悟空は大界王星での修行でさらに強くなっている。 魔人ブウ編の戦闘力のままなら、超3（1兆2000億）でもジャネンバ（初期形態：1兆1000億）には苦戦しただろう。 だが、修行で戦闘力が伸びている分、ジャネンバとも余裕を持って戦えた。 ジャネンバとはしばらく通常状態で戦い、「一気に片をつけてやる」と超サイヤ人2に変身。 （髪型が超2。今作では、悟空の超サイヤ人1〔超1-4〕は登場していない） ジャネンバが乱れ撃ったエネルギー弾（ラピッドキャノン）を回避した後、超サイヤ人3へと変身している。 初期形態のジャネンバには楽に勝てたが、最終形態となったジャネンバには逆に圧倒されてしまう。 ジャネンバを倒すため、悟空はベジータとのフュージョンを実行した。 パイクーハン 330億（重り）〔→1980億（重りを外す）〕 ドラゴンボールZ「あの世一武道会編」から登場したアニメオリジナルキャラクター。 悟空にはピッコロに似ていると言われたように、重量負荷修行を常とし、緑色の肌をしている。 海外版ゲームボーイアドバンス「Dragon Ball Z: Buu's Fury 」では「Pikkon」と呼ばれ、ますますピッコロに近い。8年前（セルゲーム直後）のあの世一武道会での戦闘力は、105億（重り）→630億（重りを外す）。 重りを着けたままでセル（パワーダウンした完全体：104億）を倒し、当時の10倍界王拳悟空（123億）と渡り合う。 重りを外せば戦闘力は6倍に跳ね上がり、当時の超1-4悟空（615億）を上回る強さを見せた。 それから8年後の今作では、重りを着けた状態で通常悟空と互角の勝負を見せている。 悟空が10倍界王拳を使っているものとすると、現在のパイクーハンの戦闘力は重りを着けて330億。 重りを外せばさらに6倍、最大で1980億の戦闘力となり、現在の超1-4悟空（1650億）をしのぐ。 魔人ブウ編（＝今作）の超2ベジータ（M化前：2000億）に匹敵する戦闘力を有しているわけだ。 （今作より1年前にあたる本編魔人ブウ編では、300億〔重り〕→1800億〔重りを外す〕） だが、今作では重りを外し最大戦闘力を発揮することはなかった。 己の主義に反し、ずっと悪口を言い続けて閻魔宮の結界を破壊し、かなりの体力（と精神力）を消耗。 ジャネンバ（最終形態）とも戦ったが、「この出来損ない」と悪口を言ってボディをわずかに破壊したのみ。 悟空とベジータがフュージョンする隙をつくるのが精一杯だった。 頭をジャネンバの両拳でつぶされる寸前、ゴジータの登場を見届けて気絶する。 本編（アニメでも）の悟空は、「あの世にはオラと同じくらいのヤツはいなかった」とフュージョンを試したことはない。 重りを外したパイクーハンと、超1-4悟空ならば気を合わせるのは楽そうなものだが、体格的な問題か? PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会 」では、パイクーハンと悟空がポタラ合体する機会を得る。しかし、合体後の「やばい」「恐ろしい」ビジュアルを想像したベジータとキビト神によって止められている。 真武道会のパイクーハンは、あの世とこの世がくっついたことで下界（地球）に降りることができ、活躍した。 ベジータ 20億（基本最大）→1000億（超1-4）→2000億（超2） 命を賭したファイナルエクスプロージョンで魔人ブウを道連れにしようとした孤高の戦士。 本編では、万が一を考えた閻魔大王によって肉体を与えられ、最終的に生き返ることもできた。 だが今作では、閻魔大王が万が一を考える前に魔人ブウが倒されたため、その機会は永遠に消える。 魂だけの状態となり、生前の罪があがなうために地獄で責め苦を受け続けてきた。 ジャネンバの出現により、一時的に肉体を得て復活、悟空の窮地を救いに現れる。 だが、戦闘力は生前のまま。この1年修行を続けてきた悟空とはさらに差が開いていた。 超サイヤ人（スパークなしの超1-4。超2になる暇はなかったか）でもジャネンバ相手にはわずかももたない。 悟空はジャネンバの攻撃を受けても立つことができたが、ベジータは一人で起き上がることもできなかった。 ベジータ、生前死後含めて二度目となる悔し涙。悟空には慰めの言葉をかけられ、さらに惨めになる。 悟空から最後の手段としてフュージョンを提案され、初めは「貴様と融合するくらいなら死を選ぶ」。 お前はもう死んでいると言われ困惑し、悟空に情けをかけられるくらいならと、自らフュージョンを申し出た。 一度目のフュージョンはポーズを間違えて失敗してしまったが、二度目には完全に成功。 悟空がフュージョンポーズを覚えるのに1週間、悟天・トランクスが1日かかったことを考えれば奇跡的だ。 戦いの天才、という言葉はやはりベジータにこそ相応しいのかもしれない。 ジャネンバが倒れたことで、ベジータの肉体が維持できなくなる。別れは血の池地獄。 ベジータは「フュージョンは二度とごめんだぞ」と魂に戻り、悟空は「また会おうな」と見送った。 PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会 」では、ジャネンバが生み出したもう一人の自分に取り憑かれる。バビディに支配され魔人化（M化）した破壊王子ベジータ、自身の心の弱さと向き合い、立ち向かうベジータ。 強さとは弱さとは。サイヤ人の誇り、地球人の誇り。ドラゴンボールGTにつながるベジータがそこにいる。 （続編の「真武道会2  」では再び魔人化し、ドラゴンボールGTではベビーに寄生され、元も子もないのだが）〔ベジータ（超サイヤ人3） 8000億〕 「データカードダス ドラゴンボール改 ドラゴンバトラーズ レジェンドサイヤンボックス  」に描かれたその姿。（ドラゴンバトラーズ第4弾から登場し、終了後はミラクルバトルカードダスやドラゴンボールヒーローズへ） （ミラバトには超激闘編ドラゴンボール改第2弾「輝きの超戦士」、DBHには第4弾からそれぞれ登場） 格闘ゲーム「ドラゴンボール レイジングブラスト  」「レイジングブラスト2 」では操作可能。ドラゴンボールGTでは超3を飛び越えて超サイヤ人4に変身したベジータだが、晴れて全形態をマスターした。 「同じ超サイヤ人3なら、超エリートのオレが上に決まっている!!」 レイジングブラストシリーズの超3ベジータは、人造人間編初期のような台詞を吐いている。 超3ゴテンクス・伝説の超3ブロリー・超3悟空らと超3最強決定戦をおこなうIFストーリー。 しかし、本編に即した場合、戦闘力が最も低い超サイヤ人3はベジータだ。 基本戦闘力の差で、超3ベジータだけが唯一“兆越え”を果たしていない。 バビディに支配された魔人ベジータ（破壊王子ベジータ）なら、当時の悟空と実力が並ぶ。 超3魔人ベジータ（戦闘力 1兆2000億）が実現していれば、無邪気ブウ（1兆）を倒せていただろう。 レイジングブラストのキャラクター図鑑によれば、「激しい修行と怒りによって～その境地に達した」とある。 サイヤ人の血に秘められたパワーを極限まで引き出してはいるが、大量のエネルギーを消費する。 生身の状態では変身していられる時間が極端に短い、というのは悟空やゴテンクス同様のようだ。 -この世の戦い- 赤数字：公式数値 紫数字：完全推定数値 林田家のおじいちゃん 3 5年前に亡くなったが、墓石の上で生き返り、墓参りに来た家族（娘夫婦と孫息子?）を驚かせた。 死装束で血の気の失せた肌色をしているが、足はしっかりとついており幽霊ではない。 ジャネンバが消滅するとともに、林田家のおじいちゃんもしばらくして消えた。 季節はお盆には早い、桜舞い散る春爛漫の頃の出来事だった。（映画公開時期は春休み） ジュリアーノ 4 ロメオ 3.5 シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」のような二人。 ロミオとジュリエットは二人とも死んでしまうが、今作登場のロメオは生きていた。 ジュリアーノの死後60年目の再会となる。（死別した原因は不明） 墓の上のジュリアーノは生前のまま若く美しく、墓の前のロメオは年老いていた。 ジャネンバが消滅するとともに、ジュリアーノもしばらくして消える。 春眠暁を覚えず、早春の夜の夢のような出来事だった。 吸血鬼 5.9 ドラキュラ伯爵のような吸血鬼。戦闘力は血をゴクゴク（5.9）で、ミスター・サタン（6.66）にも倒せる? 胸に杭を打たれたまま生き返り、「杭を抜いてくれ。杭を抜かないと悔いが残るぞ」と訴える。 昼日中の町を平気で歩き回っており、太陽の光が弱点ではなくなっていた。（元々?） その後の姿は描かれていないが、ジャネンバの消滅とともに消えただろう。 騎兵 各6.5（人馬一体） 車道に現れ、渋滞する自動車の上を行進していった謎の騎馬隊。 「清」やら「風林火山」やらの旗印が入り交じっており、国籍不明。 独裁者の戦車隊と入れ違うように進軍し、街中を混乱に陥れた。 人馬一体による戦闘力は常人最高レベル（?）の6.5で、一体ずつならサタン（6.66）にも倒せる? その後の姿は描かれていないが、ジャネンバの消滅とともに消えただろう。 独裁者 4.666 駆逐戦車 各38相当 ナチス・ドイツの総統ヒトラーそっくりの独裁者。歴史上の人物であり、すでにこの世にはない。 ジャネンバの出現で復活し、戦車隊を率いて「世界は我らがものだ。歯向かう者は殺して殺しまくれ」と街中を蹂躙した。 悪魔の数字、獣の数字「666」はヒトラーともよく結び付けられる。 常人より背丈と戦闘力が低そうなこの独裁者には、4.666の数値を与えよう。 また、戦車の戦闘力は、モデルの38式軽駆逐戦車ヘッツァーからそのまま38相当とするのがちょうどよい? 進軍するうちに「世界は我らがものだ」から「世界は私のものだ」へと変わり、独裁者としての本性を現す。 悟天・トランクスに一斉砲撃し、轢き殺そうとしたが「相手になるには100年早い」と軽くあしらわれる。 超サイヤ人に変身した悟天・トランクスを見て「髪など染めて非行少年か」と困惑するも、攻撃は続けた。 戦車や兵隊が次から次へと湧いてきて、悟天・トランクスがやっつけてもやっつけてもキリがない。 だが、最後にはゴテンクスの「スーパーゴーストカミカゼアタック・オバケまとめて100人」で全滅し、地獄に送り返された。 ゾンビ 平均5 ジャネンバの出現で、墓の中から甦った死人たち。 ミスター・サタン（6.66）にも簡単に倒されるレベルであり、戦闘力は常人並。 グレートサイヤマンのエネルギー弾で10人まとめてストライクにされたり、ビーデルに蹴り飛ばされたり。 集団で街中を不気味に歩き回っていたが、ジャネンバの消滅とともにしばらくして消える。 独裁者率いる戦車隊の操縦者や砲撃手、歩兵もゾンビの姿をしていた。 PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会 」では、死者だけでなく生者もジャネンバの悪の気の影響を受けてしまう。一般市民の中にも、アクアミスト（ガーリックJr.編）を吸ったように凶暴化し暴徒と化す人間が出てきた。 悟飯（グレートサイヤマン） 16億（基本最大） 〔→800億（超1-4）→1600億（超2）～3200億（超2×怒り）〕 今作の悟飯はアルティメット悟飯にはなっていない。 界王神界でゼットソードを抜きはしたが、老界王神の封印には気付かなかったのだろう。 そうこうしているうちにゴテンクスが魔人ブウ（無邪気）を倒してしまい、悟飯の出番がなくなったと思われる。 だが、腕力の強化で全盛期の力を取り戻し、その後も修行を続け、おそらく超2変身も完全にものにしたはずだ。 今作の登場時には紫の道着を着ており、稽古の後らしく食事をモリモリとおかわりしていた。 ゾンビたちの出現でグレートサイヤマンとして出動。 フリーザに対しては素顔で接し、「悪は絶対に許さない、ソ～ンゴハ～ン!」とポーズを決める。 もはや超サイヤ人にならなくとも、界王神のようにフリーザをも一撃で倒せるようになっていた。 その後は神龍に願う以外特に活躍シーンもなく、最後に「不思議な一日だったなあ」と振り返るだけ。 PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会 」では、超サイヤ人2からアルティメット悟飯まで本領を発揮。少年期の自分と出会う不思議な展開も用意されており、悟空にはビーデルとの子ではないかと疑われる。 チチ 130（通常時 ジャンプ付録） 食欲旺盛な悟飯・悟天兄弟には呆れ、あふれかえった食器にはうんざり。 あの世でのんびりと暮らしている悟空がうらやましいとまで思ってしまう。 （本編では悟空も生き返って大飯食らいのサイヤ人三人、面倒を見るのも大変だろう） だが、ビーデルさんがいいお嫁さんになってくれそうで、将来が楽しみでもあるお義母さん。 ビーデル 20（通常時）→30（戦闘時） 本編ではすでにグレートサイヤマン2号として活動している時期だが、今作では素顔で私服。 第25回天下一武道会でスポポビッチに敗れ、仙豆で回復した後に着替えたカジュアルウェアでの登場。 グレートサイヤマン2号にはなっていないが、悟飯には感化されており、悟飯くんの何もかもがカッコイイ。 「気」に習熟することで戦闘力を伸ばしつつ、こっそり花嫁修業でもしているのだろうか。 今作のように自ら進んで皿洗いする姿は、本編初登場時の様子からはとても想像できない。 チチに「いいお嫁さんになる」と言われると、嬉しそうに舞い上がってお皿を割ってしまったり。 PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会 」では、悟飯と親密に交際していることがうかがえる。ビーデルの部屋には、グレートサイヤマン（悟飯用）の衣装のスペアが置いてあるらしい。 悟空のことを早くも「お父さん」と呼んだり、少年期の悟飯を抱きしめてみたり。 お姫様抱っこされたり、クウラの人質にされたり、しっかりとヒロイン役をこなしている。 ミスター・サタン（マーク） 6.66 本編では無邪気ブウと仲良くなって世界を救うきっかけをつくったが、この次元ではどうだろう? ブウはゴテンクスに倒されたと考えられるが、ちゃっかりまた自分の手柄にしてしまったかもしれない? 今作ではゾンビ数体をなぎ倒し、まともな活躍をしているといえばしている。 マスコミの取材を期待したがマスコミはそれどころではないようで、自分で連絡するかと去っていくサタン。 その後ろにはゾンビの群れがついてきており、まるでサタンがゾンビのボスのようにも見えた。 PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会 」には特に活躍の場はない。だが「真武道会2 」、未来トランクスの次元でかつてのウーロンのごとき活躍（?）をする。ドラゴンボールで悪の願いが叶えられる寸前、神龍に自分を宇宙一の人気者にしてくれと願った。 結果、未来トランクスの次元でもサタンは世界どころか宇宙のスーパースターとなり、また本当に世界を危機から救うのだ。 フリーザ（最終形態50％） 6000万（大全集など） 地獄より復活せし宇宙の帝王、悪のカリスマ。 地獄の亡者ども（ボージャックなど自分よりも戦闘力が高い者も）を引き連れて、地球制覇に現れた。 しかし、グレートサイヤマン（悟飯）のパンチを腹部に一発受けただけで、あえなく爆死。 かつては宇宙を震撼させた地獄の亡者どもも、尻尾を巻いて逃げ帰るしかなかった。 単なる雑魚に成り下がった今作とは異なり、PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会 」のフリーザは一味違う。ジャネンバの悪の気を受けてパワーアップ復活を遂げており、やられても何度でも復活してくる。 あと2回の変身を残した悟空に倒されるなど、強さと立場が逆転しているのはひっくり返せない。 しかし、今作には登場しなかったセル・クウラ・ブロリーも含め、悪役としての存在意義を深める内容となっている。 キュイ 1万8000（ドドリアの言） ザーボン 2万3000（変身前 大全集） リクーム 5万5000 ジース 5万4000 バータ 5万3000 リット星人 1000～1500 その他惑星戦士（アプール含む） 1000～1500 本編「フリーザ編」から復活した者たち。全員一瞬姿が映るだけの登場。 ドドリア・グルドの姿は確認できず。（ギニューはカエルの姿で生きており、地獄には落ちていない） ジンジャー 250（巨大化） サンショ 230（巨大化） 劇場版（オラの悟飯を返せッ!!）から復活した者たち。ニッキーの姿は確認できず。 （ガーリックJr.は永遠の命を持ち、デッドゾーンに閉じ込められている） バイオマン 1000（カードダス） ミソカッツン 7300（カードダス） 劇場版「この世で一番強いヤツ」より復活した者たち。 バイオテクノロジーとロボットの融合戦士だが、魂を持ち地獄に落ちたのか。 キシーメ・エビフリャー・Dr.コーチン・Dr.ウィローの姿は確認できず。 今作とは直列のストーリーにできないため、おそらく「この世～」とは異なる時期に出現し倒されたのだろう。 ダイーズ 1万3000（カードダス） カカオ 8400（カードダス） レズン 8000（カードダス） ラカセイ 7600（カードダス） 劇場版「地球まるごと超決戦」から復活した者たち。 カカオは改造人間（サイボーグ）のまま。レズン＆ラカセイは双子でどっちがどっちと特定できない。 アモンドらしき者の姿もあるにはあるが、細かすぎて確定できない。ターレスの姿は確認できず。 やはり今作とは直列にできないストーリーのため、「地球まるごと～」とは異なる時期に出現し倒されたのだろう。 一般兵 100 ゼエウン 3万9000（カードダス） ドロダボ 4万0500（カードダス） メダマッチャ 3万9000（分身中 カードダス） コメダマッチャ（分身） 各750 劇場版「超サイヤ人だ孫悟空」から復活した者たち。アンギラ・スラッグの姿は確認できず。 ドロダボは肌が緑色（本来は茶色）、メダマッチャは肌が白色（本来は緑色）の色違いになっていた。 やはり今作とは直列にできないストーリーのため、「超サイヤ人だ～」とは異なる時期に出現し倒されたのだろう。 サウザー 17万（ジャンプ特集記事） 劇場版「とびっきりの最強対最強」から復活。クウラ・ドーレ・ネイズの姿は確認できず。 サウザーのアンダーウェアの色も違っている。（本来は紫だが、今作では黄色になっている） 今作とは直列にしにくいストーリーのため、「とびっきり～」とは似て非なる状況で倒されたのだろう。 パラガス 9000 新惑星ベジータの兵士（アンゴル含む） 1000～2000 劇場版「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」から復活した者たち。モア（パラガスの側近）およびブロリーの姿は確認できず。 やはり今作とは直列にしにくいストーリーのため、「燃えつきろ～」とは似て非なる状況で倒されたのだろう。 ボージャック 720億（通常形態） ゴクア 270億（通常形態） ビドー 260億 ブージン 255億 ザンギャ 250億 劇場版「銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」から復活した者たち。（ビドーは微妙だが） 銀河戦士「ヘラー一族」が全員そろって復活し、自分より弱いはずのフリーザに従っている。 本編とも今作とも直列にできるストーリーのため、「銀河ギリギリ～」からの直接復活と考えてよい。 悟天 10億（基本最大）→500億（超1-4） ゴテンクスで魔人ブウを倒して1年。 精神と時の部屋での修行は不要だったと思われ、本編よりも戦闘力が若干低い。 だが、兄との修行は欠かしていない様子で、伸び盛りだけあって成長率は悟飯よりもよさそうだ。 1年前（および劇場版前作）の、8億（基本最大）→400億（超1-4） から1.25倍アップとした。 今作では、トランクスとともにドラゴンボール探しと独裁者退治に大活躍。 ドラゴンボール探しの途中、老人の打ったゴルフボールが鼻を直撃する。 意地悪のつもりでそのボールをカップに隠したのだが、老人にホールインワンを達成させ喜ばせることに。 今回の騒動を収めたのは誰なのか、悟飯にはさっぱりだったが、悟天とトランクスは知っている。 悟飯にそれを尋ねられると、悟天は「♪ひみつ、ひみつ、ひみつのゴテンちゃ～ん」と歌ってごまかした。 PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会 」では、悟天は未来トランクスから釣り道具のカプセルをもらう。その釣り道具は未来トランクスの師匠のもの。つまり、未来の悟飯から譲り受けたものだった。 厳しい戦いの中に身を投じた未来悟飯だが、自然を愛する心根は失っていなかったというエピソードだ。 悟天の目の前には、友達のトランクスと大きくなった未来のトランクス、二人の異なるトランクスがいる。 現在の兄、悟飯とは異なる未来の兄。自分の生まれなかった世界。悟天はどのように思いを馳せるのだろう。 トランクス 10億5000万（基本最大）→525億（超1-4） 父・ベジータを失っているが、「ママを大切にな」という言葉を胸に、強くたくましくあろうとしているだろう。 友でありライバル・悟天との対決ごっこで技を磨き、悟飯にも時々鍛えてもらっているかもしれない。 本編、精神と時の部屋で身に着けた戦闘力 11億5000万（基本最大）→575億（超1-4） にはあと少し。 今作では、悟天とともにドラゴンボール探しと独裁者退治に大活躍。 ドラゴンレーダーに示された「4」の数字の場所、ゴルフ場のカップの中には最後の四星球があった。 （レーダー上の数字は本来、一箇所に集まったボールの数を示すもので、ボールの種類ではないのだが） 呼び出された神龍に対しては、何故かつまらなさそうにムッとしていた。（はしゃぐ悟天に対して大人ぶったのか） しかし、「神龍のケチ」と言う悟天の口を慌ててふさぎ、神龍の機嫌を損ねないようにした。 PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会 」では、未来（別次元）の自分と対面する。剣の話題となり、現在のトランクスはまだ勇者タピオンから剣をもらっていないことが判明する。 つまり、真武道会のストーリーは劇場版「龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」の前に入ることになる。 ドラゴンボールの使用条件を考慮すると、魔人ブウ編からドラゴンボールGTまでの時系列は以下のとおり。 ジャネンバとのラストバトルで、ゴジータになるかベジットになるかの選択肢がある。 ベジットを選択すると3つ全ての願いが叶えられてしまい、ドラゴンボールの復活までさらに1年。 （1.少年悟飯を元の時代に返す 2.ポタラを直す 3.ポタラを地獄まで届ける） 悟飯がハイスクールを卒業し大学に進学した時期となってしまい、「龍拳爆発～」のストーリーが成立しなくなる。 ゴジータを選択した場合のみ、願いは残り2つとなり、ドラゴンボール復活までの時間が短縮される。 （ベジータがゴテンクスに1つ願いを叶えさせると約束していたが、それはなしにする） 真武道会のストーリーから4ヶ月後にドラゴンボールが願い2つの状態で復活し「龍拳爆発～」を迎える、とするのがよい。
神龍 640 今作が魔人ブウが倒れて1年後の世界だということが、この神龍から判断できる。 この次元でも魔人ベジータが天下一武道会場で大勢の人を殺害し、それを甦らせたことは間違いないだろう。 （本編ではその場にビーデルがいたが、この次元では不在? 今作のビーデルは神龍を初めて見る様子） 大勢の人間を一度に甦らせたため、神龍で叶えられる願いは残り1つに減少。（1.5個分の願いを消費） そのまま返されたことで、ドラゴンボールの復活までは半年と期間が短縮された。 本編では半年後、残った1つの願いで魔人ブウに関する記憶を人々の頭から消した。 だが今作の神龍は、3つ全ての願いが叶えられる状態で呼び出された。 つまり、以前ドラゴンボールで願いを叶えてから、確実に1年は経過しているという証拠だ。 1年が経ち、デンデの戦闘力は900に自然成長。 合わせて、神龍の戦闘力も640にアップしている。 しかし、亡者の氾濫を止めることはできない。 死者の運命は閻魔大王の管轄で、神や神龍の力を大きく超えた問題だった。 何と、願いの叶えられなかった神龍はそのまま放置されてしまう。 日が暮れても（神龍が出ている間は夜になるはずだが）「願い事はまだかな」と律儀に待ち続けていた。 （PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会 」アーケードモードでは、優柔不断なクリリンに対して「時間切れ」）ブルマ 4 ブリーフ夫妻 3.5 神龍を呼び出す場面でちょこっと登場。 亡者の氾濫を止められないという神龍に、ブルマは他の頼み方はないかと思案する。 が、よい解決策は思い浮かばなかったようで、神龍はカプセルコーポレーションで放置されてしまう。 ブルマはベジータがいなくとも、トランクスを支え、トランクスに支えられ、両親家族とともに元気に過ごしている。 そう、神龍もいらないくらいに?
この次元の魔人ブウ（無邪気：戦闘力 1兆）は、超1-4ゴテンクスに倒された可能性が非常に高い。 当時の超サイヤ人3悟空（1兆2000億）を上回る4兆の戦闘力で、ちょちょいとやっつけてしまったのだろう。 それから1年後にあたる今作では、戦闘力を5兆に伸ばしている。 ジャネンバ（初期形態）には勝てるが、ジャネンバ（最終形態）には通用しないレベルだ。 本来は感じることのないはずの死者の気、ゴジータの気を感じ取った悟天とトランクス。 ゴジータの誕生と呼応するように、ゴテンクスへとフュージョンした。 超サイヤ人状態からのフュージョンで、通常ゴテンクスは登場しない。 また、精神と時の部屋での修行をしていないと考えられるので、超サイヤ人3には変身できないだろう。 「スーパーゴーストカミカゼアタック・オバケまとめて100人」で独裁者率いる軍隊を全滅させた。（自分もちょっと巻き添え） PSP用ゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会 」では、ゴテンクスでも悟空をお父さん、ベジータをパパと呼び分けている。悟天とトランクスの記憶と人格は一体となっているが、ドラゴンボールに願う時には迷った。 叶えるのは悟天の願いかトランクスの願いか。「食べきれないお菓子」か「遊び放題の遊園地」か。 迷った挙句、ゴテンクスは「お菓子の遊園地」と神龍にお願いした。（アーケードモード） -VS ジャネンバ- 紫数字：完全推定数値 ジャネンバ（最終形態） 7兆7000億（最大） 巨大な初期形態ジャネンバが、超サイヤ人3悟空のダメージを受けた箇所から自身を吸収変化。 普通の人間サイズにまで縮小したが、より邪悪に、より戦闘的に凝縮された肉体となった。 無垢な初期形態を表の顔とすれば、この邪悪な最終形態は裏返った裏の顔といえるだろう。 戦闘力は誕生時の悪ブウ（6兆）より高いが、最大パワーを引き出した悪ブウ（36兆）には及ばない。 魔人ブウとジャネンバの戦闘力を比較すれば以下のようになる。
格闘ゲームには「ドラゴンボールZ Sparking!  」から参戦。「Sparking! NEO 」では変身前のジャネンバと区別するため、「ジャネンバ（最終形態）」として登場。（ここではその区別を採用し、変身前のジャネンバを「ジャネンバ（初期形態）」とした） 「Sparking! METEOR 」「レイジングブラスト 」「レイジングブラスト2 」では「スーパージャネンバ」と呼ばれている。「インフィニットワールド  」では、「ジャネンバ」の名で登場。『アルティメットブラスト 』では巨大ジャネンバとの戦闘後、スーパージャネンバとして復活する。PSP用ゲーム「真武道会 」のドラゴンロード（ストーリーモード）は、今作をベースとしたストーリーとなっている。魔人ブウ編後にジャネンバが出現するというストーリーで、今作のスペシャル拡大版といえる内容だ。 ジャネンバはサイケ鬼を媒介とせず、悪の気が集まることで自然と、何体でも出現する。 あの世とこの世の境が崩れるという展開は、ドラゴンボールGTの超17号編につながる流れだ。 ゴジータの登場も同様で、邪悪龍編の超サイヤ人4ゴジータにつながるゴジータがここに生まれた。 続編の「真武道会2 」では、未来トランクスの次元にも登場している。シン（東の界王神）によれば、ジャネンバは「魔人ブウと並び、倒さなければならない危険な者」。 ジャネンバは大昔にも猛威をふるったことがある伝説上の存在であることが語られたのだ。 真武道会2のジャネンバは、アルティメット悟飯以上の強さ（60兆以上?）にパワーアップしている。 （しかし、そのジャネンバをパイクーハンが倒し、そのパイクーハンをバーダックが倒し、そのバーダックを悟飯が〔略〕） （悟飯が言うにはジャネンバは遊んでおり、パイクーハンに敗れたのはそのためだと考えられる） ベクウ 2000万（最大） 悟空とベジータがフュージョンに失敗し、縦に縮んで横に太ったゴジータとなった姿。 （企画段階では激痩せバージョンもデザインされていたが、実際には登場せず） ベジータがポーズの最後で人差し指を伸ばさず、グー（握りこぶし）のままだったことが原因。 自身ではゴジータを名乗ったが、北の界王には「できそこないのゴジータ」と言われ、南の界王に「ベクウ」と命名された。 キャラクターデザイン段階では、激痩せしたベクウ（ゴジータ）も登場が予定されていた。 戦闘力は基本となるベジータ（20億）の1/100の、2000万にまでパワーダウン。（超化もできないだろう） フュージョンの解除まで30分もつかどうか不安視されたが、そこそこの耐久力と意外なすばしっこさを見せる。 また、予想外の動きで、相手の技を見切ることに長けたジャネンバを惑わせた。 ちょっとその気になってボコボコにされてしまうものの、どうにかこうにか30分経過。 ジャネンバの放った伸びる巨大針が突き刺さる寸前、悟空とベジータに分離して回避した。
「オレは悟空でもベジータでもない。オレは貴様を倒す者だ」 通常状態の悟空とベジータがフュージョンしたが、いきなり超サイヤ人（1-4）での登場。 超1といってもオーラの量が尋常ではなく、死者であるにもかかわらず悟天・トランクスに気を感じ取らせた。 戦闘力はベジータ（20億）を基本とし、フュージョン（×100）、超1-4変身（×50）で10兆。 ジャネンバ最終形態、7兆7000億の戦闘力を瞬殺できるほどのパワーアップを果たした。 （Vジャンプ 2004年7月号の「DB魂」では、超サイヤ人ゴジータの推定戦闘力が25億以上となっている） （だが、ここまで完全推定してきたように、その数値では少なすぎるといわざるを得ない） （25億とは、悟空とベジータの基本戦闘力の平均値とするのが相応しい） 〔ゴジータ 20兆（超2）→80兆（超3）〕 ゴジータが超サイヤ人2、超サイヤ人3と変身した場合の戦闘力。 本編では、悪ブウの体内で悟空がベジータとのフュージョンを考えていた。 ゴジータなら悪ブウにも勝てると計算していたわけだが、超1ゴジータ（10兆）では無理だ。 悪ブウ（36兆）に勝つには超2ゴジータ（20兆）でもまだ足りず、超サイヤ人3（80兆）にまで変身する必要がある。 魔人ブウ編のサイヤ人戦士（上位）とゴジータ、ブウ、ジャネンバの戦闘力を比較した場合、以下のようなランキングになる。
PSP用ゲーム「真武道会 」のラストバトルでゴジータを選択した場合、ベジット（ジャネンバが生み出したコピー）との対戦になる。「レイジングブラスト 」ではゴジータとベジットが最強決定戦をおこなうというIFストーリーがある。ゴジータとベジット、どちらが強いかといえば、本編を見る限り明らかにベジットのほうが遥かに上。 よく同列に比較されることの多いゴジータとベジットだが、超3ゴジータでも通常ベジットには敵わないだろう。 「真武道会2 」では、アルティメット悟飯を倒すほどのジャネンバ（60兆以上?）を、超1ゴジータで倒している。そのジャネンバが、アルティメット悟飯2人（現在と未来、2人の悟飯が存在）を相手に激しく消耗していたか。 あるいは、多少消耗したジャネンバを、演出上は超1だが実は超3ゴジータになって倒したと考えるしかない。 ドラゴンボールヒーローズGM（ギャラクシーミッション）3弾  で超サイヤ人3ゴジータが実現した。（ミラクルバトルカードダス ドラゴンボール改 「プライドオブプリンス」  にも遅れて登場）超3悟空と超3ベジータがフュージョンすることで誕生する。 超2ゴジータは未登場。 〔ジャネンバベビー 770兆 or 7700兆〕 ドラゴンボールヒーローズGM（ギャラクシーミッション）4弾  から登場。ドラゴンボールGTのベビーがジャネンバ最終形態に寄生した、カードゲームオリジナル形態。 カードには「邪念の支配者」とある他、 圧倒的な力を持つジャネンバすらも乗っ取ってしまったベビー。 悪と憎しみの心が融合した最強最悪の敵が誕生した! と紹介文が書かれている。 前弾から登場した超サイヤ人3ゴジータの宿敵となりそうな雰囲気だが… ドラゴンボールGTの超17号編、地獄から甦る強敵たちの中にベビーの姿はなかった。 だがもし、ベビーが地獄に存在し、ベジータ以上の宿主に巡り会えていたとしたら? ドクター・ゲロ（人造人間）とドクター・ミュー（マシンミュータント）が手を組んだように― そして、ミューがゲロを裏切り、超17号を究極のマシンミュータントと仕立てたように― ベビーがジャネンバを共謀するよう見せかけ完全支配し、憎悪増大贈収賄!? さて、ジャネンバの戦闘力を＜超非公式＞流に導き出してみよう。 ベビーの寄生パターンには2種類ある。 宿主と見た目も強さも変わらない通常寄生と、見た目が変化し強さが大幅に増す融合寄生。 このジャネンバベビーは、ベジータベビー（スーパーベビー1・2）同様の融合寄生のようだ。 ベジータに融合寄生したベビーは、ベジータの戦闘力をフュージョン級（100倍）にまで高めている。 となれば、ジャネンバベビーの戦闘力も、ジャネンバ最終形態の100倍とするのが道理だろう。 では、基準となるジャネンバの戦闘力は、オリジナル劇場版か、それとも「真武道会2 」か?ドラゴンボールGTに登場する超4ゴジータは、真武道会2のゴジータの延長上的な存在だと考えられる。 よってこのジャネンバベビーも真武道会2基準が相応しいが、まあオリジナル劇場版でも構わないだろう。 （ドラゴンボールヒーローズ内で展開されるエイジミッションは何でもありのIFワールドなのだから） 劇場版オリジナルのジャネンバを基準とした場合、7兆7000億×100＝770兆。 真武道会2のジャネンバを劇場版の10倍として、77兆×100＝7700兆。 ドラゴンボールGTを含めて戦闘力比較すると、以下のようなランキングになる。
何と、超3ゴジータが最下位になってしまった。 カードでは超3ゴジータとジャネンバベビーはいい勝負だが、実際の戦闘力ではそうは行かないらしい。 ジャネンバベビー（真武道会2基準）が、スーパーベビー2以上大猿ベビー以下というのも興味深い結果だ。 GM4弾ではまだ超サイヤ人4が登場していないことを考慮すると、このランキングは実にいい塩梅になったといえる。 |
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